賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
社会人であればロジカルシンキングという言葉をよく耳にするかと思います。
ビジネスパーソンにとって重要なスキルとは言われますが、具体的にどのような場面で役立つものかご存知でしょうか?
今回は、実際ロジカルシンキングにはどのようなメリットや活かし方があるのか、そして実際どうやって身につければ良いのかについて解説します。
ロジカルシンキングについての詳しい記事はこちら
https://retech-network.com/posts/detail/546
ロジカルシンキングは読んで字のごとく「論理的な思考」を指し、物事を結論と根拠に分けてそれぞれがどのようにつながっているのかを把握する思考法です。
これがなぜ働く上で必要とされるかというと単純明快、活用できるビジネスシーンがとても多いからです。
以下はロジカルシンキングが活躍するシーンの一例です。
・文章作成
・プレゼン
・商談
・企画立案
・報連相
・業務振り返り
このようにロジカルシンキングは仕事をする上でほとんどの場面で活用することができます。
それもそのはず。
仕事というのはどこまでいっても費用や成果など数字がついて回ります。
なので、私生活のように感情で動くのではなく、基本的には全てに理由をつけて論理的に考えていかなければならず、その上でロジカルシンキングは必要となるわけです。
では実際、ロジカルシンキングを身につけるとどのようなメリットがあるでしょうか。
見ていきましょう。
まずメリットの一つ目として、生産性が向上し業務効率が高まることが挙げられます。
ロジカルシンキングには様々なフレームワーク(思考の枠組み)があり、その中の特に「イシューツリー」というものを用いることで物事の本質を見極めることが可能となります。
それによって物事の核となる部分が分かるので、無駄な思考やプロセスを省け、結果として業務の効率化に繋がります。
重要な部分を理解せず間違った取り組み方をしてしまい後で間違いに気づくとロスがとても大きくなります。
しかし、あらかじめ要点がわかっていれば、のちに修正があったとしても最小限で済むと言うわけです。
イシューツリーに関する記事はこちら
https://retech-network.com/posts/detail/495
意外と気づいていない人が多いのですが、ロジカルシンキングができるようになるとコミュニケーション力が大きく向上します。
人と会話をしていて、「何が言いたいのかわからない。」「話が長い。」と思ったことありませんか?
それは伝えたいことの要点を掴んでいなかったり、話の順序、つまりは論理の組み立てがバラバラになっているからです。
伝える力とは「必要な情報を適切に伝える力」であり、特にビジネスで時間はとても貴重なので相手の時間を奪わない要点だけを簡潔にまとめた話し方ができるとそれだけで信頼感を得られることも多いのです。
問題を解決する上で一番重要なことは原因の解明です。
原因が特定できなければ対応策も考えられません。
また、原因が分かってもそれが表面的な部分のみであれば対処療法しか取れず、根本的な解決には至りません。
ロジカルシンキングを身につけ「ロジックツリー」や「MECE」といったフレームワークを活用することで、原因を抜けや漏れなく羅列しそこから直接的な原因を特定することができます。
根本的な原因を特定し、そこに対する適切な解決法を考えることができる人材がビジネスで必要とされるのです。
ロジックツリーに関する記事はこちら
https://retech-network.com/posts/detail/498
MECEに関する記事はこちら
https://retech-network.com/posts/detail/119
先ほどのメリットとかぶる部分はありますが、ロジカルシンキングを身につけることで課題を多角的に分析し、因果関係や相関関係を踏まえた上で問題解決を行うことができます。
課題といってもそれ単体であったり、様々なものが絡み合った複雑な課題もあります。
それを分類し、何がどのように関わりあっているのかその関係性を分析、深堀することで問題の要点を掴むことができます。
ビジネスの場では相手と意見が食い違い平行線を辿るケースも珍しくありません。
そう言った時に自分の意見を通し、かつ相手を納得させるには論理的な説明が必要となります。
理屈もなくただ自分が正しいと思っているだけでは当たり前ですが誰も納得してくれません。
逆に筋道の通ったものには反論ができませんし、相手も理解してくれるでしょう。
こう言う場面でもロジカルシンキングは効果を発揮するのです。
ここからはロジカルシンキングが身につくトレーニングについて紹介します。
ロジカルシンキングを身につけるにはまず「空・雲・傘」という基本的な思考のプロセスを意識しましょう。
これは、「①空が曇っている→②雨が降りそうだ→③傘を持っていこう」つまり「①事実を見て、②判断し、③行動をとる」という思考の流れで、実は私たちが日頃意識せずにしていることです。
普段の何気ない行動もこれに則って行われていることが多いので、改めて意識し考えてみることで難しい問題にも応用できるようになっていくでしょう。
結論から話すことを意識するのも効果的です。
説明などを先に話して結論に持っていこうとすると前置きが長くなることが往々にしてあります。
逆に結論を先に話すとその結論に至るまでに必要な要素が明確になるのでまとめやすくなります。
ロジカルシンキングは課題の解決策を見つけるために用いられることが多いですが、基本的には現状に至った原因を特定することが先でその後にそれを踏まえて解決策を導き出します。
そのため結論ありきの話し方を心がけることはロジカルシンキングの訓練になるのです。
そして案外難しいのがゼロベース思考を習慣化させることです。
論理的に考える上では事実をベースに考える必要があります。
不確定な経験や先入観、思い込みなどが含まれてしまうと正しい分析ができなくなり、出てくる結果も歪んだものとなってしまいがちです。
「事実とそれ以外を明確に分ける」「他の人の意見ももらい偏りをなくす」などゼロベースでの思考ができるよう心がけてみましょう。
ロジカルシンキングは働く上で最重要と言っても良いくらいの必須スキルです。
できる人とできない人では年収に差が出るとも言われていますしメリットも多いので、身についていないと思う人はこれを気に徐々にできるようトレーニングをしてみてはいかがでしょうか。