賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
動画を用いて行うマーケティング施策を総称して、動画マーケティングと言います。
動画マーケティングは動画を制作し公開して終わりではなく、その他のマーケティング同様に、目的やターゲットに応じて、動画を制作し、用いる媒体や、活用手法、KPIなどを定め、その結果によって効果検証、改善に繋げていくことが大切です。
新型コロナウイルスの影響、スマートフォンなど各デバイスの普及、5Gの出現などにより動画利用が盛んになっている昨今、不動産会社においても動画をマーケティングに使用しない手はありません。
本記事では、不動産業界で動画(YouTube)を活用するメリットや動画マーケティングを行う際のポイントをご紹介いたします。
不動産業界で動画マーケティングを活用するメリットは大きく3つあります。
不動産企業のブランディング
ここ数年で、企業のブランディングが注目されています。
不動産業界においても他社との差別化を図るためのブランディングは重要な鍵となります。
ブランディングには自社の強みを知り、社内にも周知させる必要があります。
文章よりも分かりやすく、企業や商品の魅力を視覚・聴覚から直感的に伝えることができます。
企業の代表や担当者、社員が実際に出演することで、動画の視聴者に信頼性を伝えることもできます。
物件の魅力を分かりやすく伝える
動画では、写真や文字で伝えきれない物件の魅力を音声や映像を使って分かりやすく届けることができます。
文字情報だけで膨大な物件の情報を全て伝える事は困難です。
動画を活用することで、画像や文字だけでは伝えきれない物件の魅力や詳細を分かりやすく届けることが可能になります。
実際に、お部屋を移動しながら撮影も行えるので空間の認識もしやすく、住んだ後のイメージもしやすくなるでしょう。
また、物件の周辺環境もあわせて紹介できるので情報だけではなく、安心感や周辺の立地情報なども得られるでしょう。
動画は感覚に訴えかけやすいメディアなので活用方法次第で集客に繋がります。
伝えられる情報量が多い
動画は、静止画やテキストよりも短時間で多くの情報を伝えることができます。
例えば1分間の動画の場合、文字にしておよそ180万ワード、WEBページにすると実に3600枚分の情報量を詰め込むことができると言われています。
これは不動産に関わらず、動画マーケティング全体のメリットと言えます。
制作に時間やコストがかかる
動画を作成する際には、企画の構成、撮影・編集、確認など多数の工程を経るため、数分の動画でも制作時間は長くかかる傾向があります。
また、完成度の高い動画を制作しようとなると、その時間は数倍になり、外部の力を借りるとコストもかかってしまいます。
動画を活用していく中でYouTubeを利用する不動産会社が増えています。
不動産企業がYouTubeを利用するメリットとしては、動画という情報量の多いコンテンツで効果的にアピールできることです。
また、YouTubeの検索やタグ検索、関連の動画としてヒットすればより多くの視聴者を獲得できるのです。
YouTubeのアクティブユーザー数は20億人を超えています。
物件紹介の動画をYouTubeなどで公開することにより、より多くの人の目に触れる機会が増えます。
また不動産業者のサイトから動画を見る人だけでなく、動画配信プラットフォームの利用者にまでターゲットを拡大することも可能です。
YouTubeがGoogleサービスのため、Google検索に動画が表示されることもメリットとして挙げられます。
Google上で知りたい情報を検索した際に、検索結果に動画が表示するケースやWebページが動画と連動している事が多いのです。
これはGoogleが掲げるユーザーファーストの考え方が、
「Googleはいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供すること」
を目指しているからです。
撮影、編集した動画は、YouTubeなどの動画サイトだけでなく自社のWebサイトへの埋め込みも可能です。
Webサイトへ動画を埋め込むことで、ピンポイントで興味を示してくれたユーザーにもアピールが可能です。
さらに、動画は何度も繰り返して自分の好きな時に視聴できるため、物件設備の説明や注意事項、手続きの方法にも活用できます。
