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不動産会社でのWeb集客|10の方法を解説!

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不動産会社でのWeb集客|10の方法を解説!

不動産会社においてWeb集客は必須の時代と言われています。
顧客が物件を探す方法がインターネットを通して行われている割合が一番増えています。
それぞれの会社において、このWeb集客の基盤は整っているでしょうか。

・Web集客の方法やノウハウがわからない

・Web集客の方法がたくさんありすぎて自社にマッチするものがわからない

・普段の業務に追われWeb集客の担当にあたるスタッフが不足している

・Web集客を進めてはいるが手応えを感じられない

このような事に困っている会社もまだまだあるようです。

そのような不動産会社の経営者やマーケティング担当の方のために、今回はWeb集客の方法として10のノウハウを徹底解説させていただきます! 

この記事を活用すると、自社にマッチするWeb集客の方法やノウハウを知っていただけます。


<目次>
不動産会社でのWeb集客|10の方法
 ①大手ポータルサイト
 ②Webサイト(自社ホームページ)
 ③自社ブログ(オウンドメディア)
 ④リスティング広告
 ⑤SNS運用
 ⑥メルマガ
 ⑦不動産一括査定サイト
 ⑧自社アプリを作る
 ⑨VR内見・VR内覧
 ⑩Googleマイビジネス
まとめ


不動産会社でのWeb集客|10のノウハウ

Web集客と言っても、様々な方法があります。
この解説をご覧いただければ、どのような方法やノウハウがあるかを知っていただくことができます。


①大手ポータルサイト

不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が所有・仲介する物件情報を多数まとめて、Web上に公開するサイトのことです。ポータルとは、“入口”という意味です。

特に業界大手の不動産ポータルサイトは、多くの広告を打って認知度を高めており、検索結果に表示されることが多いため、顧客の目に留まる機会が増えます。

代表的な大手ポータルサイトは、
・SUUMO
・HOME'S
・アットホーム
・スモッカ
などがあります。

不動産ポータルサイトに登録すると日本全国からのアクセスが可能であるため、実際に不動産会社まで足を運べない人にも自社の管理物件を見つけてもらうことができるというメリットもあります。

ただし、不動産ポータルサイトは不動産業者ではないので、顧客は不動産ポータルサイトで見つけた物件について詳しく知りたければ、その物件を管理している不動産に問い合わせる必要があります。

また不動産会社にとっては、ポータルサイトに依存しすぎてしまう弊害もあるので、自社の力で集客できる仕組みの強化やコンテンツ作りは非常に重要です。


参考記事:不動産ポータルサイトを徹底比較!自社に合った選び方とは?

不動産ポータルサイトを徹底比較!自社に合った選び方とは? 

不動産ポータルサイトに掲載する際には以下の2点が重要なポイントとなります。

その1:不動産情報の差別化を意識する
✔︎美しく印象のいい良質な写真を掲載する
✔︎室内だけでなく外観も
✔︎顧客が生活のイメージをしやすいデザイン性のある画像を掲載する
✔︎競合が掲載していない物件情報も重要視して扱う
✔︎近隣のお店や公共施設、病院といった生活情報も掲載する


その2:ポータルサイトに出稿する際の料金形態について把握する。
課金形態は、従量課金制と反響課金制の2通りです。それぞれのポータルサイト会社により異なります。


②Webサイト(自社ホームページ)

すでに自社のWebサイト(ホームページ)をお持ちでない不動産会社は近年では無いでしょう。

ですが、なかなか自社のホームページの管理や更新がこまめに行き届かない不動産会社は多いようです。日常の業務量が多い業界だからです。

しかし、地方密着型の不動産会社や地元の物件に強い会社は、特にホームページの整備や強化をして集客力を挙げていくことが重要になります。

Webサイトは、ただそこにあるだけでは意味がありません。
以下のサイト運営の重要ポイントを参考にしていください

【重要ポイント!】
Webサイト(自社ホームページ)の管理で大切なポイント

✔︎SEO対策の強化
✔︎見やすいわかりやすい情報
✔︎最新の物件情報

✔︎オウンメディア・自社ブログ・SNS発信などと絡めてWebサイトを見ていただけるようにリンクさせる
✔︎スマホで見やすい画面設計(レスポンシブ対応)
✔︎Webサイトに訪れた方のその後の動線の確保(ライン公式アカウントに繋げるなど)

