賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業界は、まだまだ「体育会系」「男性社会」というイメージを持っている方も多いですが、最近では、不動産業界でも多くの女性が活躍されています。
女性社員のほうが有利な場合もあり、積極的に採用する不動産企業も年々増えています。
今回は、「不動産業界でも女性は活躍できるのか」、「女性社員採用のメリットと注意点」、「女性が働きやすい会社をつくるためのポイント」について解説します。
不動産業界は、まだまだ男性が多い業界ではありますが、ここ近年、女性の雇用数は増加傾向にあります。
不動産業界でも女性は活躍できるのかについて解説します。
不動産業界は、いわゆる実力主義の社会。
性別や年齢に関係なく、どれだけ家を売れたか・仲介をできたかの結果で評価されることも多いです。
コミュニケーション能力が高く、不動産営業のセンスがあれば、女性でも活躍できる環境です。
給与も歩合制のところが多く、頑張った分だけ自分に還元されます。
不動産業は、顧客との信頼関係が最も重要になります。
男性に比べると女性の方がお客様に警戒心を持たれにくく、お客様の要望や悩みなどを引き出しやすくなります。
お客様の要望や悩みに対して寄り添った提案をおこなうことができれば、より信頼を得ることができ、結果的に自身の営業成績へと結びついていきます。
女性スタッフがいる不動産会社であれば、女性や高齢のお客様も安心して来店できますし、新規顧客の獲得も期待できます。
いかに家を売るか・契約させるかといったように、体育会系で男性社会のイメージが強い不動産業界ですが、今後はさらにサービスも多様化していくと考えられます。
中には女性をターゲットにした事業展開も多く行われることから、女性も活躍できる環境が拡大していくとされています。
単に営業をするだけでなく、女性ならではの視点を生かした仕事も増えてくるでしょう。
不動産事務とは、契約に必要な書類の作成や、宅建士の資格を生かした契約時の重要事項の説明などを行う専門的な仕事です。
宅建士の資格を持っていることで、転職活動時に有利になるだけでなく、資格手当が支給される会社も多く存在します。
不動産業界では、事業所に一定数の宅建士を置いておかなければならない決まりがあり、一度取得した宅建士の資格を生かして、一生涯働くことが可能です。
また、ライフプランなどで産休・育休を取った後でも復帰しやすいことも魅力です。
「営業はちょっと難しいけど、将来的なことも考慮して、手に職をつけたい」という人にピッタリな職種といえるでしょう。
女性の一人暮らしなど男性スタッフにはなかなか分かってもらいにくいところや言いにくいことがあり、女性スタッフに相談をしたいという利用者も増えています。
そういった背景から、女性のお客様の気持ちもカバーできる女性スタッフの需要が高まってきています。
不動産業界は、女性の管理職の割合も高い傾向にあります。
企業規模の観点から見ると、中小規模の企業であるほど女性の管理職の割合が高くなっています。
やはり何事においても明確な目標を持っている方が活躍できるでしょう。
なぜなら、明確な目標があることによって、どんな仕事でも自ら進んで努力できるからです。
不動産会社で女性社員を採用することにより、どのようなメリットがあるのでしょうか。
不動産業界の営業の中でも、不動産投資などは特に電話での営業が主となることがあります。
電話での連絡や営業の場合、男性であると初見は警戒されやすい傾向にあります。
一方女性は、物腰が柔らかい話し方で警戒心を持たれにくく、お客様に安心感を与えることができます。
特に不動産投資は、1回の利益もとても大きいことから、女性の需要が高まっています。
商談の場で的確な提案をするには、顧客の要望を正確に汲み取ることが大切です。
一般的に、女性の方が観察眼に優れ相手の気持ちを理解するのが得意だといわれています。
「女性目線で提案できる」など不動産業務で女性が適している場面は多々あります。
家事動線をはじめ細かい配慮や提案ができるのは、大きな強みです。
では、女性社員を採用する際の注意点は何でしょうか。
女性の場合、産休や育休で仕事を長期間離れる可能性があります。
長期間の不在により、信頼関係を築いていた顧客が離れてしまわないよう、情報共有やチームワークが大切になってくるでしょう。
今後さらに女性の活躍の場が広がりそうな不動産業界。
「女性のスタッフを雇いたい」と考えている経営者の方もいらっしゃるでしょう。
最後に、女性が働きやすい不動産会社にするためのポイントをいくつか紹介します。
全ての従業員が長く安心して働くことにもつながるので、ぜひ参考にしてください。
明らかに女性の比率が少ないと、女性が働きにくい労働環境であったり、制度が整っていないのではないかと思われてしまいます。
女性が働きやす環境を整え、男女比の差を少なくしましょう。
最近では、産休や育休に関する理解が広まり、多くの不動産会社で産休や育休の制度を設けていますが、不動産業界ではまだまだ休みがとりづらいといった雰囲気もあるようです。
社員が休みを取りやすい制度や雰囲気をつくることが重要です。
また、社会復帰しやすい会社の文化をつくることも大切です。
年間休日数や休日もポイントです。
業務の効率化を図るなど、休みをしっかり取れる仕組みづくりを行いましょう。
不動産業界では、平日が休みになることが多いですが、シフト制などを取り入れることで土日休みも可能になり、応募者は魅力に感じるでしょう。
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「休みを取っても、仕事のことが気になる…」と感じている女性社員も少なくありません。
こうした社員がいる組織では、その人がいないと仕事が回らないという状況になっている場合があります。
いつ休んでも業務が滞らないように、業務内容を共有できる仕組みをつくることもポイントです。
密に情報共有ができる組織づくりや仕組みづくりも働きやすい環境形成につながります。
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情報共有をスムーズにおこなうには、普段から社員同士がチームとしての意識をしっかり持つことも大切です。
たとえば、チームで具体的な行動や目標を決め、同じ方向を目指すことができる組織にするのもいいでしょう。
また、個人にノルマを課すのではなく、チーム全体にノルマを課すようにすることも、連帯感を高めるうえで有効です。
歩合制を採用している不動産会社だと難しい一面もありますが、女性が多い組織の場合はチームプレイで戦うスタイルにすると、うまくいく場合もあります。
不動産業界は、性別に関わらず活躍ができる業界です。
女性社員のほうがきめ細やかな提案で、信頼感や安心感を与えることができる場合もあり、他社との差別化にもつながります。
産休や育休といった長期休暇に対する制度設計など、女性が働きやすい環境を整え、積極的な女性社員の採用をぜひ検討してみてください。
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