賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業界では、SNSを活用して物件情報の発信や集客を行うことが一般的になってきています。
その中でも、ショート動画はSNS上での情報発信に非常に有効であり、物件紹介のショート動画を活用する企業が増えてきています。
そのような物件紹介のショート動画を見ることはあっても、いざ自社で作成して投稿してみようと考えると、いったい何から始めたら良いかわからないという方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、物件紹介のショート動画を不動産のSNS集客に活用するメリットや、作成、投稿の方法について解説させていただきます。
物件紹介のショート動画を活用している不動産会社やSNSアカウントも事例として紹介させていただいている記事も合わせてご覧ください▼
ショート動画は、写真やテキストよりもより鮮明な印象を与えることができます。
物件内部や外観、周辺環境などを動画で紹介することで、視聴者に生き生きとしたイメージを与えることができます。
また、音声を加えることで、雰囲気や情報も印象深く伝えることができます。
パッと目に飛び込んできた物件紹介の動画の印象が鮮明でインパクトがあり、ついつい見入ってしまう、という効果があります。
誰もがスマホで、隙間時間に何気なくショート動画を見るアプリを開いている、と言う状態はもう世代を問わず一般的になっています。
ショート動画は、通常の写真やテキストに比べて視聴率が高く、情報を受け取りやすいツールです。
もちろん、これは言い換えれば、情報を与えやすいツールであると言う事になります。
見るだけでなく聞くこともできる動画は、より多くの人にアピールできる可能性が高いでしょう。
また、ショート動画は、見ようとする意識がなくても、目に飛び込んできたら短い時間に見終えることができるため、気軽に最後まで見てしまいます。
その短い時間に視覚から得る情報量の多さが効果的だと考えられます。
投稿されている頻度や、内容の興味深さ、音楽で印象づけるなどの効果的な動画は、反響にも結びつきやすいと考えられます。
また、流行のSNS、人気のSNSマーケティングは
1位:Instagram(インスタグラム)
2位:YouTube(ユーチューブ)
3位:Twitter(ツイッター)TikTok(ティックトック)
4位:Twitter(ツイッター)
5位:LINE(ライン)
であり、1位〜3位は「ショート動画を配信している」「ショート動画がよく見られているる」という理由があります。
このことからも、ショート動画の効果が期待されます。
ショート動画は、SNS上でのシェアがしやすく、拡散効果が期待できます。
物件情報を共有したい人が、自分のアカウントでシェアして、友人やフォロワーに広がっていくことで、より多くの人に物件情報を知ってもらうことができます。
本人がその情報を必要としていない場合も「これをあの人に教えてあげよう」という風にシェアされることも多いのが、時代の特徴でもあります。
そのように拡散力があります。
ポータルサイトでの物件紹介と、ショート動画での物件紹介には、大きく異なる点があります。
そしてその「異なる点」が、実は反響の効果を挙げるためにとても有効だと言うことができます。
それは、ポータルサイトが「物件の詳細を紹介する」ための機能が中心になっていますが、SNS集客の場合は「アカウントのファンを集める」機能として活用されます。
つまりユーザーにとって、SNSは日常で何気なく利用する中で、受動的に物件情報に出会っているに過ぎませんが、「いつか引っ越しをする時」に、過去に見たことのあるアカウントへ問い合わせてみよう、と言う確率が高くなります。
そして、自社に問い合わせられ、成約率につながる確率が上がるのが、SNS集客のポイントだと考えられます。
このケースでは、SNSを利用している人=部屋探しユーザー、とは言えませんし、ポータルサイトを利用する人は「能動的」で、SNSの場合は消費者側の情報の取り方が「受動的」だと考えられますが、いざいつの日かのためにアカウントをフォローしてあり、その「いつの日か」が来た際には、物件の問い合わせと言う形ではなく、会社への問い合わせとして、反響が期待されます。
つまり、SNS集客の場合は、短期的に成果を出すことは難しいものの、長期的な視点で見ると効果的であるケースがあります。
不動産業界では、SNSを活用して物件情報を発信することが不可欠な時代になっています。
