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新規事業・業務改善アイデア集|社内ビジコン【後編】

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新規事業・業務改善アイデア集|社内ビジコン【後編】


新規事業・業務改善アイデア集|社内ビジコン

弊社が年に1度、開催している社内アイデアコンペ「クラスコンペ2021」が2021年1月15日に開催されました。

不動産業界も生き残るためには、みんなで考え、変化していく時代となりました。

そこで「アイデア実行企業」であるクラスコは社員から新規事業・業務改善アイデアを募集し、積極的に業務改善に取り組んております。

前半戦に続き、今回も後半戦、11のアイデアを共有します。

空室・空き店舗の利用から全国オーナー向けZOOMの活用法まで、第一線で活躍しているからこそ気付くアイデアが盛り沢山。

「クラスコンペ2021」後半戦も目が離せません。


〈目次〉

受付業務効率化
クラスコ利用の推奨
コロナに打ち勝つ|現地QRコード内見
インテリアコーディネート×おうちカフェ
きろくんを活用した車両管理
オーナー向け野菜市&テナント応援キャンペーン
物件資料からイツデモ内見
住居周辺店舗のまとめチラシ
ZOOMを活用したオーナー交渉
TATSUJIN交流プロジェクト
オーナーズアカデミー会員化
まとめ


受付業務効率化|賃貸営業

お客様をお待たせしないために、受付業務の効率化についてお話します。

賃貸の店舗において、日々の受付業務は多岐に渡ります。

・お部屋探しなどでご来店。

・鍵の返却でのご来店。

・更新手続き、解約手続きでのご来店。

・オーナーが挨拶で来店される。

・お困りごとの相談。

・他部署あてのお客様。(経理や総務)

様々な理由で来店いただき、受付としても対応させていただいております。

ただ、混雑具合によってはお客様をお待たせしてしまう場合があります。

スタッフが全員、接客で電話対応ができなかったり、他部署宛の取次が疎かになってしまうと言うことが起きてきます。

これらを踏まえて、店舗受付業務の問題点が大きく2つあります。

①店内が混み合っている場合、お客様を待たせてしまう。

②管轄外の内容や、他部署宛のお客様については、伝言ゲームのようになってしまい、要領が悪くなってしまう。

これらの問題点に対しての対策は、

①iPadを受付に設置。

解約や更新で来店されたお客様には「こちらのiPadからお手続きをお願いします。」のように案内して、お客様に手続きを行っていただく。

②各部署に繋がる電話機の設置。

各部署にワンプッシュで繋がる電話機の設置。

これらを導入して期待できる効果は、

・お客様をお待たせする時間の軽減。

・他部署との取り次ぎで、伝えもれがなくなる。

・スタッフがつきっきりで対応する必要がなくなる。

お客様をお待たせする時間が削減され、店舗スタッフの業務にも余裕が生まれます。


クラスコ利用の推奨|賃貸管理

賃貸物件の解約理由の1つに自宅購入があります。

クラスコには、分譲マンション、中古戸建て扱う売買部、新築分譲、建売を扱うカウイエの部署もありますがそちらへの住み替えがほとんどありません。

お買い得な物件やいい商品があるのにとても勿体ないと思いませんか。

・チラシやメルマガでアプローチしているが、周知されていない。

・売買部・カウイエ、賃貸部・管理部の連携がうまくとれていない。

・住み替えのメリットがお客様に伝わっていない。

・賃貸物件オーナーへの配慮がある。

このような背景があるため、折角いい物件があるにも関わらず、情報提供がされにくい状態となっています。

入居者に、売買部・カウイエの認知度を上げるためには何をすればいいのでしょうか。

①賃貸物件の契約時に、定期的にクラスコ売買部・カウイエよりメールにて物件情報提供の説明を行う。

②クラスコの賃貸物件より住み替えのメリットを可視化する。

③賃貸物件オーナーへのフォロー体制を構築する。

④賃貸物件契約者からの問い合わせに対応できる仕組み作り。

定期的に販売情報を提供することで認知度が上がり、いい商品を知ってもらうきっかけとなります。


コロナに打ち勝つ二次元コード現地内見|売買営業

昨今コロナの影響で、不動産業界も大きく影響を受けています。

オープンハウスなどのイベントの開催にも大きく影響がありました。

そこで、NODALVIEWを活用したバーチャルオープンハウスを2020年の6月から実施しています。

バーチャルオープンハウスの閲覧数 658件

このNODALVIEWを活用した、もっといい現地案内はできないかと考えました。

看板のバーコードを読み取る看板の二次元コードを読み取る 

このように、よくある売り物件の看板に二次元コードを設置、バーコードを読み取ることで、バーチャル見学が可能です。
看板からの反響数UP、売主へのアピール、顧客の絞り込みが期待できます。