「SEO対策」「コンテンツマーケティング(オウンメディアやYouTubeなど)」「リスティング広告」といったWebマーケティング施策を適切に行割れていてこそ、生きているホームページとなります。

また、長く更新されていないホームページや、もう扱いのない物件の情報がそのまま残っているなど、更新や情報の杜撰さが見受けられると、会社の信頼そのものを失うような逆効果となる場合もあるので、Webサイトの運用は気をつけなければいけません。

※コンテンツマーケティングやリスティング広告については後に解説します。


③自社ブログ(オウンドメディア)

自社ブログを運営するサイトの事をオウンドメディアと呼びます。
会社から顧客への情報発信を目的としてブログを更新している独自のメディアのことを指します。

特に不動産会社が独自の不動産ブログを運営しているケースはとても多く、例えばWebライターにとってもWeb上の記事を一番多く依頼される市場が不動産会社のオウンメディアだと言われているほどです。

そのため運営するブログには独自性や、有用性がとても重要になります。

自社ブログ(オウンドメディア)が集客に効果的な理由を見てみましょう。
2つの理由が挙げられます。

その1:未来のお客様へのアプローチになる
不動産のお客様は「今すぐ」だけでなく、少し未来のために情報を求めている方が多いです。生活に関わる事であり、大きな金額が動くためです。
そのために、不動産ブログは情報を発信し続けることにより、未来のお客様を含む幅広い顧客層にアプローチする事ができます。
例えば、1年前に書いた記事でさえも、お客様にとってはとても有効な情報となる可能性もあるということになります。

その2:オウンドメディアの運営がWebサイトへの流入の見込みをアップする
不動産ブログのようなオウンドメディアの運営は、Webサイトの独自性を高めることになるため、SEOの視点から見ても優位になります。
わかりやすく言うならば、なかなか顧客の目に留まらないSEO検索で上位に上がりにくいWebサイトも、オウンメディアからの流入で「目に留まるサイト」になる可能性が高まると言う事になります。


【自社ブロくを運営する際の重要ポイント!】

・このブログの記事そのものがSEO対策が弱い場合、やはり顧客の目に触れにくいものとなり、Webサイトへの流入見込みも低くなります。
・ブログの記事がオリジナルで有用なコンテンツがあれば、顧客が自社への興味や関心を持ってくれるきっかけになります。
・ブログ記事は、記事ごとに「キーワード」を決めて作成していくのですが、キーワードによってアプローチするターゲット層が変わります。


Googleは「オリジナリティ」のあるコンテンツを含むWebサイトを評価することを公言しています。

自社のWebサイトを整えるだけでは、幅広い顧客層の流入や上位表示による流入は見込めません。不動産ブログを運営することで、各記事での上位表示や、各記事からのサイト流入を目指すことができます。

不動産ブログによる集客は、即効性は低く、効果を得られるまで時間がかかリマス。ただしコツコツとコンテンツ数を増やし、効果が得られるまで継続する事により、有効になっていきます。


④リスティング広告

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに対して、検索結果に掲載される広告のことです。

GoogleやYahoo!の検索結果の画面上に表示させるインターネット広告のことで、ユーザーがキーワードを決めて検索した時に、広告が画面上部に表示されいるものがこのリスティング広告に当たります。

「検索する人」つまり「解決したいことが明確になっている顧客層」の集客に効果的な手法です。サイトへの集客はもちろん、コンバージョン(サイトに訪れて商品やサービスを購入すること)を獲得するために有効な手段です。 

前の章でお伝えした自社ブログの運営に比べて、リスティング広告は、 Web集客のなかでも早く効果が得られやすいのが特徴です。

【リスティング広告を活用する重要ポイント!】 

即効性が期待できるが掲載するには有料であり経費がかかる
・検索数が多いキーワードを用いると単価が高額になる
・より狭い「地域名」を入れたキーワードで出稿することでニーズにあった顧客を集客できる
・初心者には運用の難易度が高い(外注することを検討する)

参考記事:運用初心者でもわかる!リスティング広告のメリットと基礎知識

地方企業を支援するデジタルマーケティング会社
「サンロフト」より
 

⑤SNS運用

顧客にとってSNSの活用は生活に欠かせないものになり、SNSの利用ユーザーは年代を問わず増え続けています。
一般の消費者や生活者をターゲットとして、不動産会社もSNSを積極的に活用することが求められています。

