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【宅建】登録実務講習とは

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【宅建】登録実務講習とは

10月の宅建試験、お疲れ様でした。

コロナ禍の人数制限もあり、2021年は12月にも宅建試験があります。

12月の宅建試験に臨む方は、ここからが終盤です。

寒くなってきましたので体調管理は十分に行いましょう。

さて、先日の宅建試験速報はネット上でも盛り上がりを見せていましたね。

ここから12月1日(水)の合格発表までのおよそ6週間、ソワソワしながら過ごすことになります。

しかし、宅建試験を合格したからといって宅建士になれるわけではありません。

実務経験が2年未満の合格者にはもう、1つステップがあるのです。

それが登録実務講習です。


〈目次〉
登録実務講習とは
登録実務講習の内容
 通信学習
 スクーリング
 修了試験
登録実務講習の対象者
登録実務講習の合格率
登録実務講習|石川県の実施機関
【登録実務講習】合格後にやること
まとめ


登録実務講習とは

宅地建物取引士資格試験の合格者が、都道府県知事の宅地建物取引士資格登録を受けるためには、その登録申請時までに宅地または建物の取引に関する2年以上の実務経験が必要です。


宅地または建物の取引に関する実務経験が2年に満たない方は、この講習を受講して修了することにより、「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」と認められ、宅地建物取引士資格登録を受けることができます。


登録実務講習の内容

通信学習

事前に動画を見て学習します。


一般的な流れとして、登録実務講習への申込み完了後、10日程で教材が送られてきます。


現地調査をはじめ、不動産取引に必要な調査事項などをテキスト及び動画で受講し、演習問題を解いて勉強します。


学習時間はおよそ1か月としていますが、聴講時間3時間と演習問題を解くだけなので1日あれば終わります。


スクーリング

各、都道府県の実施機関が指定する場所へ足を運び、講義を受講します。


期間はおよそ2日程度です。


契約書、重説の書面の作り方を練習します。


登記簿や開発地図やらの読み方も学びます。


スクーリングでは遅刻や早退といった途中退室が認められていません。


途中退室をしてしまうと修了試験が受験できなくなるので、体調は万全に整えておきましょう。


持ち物は以下のようになっています。

・登録実務講習テキスト

・登録実務講習テキスト資料集

・受講証

・写真付き身分証明書(運転免許証、パスポートなど公的な証明書)

・筆記用具

・時計


修了試験


スクリーニングの最後の1時間で修了試験を行います。


通信講座・スクーリングで学習した範囲から出題されます。


修了試験に合格すると、登録実務講習修了証が発行されます。


都道府県知事への登録申請で使用するので、無くさないようにしましょう。


問題は選択問題(20問の2択)と記述問題、ともに8割以上の得点で合格です。


登録実務講習の対象者

出典:法定講習サイト  

登録実務講習は宅建業の実務の経験が2年未満の人が対象です。


不動産業を仕事にしていなければ全員対象となります。


登録実務講習の合格率

登録実務講習の合格には80%以上の正解が必要となります。


1時間で合計40問を解答し、かつ80%以上と高い点数をとる必要があるので、難しいのではないかと感じるかもしれません。


しかし、登録実務試験の合格率は9割以上であり、 修了試験は講習をきちんとこなせば誰でも合格できる試験です。


非常に合格しやすい試験といえるでしょう。


登録実務講習|石川県の実施機関

宅建の合格証が送られた封筒にリストがあります。


国土交通省の「登録実務講習実施機関一覧」にも登録実務講習の実施機関が掲載されています。


日程、予算、場所をチェックしましょう。


石川県内で登録実務講習が行われる機関は以下の通りです。


・TAC 金沢校(提携校) 

・日建学院 金沢校 

・総合資格学院 金沢校 


【登録実務講習】合格後にやること

登録実務講習も修了し、修了証をもらうと、都道府県の宅建協会に申請しましょう。


宅建士証の交付を受けなければ宅建士として働くことは出来ません。


不動産業界への転職を考えている方は入社後、即宅建士として活動し、即戦力であることをアピールできます。


宅建試験から1年を超えると別の法定講習を受講する必要があるので、早めに登録に行きましょう。



登録、交付にかかる費用は以下の通りです。

・資格登録手数料      37,000円 

・宅建士証交付申請手数料    4,500円

最低37,000+4,500=41,500円が必要です。

登録実務講習にも、約20,000円ほどかかります。



まとめ

登録実務講習は、


・実務経験2年なければ受講必須

・合格率は9割以上

・登録実務講習は通信学習とスクーリングで最終日に試験がある


登録にも、交付にも手数料がかかりますが、実務を行う上でも資格手当が付いたり、企業からの需要も多いことなどメリットが多くあります。


宅建に合格した際は、登録実務講習を忘れないように受講しましょう。


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