インテリアコーディネート×おうちカフェ

インテリアコーディネート×おうちカフェのInstagramアカウント作成を提案します。

コロナウイルスの影響により、お家時間がグッと増えました。

その影響で、これまで以上にお家によって生活の質が変わると感じました。

お家時間を楽しむ投稿が増加お家時間を楽しむ投稿が増加 

上記のグラフでは、コロナ禍によりSNSの利用時間も増えたことがわかります。

お家時間を楽しむ投稿が増加し、Instagramでは#おうち時間#お家カフェの投稿が多く見られます。

しかし、お家時間を楽しみたいと思っていても、どんな家具の配置がいいのか、どんな食器を揃えたらいいのか分からず、ただInstagramを見ているだけで時間がすぎてしまいました。

そこで、デザインのセンスや知識のない人でもお家時間を楽しめるようにしたいと考えました。

・空間構成や家具、食器、デザインの参考になる媒体が必要。

・多くの人の目に触れるもので発信。

実行する内容としては、

①おうちカフェにあったインテリアコーディネートの考案。

②Instagramのアカウント作成。

わざわざ検索をしなくても、発見機能があるため、複数のハッシュタグを利用して、より多くの人の目につくようにする。

得られる結果としては、

①クラスコの家具、お部屋(リノッタ)に興味を持ってもらえ、顧客が増える。

②インテリアデザインの幅が広がり、お客様の参考になる。


きろくんを活用した車両管理|総務

毎月、皆さんには車両管理表を提出していただいています。

Excelを使用したり、写真、手書きなど、部署によって様々な方法があります。

ここでの問題点は

・部署によって報告内容や形式が違う。

・報告書の作成にはサイボウズから管理フォルダを探して、部署を選んで・・・とても面倒である。

そこで、お部屋点検アプリきろくんを車両管理でも使えないかなと考えました。

きろくんを車両管理で使用すると、部署や車種などスムーズに把握できます。

報告する側のメリットは、

①点検項目を統一できる。

②携帯から報告可能。

③項目箇所が記載されているので誰でも点検できる。

報告される側(総務)のメリットは、

①報告もれがないか確認しやすい。

②統一された正しい情報を管理できる。

きろくんを使用した予想効果は、

車両管理UPにかかる時間 1台10分→5分

クラスコの社用車は73台あるので

1ヶ月で730分→365分の業務時間削減

12ヶ月で8760分→4380分の業務時間削減

車両管理確認にかかる時間は、

毎月60分→30分

12ヶ月で360分の業務時間削減

1台あたりの削減時間は5分ですが、全台数で考えると大きな業務時間の削減に繋がります。


オーナー向け野菜市&テナント応援キャンペーン

・オーナーの顔を知っていますか。

・会話に悩むことはありませんか。

・管理テナントの経営状況を知っていますか。

・コロナ禍で影響を受けたテナントを応援したいと思いませんか。

コロナ禍の影響で、毎年恒例のオーナー会の開催が中止になりました。

そのことを悲しんでいる声を聞き、もっと気軽に開催できる会があればオーナーの楽しみも増えるのではないかと思いました。

そこで提案したいのが、オーナー向け野菜市の開催とテナント向けのランチボックスの販売を合わせたイベントの開催です。

暖かくなった頃に、クラスコの駐車場や店舗を1日開放し、イベントを開催します。

感染対策のため、屋外での開催、テイクアウトにするなどアピールを行います。

入居者や近隣住民にチラシを配り、集客を行います。

野菜や、果物、お米を作っているオーナーも多く、出店していただきます。

クラスコ社員も全力でお手伝いさせていただき、一緒に作業をすることで自然とコミュニケーションが生まれるのではないかと思います。

テナント向けにはランチボックスの販売や、キッチンカーで販売していただき応援できればと思います。

見込める成果としては、

①オーナーと社員の距離が近くなる。

②社員同士でも関係性を築くことができる。

③地元での開催のため、オーナーの参加率が増える。

④クラスコをもっと知ってもらうきっかけとなる。

コロナに負けない地元でのイベント開催にご協力いただけると幸いです。


物件資料からイツデモ内見|賃貸営業

・物件写真だけでは物件の雰囲気が伝わりにくいのではないか・・

・物件写真を見ても忘れてしまうのではないか・・

・360度写真をもっと見て欲しい!

と思い、この取り組みを考えました。

特に、360度写真は、入社してすぐに自分たちでNodalViewを使い撮影したので、もっとお客様に見て欲しいと言う思いが強くありました。

そこで思いつたものが二次元コードです。

具体的な取り組みとしては、

①NodalViewを二次元コード化する。

②AOS、クラスコナビ資料に掲載。

③利用方法を動画にまとめて明文化、確実に見てもらえるようにする。

興味をひくフレーズを取り入れる。興味をひくフレーズを取り入れる。 


得られる予想成果としては、

・クラスコナビの閲覧数が上がり認知度も上がる。

・撮影、編集の価値をより実感できる。


住居周辺店舗のまとめチラシ

住居周辺店舗マップ住居周辺店舗マップ 

本サービスは、入居が決まった物件周辺の施設、店舗などをまとめたチラシになります。

契約者様にお渡しするチラシであり、自分の部屋の位置が明記されています。

紙媒体のなどの簡単なもので作成し、入居後の生活が想像しやすくなり、新生活の生活を豊かにすることを目的としています。

本サービスを思いついたきっかけは、ひとり暮らしをしていた頃に、近くに安いスーパーや美術館があることを知らずに過ごしていたことがあるからです。

当時、駅から家の周りにある施設しか知らず、周辺の店舗をもっと知っていればより快適な生活を送ることができたかもしれないと思ったことがあり、このサービスを考えました。

