賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
近年、SNSを活用して集客を行っている不動産企業が増えています。
長期的に情報発信が行えるコミュニケーションツールである点や、知名度向上やブランディングに有効である点、写真や動画などを用いて視覚からの訴求が可能である点など、SNSの特徴が不動産業界と好相性であるからです。
今回は「Instagram」「Twitter」「Facebook」「YouTube」「TikTok」を活用して積極的に集客を行っている不動産企業のSNS事例をご紹介いたします。
SNSマーケティングは写真や動画といった「視覚的訴求」に長けている特長があります。
物件を決める時には必ず内見する、家を建てる時にはモデルハウスを見るなど、視覚的な訴求を得意とする不動産業界にはとても相性の良いマーケティングと言えるでしょう。
不動産業界にとってこれまでにない顧客を獲得したり、あるいは遠方の顧客の利便性を高めることによって会社や個人の存在をアピールし、継続的な顧客となってもらうことのできる大きなチャンスだと言われています。
メリットとしては、
などが挙げられます。
SNSを情報収集や検索に使用することが一般的になっている現代において、自社の集客に取り入れることは重要といえます。
視覚的な訴求に強いInstagramは、写真や画像、動画といったメディアの投稿に特化しています。
「インスタ映え」という言葉もあるほど、フォトジェニックな写真や画像を求めるユーザーが多数います。
そのため、実際に住む物件を探すためにInstagramを使うよりは、いつか購入したい新築物件の情報を集めたり素敵なリフォーム情報を集めたり、素敵な豪邸の写真を見ることを好むユーザーが多いです。
Instagramは集客よりもカタログとして使うことで最も効果を発揮するのです。
グッドルーム(goodroom)はリノベーション物件やデザイナーズ物件などおしゃれな賃貸物件を専門に掲載しています。
高い撮影技術に加えて、間取りの画像に物件の説明や物件周辺の紹介がキャプションで付けられており、物件やその周辺の様子を丁寧かつシンプルに伝えているのが特徴です。
ストーリーズ動画を保存できるハイライト機能では、地域ごとにお部屋がまとめられているため大変見やすくなっています。
お部屋一つひとつにコンセプトを設け、皆さまのライフスタイルにぴったりのお部屋を提案しているリノッタ(Renotta)
360度カメラで撮影したお部屋の全体像がInstagramで見ることができます。
また、バーチャル家具を配置したモデルルームのような内装が魅力的です。
リノッタもハイライト機能を使い、地域ごとにお部屋がまとまって紹介されています。
ゼロリノベは「中古物件の弱みを、リノベーションで強みに変え、最大化する。」をコンセプトに、お洒落なリノベーション物件を取り扱っています。
生活感のあるお部屋の写真と一緒に、間取りや物件のポイントも詳しく紹介されています。
Twitterの特徴は情報の拡散性の高さにあります。
広告出稿をすることによって多くのフォロワーを獲得して数十万人に情報が拡散されることもあるでしょう。
しかし、フォロワーの流動性が高いため定期的に情報発信をすることはそれほど簡単ではありません。
TwitterによるSNS活用は不動産ポータルサイトが強いと言えるでしょう。
キャラクターを用いた情報発信を定期的に行うことで、ユーザーとのコミュニケーションのバランスがうまく取れています。
不動産ポータルサイトのSUUMOのイメージキャラクター「スーモ」のTwitterアカウントです。
スーモが日常体験したことや感じたことをつぶやきます。
投稿内容は住宅や不動産など同社のサービスとはほとんど関係のない内容で、季節や行事に沿った雑談的な内容とイラストのみですが、とても親しみやすくイメージづくりと好感度の向上に一役買っています。
どこまで伸ばせるか
— スーモ (@suumo) November 2, 2021
挑戦だよーーーーーーーーーーーっ♪ pic.twitter.com/tdrnF2ABER
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」の公式キャラクターであるホームズくん。
ぬいぐるみとして登場しており、不動産情報はもちろん、季節に合わせた情報発信をしています。
ハロウィンには仮装されたホームズくんが拡散されており、可愛いと人気を集めています。
静かなふんいきがとってもステキ〜っ????
