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不動産会社における「ブランディング」とは? ブランディング戦略を解説!

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不動産会社における「ブランディング」とは? ブランディング戦略を解説!

不動産会社の倒産や廃業が増えているという言われる今の時代、どのようにして不動産会社が生き残っていくのか?

その解決策の1つに不動産会社がブランディングをしていく事は大切な1つのテーマと言えます!

・そもそもブランディングって何?
・不動産会社でのブランディングの必要性は?
・不動産会社でのブランディング戦略にはどのような手法ああるの?

このような観点から解説をしていきます。


<目次>
そもそもブランディングとは?
 ブランドとは
 ブランディングとは
 ブランディングの効果
不動産会社のブランディング事例
 事例① 満室の窓口
 事例② 大阪府宅地建物取引業協会
 事例③ 株式会社エスティケイ キャラクターデザイン
不動産会社におけるブランディングの必要性
 他社と差別化する(唯一無二の存在)
 顧客からの信頼感・安心感を得る(顧客のファン化)
 顧客とのコミュニケーションツールになる(顧客との関係性)
 企業活動の質が上がる(コンテンツやサービスの質向上)
 集客力が上がる(売り上げアップ)
ブランディング構築の5つのステップ
 ①環境や状況を知る
 ②自社のコンセプト・理念・強みを知る
 ③顧客のニーズや欲求を知る
 ④ブランドを生み出す
 ⑤ブランディングしたものを活用する
ブランディング戦略の手法
 ロゴを押し出すサインボードや広告板・看板として
 ロゴをWEB上に反映させる
 CM制作
 イメージソングやテーマソング
 パンフレット・ツールの制作
 キャラクターを作る
 グッズを作る
おすすめのブランディング不動産テック
まとめ



そもそもブランディングとは?


ブランドとは

ブランドとは、ある特定の商品やサービスが、消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスをブランドと呼びます。  

特定の商品を、別の(類似した)商品から区別するための一連の要素です。    

  
 


ブランディングとは

ブランディングは独自のブランドを作り、ブランドのデザインやコンセプトの信頼や共感を通じて、自社の価値向上や他社との差別化などを目指すマーケティング戦略の一つです。

顧客や消費者・取引先、従業員も含めた企業にまつわる社会全体に、自社の商品やサービス、企業自体を「その企業ならではのもの」として認識させ、他社と差別化する取り組みになります。

手法としては、例えば

・ロゴマークを制作し、看板・広告・パンフレットなどに使用する
・自社の理念からキャッチコピーを作成し、広報活動に活かす
・自社のブランドを、イメージカラーで統一する
・イメージキャラクターを作成しアピールする
・イメージソングを作成し、広告や店内で流す

など、ブランディングの取り組みには様々な方法があります。


例:ブランディングのイメージ

資料提供:クラスココンサルファーム
「ブランディングは企業戦略の根幹にある」
 


ブランディングの効果

後の「ブランディングの必要性」のところでも述べますが、ブランディングの効果として挙げられるのは、

・競合他社との差別化

・自社の認知度のアップ

・商品イメージが上がる

・顧客のファン化

・顧客とのコミュニケーションツールになる

・企業活動のクオリティの向上

など様々あり、結果として自社の売り上げの向上や質のいい人材の確保などの重要な効果に結びつきます

ブランディングは大手企業のみならず、昨今では個人事業においても欠かせないマーケティング戦略とされています。

また、SNSを始めとするWEBマーケティングにおいても、このブランディングがあるかないかでは認知度が全く変わってきます。


不動産会社のブランディング事例

ここでは不動産会社でのブランディング事例を見てみましょう。

視覚から「ブランディング」のイメージを広げてみてください。

画像をクリックして詳細をご覧ください!


事例① 満室の窓口

株式会社クラスコデザインスタジオ
「満室の窓口」のブランディング
 
 
 

事例② 大阪府宅地建物取引業協会

    

株式会社クラスコデザインスタジオ
「大阪府宅地建物取引業協会」のブランディング

    



事例③ 株式会社エスティケイ キャラクターデザイン

    

株式会社クラスコデザインスタジオ
「株式会社エスティケイ」のブランディング

    



不動産会社におけるブランディングの必要性

不動産会社におけるブランディングの必要性を徹底解説します!


他社と差別化する(唯一無二の存在)

ブランディングをすると、広告効果が高まり競合の他社と差別化する事ができます。

例えば

・独自性があり差別化される

・オリジナルなものとして顧客から認知される

・視覚から他社と区別がつく

などの理由で、数多くある他の不動産会社から区別して認知されるようになります。

顧客にとって、不動産会社を選ぶ際に「唯一無二の存在」として自社を選択していただけるきっかけとなります。

つまり、ブランディングの最も重要な点は、そもそも競合他社と差別化できる「独自の強み」があるかどうか、強みやイメージを独自のものとして生み出せるかという事になります。


顧客からの信頼感・安心感を得る(顧客のファン化)

顧客への認知度が高まり、他社と差別してもらえるようになり、更に印象が高まってくると、次に期待できるのは、顧客が自社のファンになっていただけるという効果があります!