ショート動画を活用することで、より多くの人に物件情報を知ってもらい、集客効果を高めることができます。
では、どのようにしてショート動画を作成していくのでしょうか。
作成の方法として抑えるポイントを解説します。
ショート動画は、時間的に制限があるため、必要な情報を的確に伝えるようにしましょう。
物件の魅力を最大限に引き出し、見どころやポイントを分かりやすく伝えることが大切です。
その短い時間で見られる事がユーザーから見たSNSのメリットであるため、いかに時間的な制約の中に、物件の魅力を的確に表現できるかが一番大切なポイントになります。
そのためには、以下の点を抑えると良いでしょう。
・動画全体の構成:どこを撮るか、何を見せるか、どんな動線が見やすいか、あらかじめ打ち合わせが必要です。
・光の加減や、部屋の明るさ:せっかく出来た動画が暗い印象では物件の良さが伝わらないどころか、興味を感じられない物件としてかえって悪い印象を与えてしまうかもしれません。明るい印象で撮影できる事は大切です。
・ナレーションのテキスト:短い時間の中で、要点を絞って物件を音声で解説する必要があるため、声を入れるとしたら、ナレーションの原稿が必要です。
・紹介している人の立ち位置や表情:人が紹介するスタイルのショート動画を作成するとしたら、その人物の立ち位置や表情、手の使い方などがポイントとなります。表情や仕草は大きすぎるくらいの方が、物件の魅力が伝わりやすくなるので、演出方法を練習してみたら良いでしょう。
不動産の物件紹介には、ターゲット層があるため、ターゲットに合わせた配信方法を選ぶ事がポイントです。
例えば、若年層に向けた物件の場合は、InstagramやTikTokなどのSNSでの配信が効果的である場合があります。
一方、中高年層に向けた物件の場合は、FacebookやTwitterなどのSNSでの配信が効果的である場合があります。
また、地域性を重視した物件の場合は、地域のコミュニティサイトやブログなどを活用した配信方法も有効です。
ショート動画は、視聴者の注意を引くためにクオリティの高い動画が効果的です。
なぜなら、最近はこのショート動画がとても流行っている事から、どの動画もクオリティが上がってきているため、見る人にとっては、クオリティ重視で興味や関心を持つと言う傾向があります。
そのために、動画の編集には工夫が必要です。
例えば、
・編集ソフトや編集アプリの機能をある程度でも良いので使いこなす
・音声の質にも気を配る(マイクを使うと雑音が入らない)
・効果的なBGMをつける(大き過ぎない、物件紹介を邪魔しない音楽)
・ナレーションを加える(最近は自動音声を入れるのも流行です)
・効果的なわかりやすいテロップを入れる(凝ったフォントより見やすい事が重要です)
ことで、より多くの人にアピールすることができます。
ただし、あまりに凝りすぎた編集や、奇抜なセンスを重視してしまうと、肝心の「物件の紹介」の力が薄くなってしまい、かえって物件の魅力が伝わりきらないという可能性も出てきてしまいます。
あるいは、凝った編集に疲れてしまい、SNSの投稿が億劫になり、フェードアウトしてしまうことも考えられます。
撮影や編集技術に熟練した専門家に依頼する方法もありますが、ショート動画の作成の範囲でしたら、自社の社員が制作にあたる事は、それほど高いハードルではないと考えられます。
自社で制作する場合は、機材やソフトウェアについて事前に調査し、勉強や準備をしておくことが重要です。
最近は動画編集そのものも流行していて、初心者でもわかりやすく編集できるソフトやアプリも流行しています。
また、編集方法を詳しく解説するYouTubeやブログもたくさん公開されていますので、参考にすると良いでしょう。
また、撮影時だけでなく編集時にも、動画の明るさや音声には気を配ると効果的な動画を作ることができます。
視聴者に快適な視聴環境を提供することも大切です。
・音楽の効果:見る人が興味や関心を惹きやすい音楽を使う。または宣伝効果として、この音楽が流れればこの会社の動画だという、コマーシャルソング的な意識付けもできる。
・テロップの入れ方:音声と共に、テロップからのダブルで情報を獲得する時代。効果的なテロップの入れ方には研究が必要です。
物件紹介のショート動画は、常に最新の情報に更新することで、視聴者の興味を引き続けることができます。
また、新しい情報を提供することで、リピート率の向上や、購入意欲の高まりにつながる可能性もあります。