いつでもアクセスできることが重要です。
不動産業界以外でも多くの企業がYouTubeチャンネルを開設しています。
理由の一つとして、YouTubeはただの動画サイトではなく「検索エンジン」なのです。
何かを調べる際にも、検索サイトでなくYouTube内で検索する方が増えてきています。
さらに、Google検索での上位表示にも動画が多く見られることからSEO対策(検索エンジンの最適化)にも有効です。
新型コロナウイルスの感染拡大により、BtoBの営業・マーケティングスタイルが大きく変化しています。
コロナ禍により、92%の展示会の延期・中止により営業・販促面でマイナスの影響を受けています。
その一方で、オンラインでの営業・商談が活発になっています。
今まで行っていた顧客とのコミュニケーション手段をデジタルに置き換え、またその手段の強化も行われています。
自社サイトの強化や改修、営業における動画コンテンツの制作などがポイントです。
賃貸物件を動画で紹介することで、イメージと実際の物件とギャップを埋められることがメリットとして挙げられます。
物件を撮影する時には、実際に物件を内覧する時の視点で撮影すること意識しておくとイメージを伝えやすくなります。
こちらの動画はNodal Viewを使い撮影した物件の案内動画です。
物件を動画紹介する際は、現地に行かない分、画質が重要です。
Nodal Viewは白飛びを起こさず、窓の外まで鮮明に写すことが可能です。
また、最大11枚撮影後、AIが自動補正してくれるので、暗すぎたり明るすぎることもありません。
さらに、動画内の説明にもあるインフォメーションマークには、詳細情報や説明動画を入れ込むことができるのです。
そういった痒いところに手が届くような、他にはない工夫で差別化を図ることがこれからの動画活用に必要なのです。
不動産業界の専門性を生かし、BtoB企業に向けた動画を発信する事例もあります。
全国の不動産業界に向け、経営課題を解決するノウハウを提供したり、不動産テックの紹介、業務改善の成功事例を公開、発信している動画もあります。
そのひとつ、YouTubeチャンネル「不動産テックのTASTUJIN」では不動産会社向けに不動産テックの紹介や、業務改善のノウハウを公開、生ライブ配信で経営課題を解決するノウハウ提供、成功事例も共有しています。
2021年8月現在のチャンネル登録者数は900人を超え、これからの飛躍も期待しています。
不動産業者としての専門知識を活かし、住宅・暮らし関連の課題に対して動画でソリューション提案を行うコンテンツも多く見られます。
例えば「簡単リノベーションの施工事例」「おすすめ住宅設備」「暮らしのハウツー」などtoC向けに情報を発信する動画であれば動画への反響もある程度見込めるのではないでしょうか。
不動産会社は人気企業ではない故に採用が困難だと言われています。
今までと同じやり方では企業の認知度は上がりません。
そこで、YouTubeを利用し企業の認知度を上げ、社内の雰囲気や風景を発信している企業があります。
実際に社員が働いている姿を動画で発信することで、視聴者は働く姿をイメージできます。
さらに採用側では、会社が求める人材を動画でアピールすることもでき、求職者側にとってはイメージと入社後のギャップを軽減できるため、離職の防止などにも役立つでしょう。
インターンシップ情報の他にも、入社後のミスマッチを防ぐためにも、社員インタビュー・質問会・社内案内・社員の雰囲気の情報発信がおすすめです。
クラスコリクルートチャンネルでは、若手社員の成功体験や失敗談、本音がポロリと飛び出す質問会が人気です。
自社の良いところだけではなく、仕事の厳しさや失敗談を伝えることも時には必要です。
社員の本音や企業裏側を伝えることも忘れないようにしましょう。
コロナ禍の巣ごもりで大幅に利用者を伸ばしたyoutube。
不動産会社の集客方法もこの10年で大きく変わりました。
不動産業界における動画の活用方法は、物件情報の紹介、採用、プロモーションなど、さまざまな用途があります。
見込み客などに対して、物件情報や自社の強みなどを効果的にアピールすることが有効なのではないでしょうか。
コロナ以前のような対面型営業が当面は難しいこと、今後5Gという通信の高速大容量化となることを踏まえると「動画を中心した時代」になっていくことは間違いないでしょう。