— ホームズくん???? (@HOMES_kun) November 1, 2021
頭にかぼちゃ乗ってるのがとっても可愛いっ???? https://t.co/0FZLsS1SU0
比較的年齢が高い利用者が多いSNSがFacebookです。
Twitterよりは複雑ですが情報量が多い点が強みです。
また、Facebookは匿名性が低く、自分の本名や顔写真だけではなく住んでいる場所、勤めている会社名などの情報を公開している人も少なくありません。
そのため、信頼性が高く、人との繋がりを好む比較的年齢が高いユーザーが多くいます。
一度ファンになると、強い繋がりが持てるかもしれません。
日本最大手の不動産会社である三井不動産株式会社のアカウントでは、同社の施設や店舗の紹介、イベント・キャンペーンの紹介・告知が主に投稿されています。
1投稿あたりの写真の数も多いのも特徴的です。
1投稿でお腹いっぱいになるほどの情報が詰め込まれており、充実した内容となっています。
独自の視点で他にはない物件を紹介している「東京R不動産」
見ているだけでも興味が湧き、コアなファンが多く、根強い人気を集めています。
YouTubeは動画共有に特化したサービスです。
他のSNSと比較して圧倒的に動画による訴求が強いプラットフォームとなっています。
画像や文章と比較して、映像と音声でアピールすることができる動画は最も訴求力の高いコンテンツと言えるでしょう。
作成した動画を動画広告として再利用し他SNSへの広告配信に活用したりもできます。
最近では、より再生時間の短いショート動画が注目されています。
次々と、より多くの動画を見ることができるので人気が集まっています。
不動産テックのTATSUJINチャンネルでは、不動産テック・ブランディング・採用強化・人材育成・顧客体験・働き方改革などをテーマにした企業経営に関する動画や不動産や賃貸管理の業務に関する情報を発信しています。
不動産テック最先端企業の様々な取り組みを取材、人気イベントの裏側などの企画動画など、賃貸管理会社のノウハウが余すことなく伝えられています。
最近ではショート動画にも力を入れており、社長自らが毎日投稿を続けています。
賃貸管理会社激戦区の岡山県。
株式会社ミニクルホーム代表が個人名を出して毎日動画を上げています。
動画本数は現在3500本以上!
ほとんどの動画が1分で終わってしまう1分内見不動産。
1分間の中に、お部屋の情報が詰まっており、繰り返して見たくなるような動画構成になっています。
「不動産はTikTokで探す」と言われるほど、注目されているTikTok。
広告費0円で 月間反響60件以上、物件を自由自在に紹介することができます。
最もカジュアルで若いユーザーの多いTikTokを使うことでこれまでにリーチできなかった顧客にもアプローチすることができます。
TikTokで不動産を紹介する先駆けと言われているLAKIA不動産。
動画中を通じて物件の説明をしながらお部屋のポイントを実際に社員の方が動画内に登場しながら進んでいく点が特徴的です。
ユーザーからのコメントにも積極的に回答しており、コミュニケーション方法も参考にしたいアカウントです。
TikTokを使う多くの不動産会社は物件紹介を行いますが、株式会社クラスコ代表の小村氏は自身の持つ経営戦略や成功の法則などを発信しています。
不動産従事者はもちろんですが、業種を超えて刺さる言葉が多く、面白いのではないでしょうか。
TikTokを始めてたった1ヶ月でフォロワーが6000人を超えており、今最も注目されています。
SNSを活用したマーケティングや集客が遅れている不動産業界ですが、写真や動画が投稿できるSNSは住宅や物件のアピールを行う上で最適と言えます。
さらにコミュニケーションツールとして優れているSNSは広告として大いに活用できます。
しかしながら、まだまだYouTubeやTikTokでは動画投稿頻度が低く、チャンネル登録者数も比較的少なめであるパターンが目立ちます。
まだまだ成長が期待されるツールですので、これを気にInstagram、Twitter、Faceboook、YouTube、TikTokを活用した集客の実施を検討されてみてはいかがでしょうか。