先にも述べたように、SNS集客でショート動画を使うことのメリットは、アカウントのファンを増やす=会社や企業のファンを増やす事ができる点にあります。
ポータブルサイトのように、ユーザーが能動的にアクセスする媒体とは異なり、あくまでもユーザーは受動的にこのショート動画を見ることになります。
受動的に、ユーザーの目に留まるアカウントにするポイントは
・定期的に
・頻繁に
・同じタイミング(時間)に
投稿が上がっている状態を生み出すことです。
動画を公開できたあとは、流しっぱなしではSNS集客の効果を上げていくことは難しいでしょう。
反響を集計して、確認や考察を定期的に行う事は必須です。
しかし、SNS集客の場合は、前述した通りユーザーが受動的にこの情報を受け取る、受け取り続けると言う形で効果を上げていくため、長期的に見た反響集計や測定をする事がポイントです。
物件紹介のショート動画を作成してSNSに投稿する手順は、以下のようになります。
まずは、ショート動画を作成する目的を明確にすることが大切です。
例えば、物件の魅力を伝えること、物件の詳細を説明すること、物件周辺の環境やアクセスについて紹介することなど、目的に応じてシナリオを考えることが重要です。
どの媒体を使って、ショート動画を載せるのかということも重要です。
登録方法などは、様々なYouTubeやブログで解説が投稿されているので、わかりやすいものを見て参考にすると良いでしょう。
また、アカウントは、そのアカウントを開く担当者の個人的なメールアドレスやIDや電話番号で登録してしまうと、その担当者が会社を退職することになった際に、アカウントの移行にとても手間がかかってしまいます。
いざと言うときに移行しやすいよう、あるいは移行する必要がないIDやパスワードを設定する必要があります。
登録上に必要なメールアドレスや電話番号は、会社単位で使用できるものを設定すると良いでしょう。
また、投稿する担当者が、投稿日に休みを取る可能性もありますから、一人だけが担当することがないよう、複数人で作成や公開ができるように日頃からチームでショート動画編集から公開までを担当すると良いでしょう。
次に、撮影計画を立てることが必要です。
撮影場所や日時、機材や照明、撮影時間などを決め、スムーズな撮影ができるように準備を整えます。
また、撮影前にはシナリオに合わせて撮影スケッチや撮影プランを作成し、撮影のイメージを明確にしておくことも重要です。
撮影は、計画通りに進めるように注意しながら行います。
撮影前には、カメラのセッティングや照明の調整、マイクのセットアップなどをしっかり行い、撮影時にトラブルが起きないようにしてください。
充電が十分でなかった、コードを忘れた、などの基本的なトラブルがないようにも気を配ります。
また、撮影時には、素材として使用する写真や映像、音声の品質にも注意を払いましょう。
人が説明する動画を作成する場合は、その本人の身だしなみ(服装・髪型・メイク)などのチェックも必要です。
撮影が終わったら、撮影した素材を編集します。
編集ソフトウェアを使って、撮影した映像や音声を編集し、必要に応じてテキストやBGMを追加します。
編集時には、素材の品質や動画の長さ、字幕のデザインなど、細かいところまで注意を払いながら編集することが重要です。
できた動画は、編集者だけのチェックで終わる事がないよう、チームのメンバーや上司、役職者もその仕上がりを確認しましょう。
編集が終わったら、SNSに投稿します。
投稿するSNSによって、投稿方法や投稿時期、キャプションの内容などが異なるので、投稿前に各SNSの投稿ガイドラインを確認しておきましょう。
▼詳しく動画撮影の方法を解説している参考記事
参考:博士クラウドRHS「不動産会社が動画活用を学ぶコラム」
今回の記事では、物件紹介のショート動画を不動産のSNS集客に活用するメリットや、作成、投稿の方法について解説させていただきました!
これから、物件紹介のショート動画を作成してみたいと思う会社の方も、ショート動画の投稿を始めてみたけどなかなかコツが掴めない、反響が上がらないと言う会社の方も、どうぞ今回の記事を参考にしてください。
他にも、Webマーケティングに関連する記事がありますので参考にしてください。
▶︎参考記事:不動産会社でのWeb集客 10の方法を解説!
▶︎参考記事:不動産会社のSNS活用が増加中!SNS集客のポイントは?
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