・おしゃれ、デザインが可愛い、素敵

・ロゴや看板をよく見る、目にする頻度が上がる

・利用しようとする際にブランドのデザインと共に思い出す

・ブランドのイメージが強い事が、信頼や安心につながる

などの理由から、顧客のファン化が起こってきます。


顧客とのコミュニケーションツールになる(顧客との関係性)

ブランディング戦略が成功していると、ブランドのイメージそのものが、顧客とのコミュニケーションツールになる事があります。

そして、ブランド力をコミュニケーションツールとして、顧客との良い関係性が築きやすくなります。

・既にお客様が自社のブランド性を好んでくれているため、良い印象を持っているため、コミュニケーションが取りやすい

・キャラクターのデザインや、ロゴのデザインを気に入ってくださる事が話題にのぼる

・ブランドのグッズやノベルティ製品を作り、その製品をプレゼントに利用したり、特典として活用する事により、顧客に喜ばれる

・お渡しするパンフレットや資料・封筒などが、ブランディングのイメージやロゴやカラーが反映されていて、統一している事により、お客様に好印象を与える事ができ、関係性が良くなる

・インパクトのある看板や、コマーシャル、テーマソングがある事で、顧客との面談時などに、そのイメージが話題に昇り、会話が弾む

このような効果があるため、ブランディング はとても必要性が高いと言えます。

「株式会社OCTO」のブランディング  「株式会社OCTO」のブランディング

  


企業活動の質が上がる(コンテンツやサービスの質向上)

ブランディング戦略が成功すると、自社の中での企業活動の質が向上します。

企業の根幹となる、コーポレートアイデンティティが確立されるため、企業の土台部分や基礎部分が構築され、そこから生み出されるコンテンツ・サービス・プロモーションの質が向上していきます。

他にも

・社員の意識が統一化される

・社員のモチベーションが上がる

・採用力がアップする

・関連企業との関係性も良好になる

・企画やサービスの質が上がり、社内外との良い循環が生まれる

などが実現していきます。


集客力が上がる(売り上げアップ)

ブランディング戦略が成功すれば、集客力が上がり、言うまでもなく企業の売り上げがアップします!



ブランディング構築の5つのステップ

不動産会社でブランディングを構築する際の、5つのステップを解説します。


①環境や状況を知る

1つ目のステップは、企業の現状や環境・状況について把握する事です。

・地域の特性

・市場の規模

・競合である他社不動産会社について

・時代の兆候や流れ

・不動産トレンド

・市場の状況や変化

・政治的な動きや経済の流れ

・テクノロジーの開発やITの活用

・WEB上でのマーケティングの流行

など、まずはブランディングとマーケティングの的を外さないためにも、環境や状況の徹底的なリサーチが必要です。


②自社のコンセプト・理念・強みを知る

2つ目のステップは、自社のコンセプト・理念や強みを知る事です。

・自社の理念とコンセプトを把握する・改善する
・自社の強みと弱みを理解する
・自社の特性や特徴を明らかにする
・自社のイメージをキャラクター化したり、デザインのイメージを持つ
・ストーリー
・自社の創業年数や、規模・経験値などの把握
・自社社員や管理職にタレント性のある人がいれば打ち出す
・自社の経営力や企業力の把握

など、自社についても幅広く深く理解して、イメージを掘り下げ、膨らませ、必要であれば改革していく必要があります。


▶︎株式会社KACHIALにおけるブランディングコンサルティング風景

写真提供:クラスコデザインスタジオ
株式会社KACHIALにおけるブランディングコンサルティング風景
 

株式会社KACHIALにおけるブランディングコンサルティング風景です。
スタッフそれぞれの目指す方向が一致させる事を目的と、チーム本来の力を出すという課題の元
リブランディングのコンサルティングが行われました。
現在お客様に提供できているもの、これからお客様に提供していくべきものなど、
会社の強みやなりたい姿をヒアリング。
その中で、「挑戦」、「成長」、「進化」というキーワードを抽出。
社員の想いを一つにまとめていく作業の様子です。
不動産テック「CIジョー」公式サイト内、制作実績より)



③顧客のニーズや欲求を知る

3つ目のステップは、顧客を知る事です。
3つの項目で、顧客の状態やニーズや考えます。

1)顧客の属性を知る(エリア、どのような顧客層か、好みや価値観、自社を利用するスタイルなど)

2)顧客が求める価値を知る(提供できる商品の価値そのもの・選択や決定のしやすさという価値・契約後の利用への安心と快適さ・デザインやセンス・ブランドの独自性などの価値)

3)顧客へのブランドの役割を知る(ブランドの影響力・問題解決できる力・良い体験を与える事ができる・良いきっかけを与える事ができる・暮らしに役立つ)

これらを徹底リサーチしていきます。


④ブランドらしさを確立する

4つ目のステップは、ブランドらしさを生み出す(確立する)段階です。1)〜4)で見てみましょう。

1)ブランドらしさ(ブランドアイデンティティ・ブランドの個性を生み出す)