SNSによる集客の特徴は、実は「検索しないユーザー」、つまりまだ悩みを自覚していない、検索に至っていないユーザーに情報を届けることができることです。


SNSには主に以下のものがあります。

どの媒体が不動産向けかはユーザー層の年代によって変わります。
大手企業では全ての媒体をリンクさせながら活用している不動産会社もあります。

SNSの種類
ユーザー層特徴
Twitter
20代〜50代
拡散力が高いが、テキストメインのSNSであるため、不動産の集客にはあまり向かない
Instagram
10代〜40代
写真がメインであるため、不動産でも訴求しやすい。メインのユーザーが若めなので若い世代に有効。
Facebook
30代〜50代ビジネスを目的として利用している人が多い。そのため売買やオーナー募集などに向いている。
YouTube
10代〜30代
動画での情報提供ができる。オウンドメディア同様に不動産ビジネスの重要な情報を発信するのに役立つ。
LINE
10代〜60代ユーザー層が幅広く60代でも役7割が利用。ライン公式アカウントの活用で個々の連絡に繋がる事も特徴。
TikTok10代〜20代
短い動画をシェアできるスマホ向けサービス。ショートムービーをテンポよく閲覧することが流行している。若い世代への発信に。


不動産業界におけるSNSの集客は、以下の2つに分けられます。

その1:SNS運用
情報発信をして、企業の認知度拡大・ファン獲得・情報の拡散・ブランド力の強化などを目指します。  
SNSの特性により、SNS上では売り込みや営業を主眼としたアピールの強い発信は好まれないため、ユーザーにとって有用な情報を発信して、自社への好意を持ってもらう事やファンになってもらうことが目的になります。
そのためにはそれぞれのターゲットとなる顧客層にマッチしたSNSを選ぶ事が重要です。

その2:SNS広告

SNSに表示させる広告のことで、広告がタイムラインになじみ広告特有のプッシュ感がないことが特徴です。ターゲティングへの精度が高いので運用効果はありますが、広告費も発生します。

参考記事:不動産会社のSNS活用が増加中!SNS集客のポイントとは?

不動産会社のSNS活用が増加中! 
SNS集客のポイントとは?
 
 

SNS運用と言っても、コンテンツの作成や投稿などには思うよりも時間や労力がかかります。

中小企業の不動産会社でしたら、いくつかのSNSに絞って運用した方が良いでしょう。その場合も運用する担当を決め、地道に投稿し続ける事で効果が上がります。

また、大手企業ではここに挙げた全てのSNSを運用している不動産会社もあります。その場合は Webマーケティング部門を設け、その中に専門で動画編集者や記事を作成するライターなどのスタッフが必要となります。


⑥メルマガ

メルマガはメールマガジンの略です。
メールマガジンは、すでに何かしらの接点があり、リスト獲得に至った顧客に向けてメール発信により情報を提供する方法です。

リスト獲得への経緯を把握して、ニーズに応じたメルマガ配信を行うことが重要になります。例えば経緯としては、資料請求・一括査定・お問い合わせ・セミナー参加などがあります。  

メールマガジンは顧客育成(リードナーチャリング)に有効なマーケティング手法として注目されています。

※リードナーチャリングとは、直訳すると「見込み顧客の育成」です。展示会やWeb広告などで集めたリードに対し、メールなどで継続的なコミュニケーションを取ることで、検討度が上がったタイミングを判別し、商談につなげることができます。

【メルマガ活用のポイント!】
顧客のフェーズにあわせたメールを配信することがポイントとなります。
・顧客のニーズを把握し、ニーズに合わせたメールを配信する
・段階に応じてダイレクトメッセージも活用する
・顧客育成を視野に入れメールマーケティングを導入する
 
 

  


⑦不動産一括査定サイト

不動産一括査定サイトとは、複数社に査定依頼が行えるサービスです。

ユーザーは家を売ろうと、ネットで色々調べ始めると、この無料の「不動産一括査定サイト」を見かけ、利用するケースが多いです。
なぜなら不動産売却を考えている人はより高く買い取ってもらいたいため、複数社で比較・検討を行うからです。
一括査定サイトであれば、複数社からの見積りが一括で入手できますから不動産を売却したい人の多くが利用します。

よって、不動産の買い取りを事業としている場合は、一括査定サイトに登録しておくのも集客として有効な手段です。

ユーザーは、不動産一括査定サイトに、売りたいと思っている物件の不動産情報と個人情報を入れる事ににより、適切な不動産会社を自動的にマッチングし、複数の不動産会社への査定依頼が一度に行えます。

ただしここで重要なのは、顧客は単に買取金額が少しでも高いところに依頼したいと言う以上に、対応の良い会社や信頼がおける会社を選ぶのが真理だと言えます。丁寧に納得のいく説明ができれば他社より見積り額が低くてもまかせてもらえる可能性が上がると言えます。

一括査定サイトからの顧客だとしても、金額だけがニーズなのだと捉えずにしんしな対応が必要となります。


不動産一括査定サイトでの顧客の動きは以下の通りです。

  1. 1)複数の不動産一括査定サイトで申し込む
  2. 2)複数社の机上査定の結果を比較検討
  3. 3)厳選した2〜3社程度に訪問査定を依頼
  4. 4)訪問査定を踏まえて不動産会社選定


⑧自社アプリを作る

不動産の購入や借りたい人の多くはポータルサイトを利用しますが、複数社からメッセージが来ることをを懸念したり、雑多で多すぎる情報を必要としておらず、利用を躊躇する人がいます。

そうした人向けに自社アプリをリリースするのも一つの手です。
便利な機能を附帯させることで、ホームページよりも簡単に物件情報を探せるようになります。プッシュ通知でおすすめの物件をお知らせできれば、より顧客のニーズに応えられるでしょう。

ただし、自社アプリの開発にはそれなりの費用がかかります。

・0からすべてを制作する場合、費用にして1,000万円以上、制作期間は1年以上になると見込ます。社内で予算や導入時期を検討する必要があります。

・「クラウド型」と言う制作方法の場合、既存の機能やレイアウトを組み合わせてアプリの制作を行います。リーズナブルで短期間でアプリが制作できるのが特徴です。クラウド型のアプリ制作サービスは様々あり、デザイン・予約方法・プッシュ通知・チャット」など、通常様々なカスタマイズができます。



⑨VR内見・VR内覧

VRとは「Virtual Reality(バーチャルリアリティー)」のことです。

ゲーム業界などではもう通常のVRですが、不動産業界でも顧客のニーズと相性が良く、コロナ流行以来の情勢の中で活用が有効で、Web集客にもつながりやすいツールとして大変注目されています。

VR内覧ができれば、実際に現地に行かなくてもWebサイト上でお客様が疑似内見することができます。
自宅にいながらリアルなお部屋探しが可能になり、これも重要な Web集客と言えることができます。

物件の撮影は、最初に360°カメラで撮影します。専門の不動産テックの活用により導入することが一般的になります。


▶︎VR内見・VR内覧についてはぜひ次の動画をご覧ください。 



▶︎オススメ!VR内見のための不動産テック 「ノダルビュー」

スマホでカンタン!しかも超高画質360°写真!
不動産をはじめ、建物屋内外を自由に回遊できる
バーチャル内見アプリが日本初上陸です。


⑩Googleマイビジネス

Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)とは、グーグルが無料で提供している検索や、Googleマップ上に店舗・企業情報を掲載できるサービスのことを指します。 

Google検索やGoogleマップで、ユーザーに自社の店舗をアピールすることができ、店舗を目立たせるためには、MEO(Map Engine Optimization)「マップエンジン最適化」が必要になります。

上位表示させるには、常に最新で充実したビジネス情報を登録することと、口コミの数を増やしてレビューを上げることも必要です。

最近はGoogleマップで店舗を検索する人が増えてきているので、MEOに力を入れている不動産会社は少しずつ増えてきています。
SEOも同様に重要であることには間違いないのですが、MEOの徹底でより効果があらわれてきます。
またこの対策には費用がかかりません。

MEOに力を入れるだけではなく、店舗において、のぼりや看板で目立たせることも必要です。

Googleマップで上位表示されれば、露出が増え集客が見込めます。
まだまだ取り組んでいる不動産会社は少ないため上位表示をしやすい傾向にあります。

ただし、上位表示させるにはMEO対策の知識やWebマーケティングの知識が必要です。

▶︎Googleマイビジネスについてはぜひ次の動画をご覧ください。 

 


まとめ

不動産会社においてWeb集客は必須と言われる時代。
 Web集客に有用な10の方法やノウハウをまとめさせていただきました。

アナログ集客を得意としていた不動産業界ですが、集客の主戦場はインターネットを通して、Web上に移行しています。

顧客にとってもインターネットで物件を探すのが当たり前になってきました。
不動産会社の窓ガラス越しの広告を見るのはもう時代遅れと言えるでしょう。

今回の記事を Web集客にご活用ください。


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