独自性・個性・デザイン性を出して、①〜③を踏まえてブランドのデザインを生み出す

2)顧客がブランドに求めるイメージを確立させる。

3)1と2が一貫性があるかを検討する


「ブランドらしさ(ブランドアイデンティティ・ブランドの個性」が全ての土台となり

・その後の企画やコンテンツ作り

・発信方法や発信のスタイル

・ビジュアル面のデザイン性

などが決まるのでとても大切になってきます。

ブランディングとは、単に顧客に”知ってもらう”だけのものではなく、自社が伝えたい企業や商品の価値(ブランドらしさ=ブランドアイデンティティ)と、消費者や顧客がイメージする価値を近づけ、一致させることが大切です。   


⑤ブランディングしたものを活用する

ブランディングしたものをいよいよ活用するのが、5つ目のステップです。

マーケティングに活かしていくステップです。


1)スタイルやデザインを生み出す(キャッチコピー・ロゴデザイン・イメージカラー・イメージキャラクターなど)

2)企業の媒体にデザインを反映させる(看板や広告のデザイン・WEBサイトのデザイン・オウンメディアのデザイン・パッケージなどのデザイン・パンフレットや資料のデザイン・画像や動画やフォントなどのデザイン)

3)設計や構成にもスタイルやデザインを行き渡らせる(WEBサイトの構成、ブログの構成、構成の中での見やすさや分かりやすさ、利用のしやすさなど)

4)コピーや言葉に反映させる(理念やコンセプト・キャッチコピー・文章構成・記事やライティングのイメージや内容・サービスや商品の説明・SNSのサムネイルやキーワード)

これらのすべてに、ブランドのデザインやブランドらしさ(ブランドアイデンティティ)を反映させていきます。


ブランディング戦略の手法

さて、具体的に、ブランディングにはどんな戦略や手法があるのかをご紹介していきます。
 

ロゴを押し出すサインボードや広告板・看板として

事例:株式会社KACHIALのロゴデザインとサインボード

株式会社KACHIALのロゴデザイン

 
 
 
 
株式会社KACHIALのサインボードの事例  


ロゴをWEB上に反映させる

事例:株式会社オクストのロゴデザインとWEBデザインの事例  

株式会社オクストのロゴデザイン 株式会社オクストのWEBデザイントップページ事例   株式会社オクストのWEBデザインフッター事例

 
 
 

CM制作

たくさんの人にみてもらえて、印象にも残りやすいテレビ広告や動画広告は、重要なブランディング戦略であり、マーケティングの手法の1つです。
初めてCM制作を検討される会社は、以下の記事を参考にしてください。

総合比較メディアHonNeより 

イメージソングやテーマソング

「この歌を聞くと思い出す」「ついつい口ずさんでしまう♪」というコマーシャルソングやイメージソング。ブランディングにおいて、テーマソングやイメージソングを作るというのも大きな効果を期待できる戦略の1つです。

イメージソングやコマーシャルソングを制作してくれる会社を2社ご紹介します。

広告制作会社:株式会社JPC   

CMソング制作サービス:アイ・ペアーズ株式会社 

パンフレット・ツールの制作

パンフレットやツールに、ブランディングのデザインが反映されている事は、デザイン性においても魅力があり、顧客のファン化できる効果や、顧客からの信頼や安心につながる効果が期待されます。

事例:TAKYTAS.(大阪府のボランタリー・チェーンの運営を行なう宅建協会)





キャラクターを作る

企業のみならず、ご当地キャラクターやイベントのキャラクターなど、ブランディングに欠かせないものになっている戦略です。キャラクターのデザインや制作を専門としているデザイン制作会社10社をまとめてあるサイトをご紹介します。

ORILABマーケット 

グッズやノベルティを作る

ブランディングされたデザインで、企業のグッズやノベルティ製品を作り、その製品をプレゼントに利用したり、特典として活用する事により、お客様に喜んでいただけます。また企業の信頼性アップや、企業へのファン化につながる効果も期待できます。 

グッズやノベルティ製品の制作をしている会社を紹介しているサイトはこちらです。 

起業LOG  
 

おすすめのブランディング不動産テック

▶︎オススメ!不動産会社ブランディングのための不動産テック 

CI(コーポレート・アイデンティティ)を導入することで、
企業コンセプト、VISION、行動規範などを言語化し、 企業のアイデンティティを構築、ヴィジュアル化し、企業価値を最大化するサービスです。

▶︎オススメ!不動産会社ブランディングについての動画

                          
まとめ
 

不動産会社におけるブランディングの必要性、どのようなブランディング戦略の手法があるのかを解説させていただきました。

不動産会社がブランディングをしていく事は、不動産の企業が生き残りをかけていると言われる時代において、大切な1つのテーマです。

・そもそもブランディングって何?
・不動産会社でのブランディングの必要性は?
・不動産会社でのブランディング戦略にはどのような手法ああるの?

このような観点から解説をさせていただきました。

記事の中には、参考となる事例や、デザイン制作にオススメの会社もご紹介させていただいています。

是非ご参考にしていただければと思います!


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