もたらす利益としては、まず会社側に2つ、

①物件周辺の店舗に対して理解が深まる。

②地域貢献に繋がる。

お客様のメリットは、

①入居前のマイナスイメージを減らすことができる。

実行することとして、

・物件をエリアごとにまとめる。

・おすすめしたい店舗をピックアップ。

・1枚のチラシにまとめる。

・お客様にお渡しする。

入居するお部屋周辺のおすすめ店舗や施設が明記されているチラシをお渡しすることで、生活をイメージしやすくする、次も、クラスコのお部屋を選んでいただけることを目的としています。


ZOOMを活用したオーナー交渉|賃貸管理

ZOOMときろくんを活用した非対面オーナー交渉を提案します。

決まる部屋づくり課では、ZOOMは社内会議に、きろくんは点検時の記録として使用しており、どちらも社外に向けての利用はしておりません。

こちらをオーナー交渉でも活用したいと考えました。


【実際にあった例】
同時期に3部屋解約になったA物件。
3部屋とも修理内容がボリューミーな見積もりとなりました。
オーナーに電話で伝えたところ、「実際にお部屋を見てから修理内容を検討したい。」と言うお返事でした。
しかし、オーナーは遠方にお住まいの方で、移動時間を含めると時間がかかり、3部屋となると大変時間がかかりました。

コロナ禍の中、遠方のオーナーに来ていただくことはハイリスクです。

そこで、遠方のオーナーがお部屋の様子を確認したいと追うことであれば、ZOOMでの交渉を行いたいと思いました。

画面共有機能を使い、作成した見積もりや点検アプリきろくんを実際に見ていただき、室内の情報をわかりやすく確認していただけます。

室内の状態を写真で確認。室内の状態を写真で確認。

実行するためにはオーナーへのZOOM機能の説明やURLを送信するメールアドレスの取得をしなければいけませんが、口頭の説明よりもわかりやすく、現地に行く手間も省け、遠方のオーナーとも顔を合わせることができるるメリットがあります。


TATSUJIN交流プロジェクト

おかげさまで不動産テックTATSUJINは累計利用店舗数5000店舗を突破しました。

全国には様々な猛者がおり、不動産テックTATSUJINを利用し、成果を出しています。

【例】

株式会社オーリック不動産・・半年でリノッタ44件受注

ジュクト株式会社・・来年施工が既にリノッタ40室等

オンラインでの交流が容易になったからこそ、クラスコの実務部門も他社の取り組みに触れて切磋琢磨し、モチベーションの上がる関係を構築したいと思いました。

その構想が、TATSUJIN交流プロジェクトです。

・入社年次や職級、担当業務ごとでの合同研修、情報共有を企画、運営する。

・他社で似たような環境や職種で対応している者同士で、一緒に研修、情報交換の場をもうけ仲間意識を醸成。

・事務局はクラスコBtoB部門若手メンバーが対応し、段取りなど鍛える場とする。

TATSUJIN交流プロジェクトがもたらす成果は、

現場レベルでの他者との交流活性化→ノウハウ蓄積→発展に繋がる。

実務部門、BtoB部門共に全国にネットワークを持ち、次世代を担う人材を輩出できる環境を整えることができる。


オーナーズアカデミー会員化|満室の窓口

現在、コロナ禍と言うこともあり、会議、仕事、学校の授業など様々なものがオンライン化されています。

クラスコでも、リアルセミナーがWebセミナーに切り替わり、新しいモデルが生まれています。

全国Webセミナー全国Webセミナー

一方で課題もあります。

・継続的なコミュニケーションロス。

・毎回1からの集客活動。

・データベースが蓄積されない。

・メリットを最大限生かしきれていない。

オーナーもこう考えています。

・自分にあった内容だけ見たい。

・毎回登録がめんどくさい。

・好きなタイミングで見たい。

・レベルアップしたい。

そんな課題を解決するためにオーナーの会員化をしたいと思います。

相関図相関図

まずは、セミナー・勉強会に参加していただき、会員登録を行います。

その勉強会の内容は、YouTubeやFacebookに紐付けて、視聴と閲覧ができるようにします。

こうすることで、会員データベースの蓄積、リード獲得を行いながら送客も可能になり、しかも視聴数も取れるモデルとなります。

環境整備としましては、

・オーナーセミナー、不動産経営診断士勉強会

・アプローチブック、会社概要

・満室事例(改善事例)、満室レター、キャンペーン企画など

・既存のものYouTube、LINE等

各コンテンツを動画化、またはデジタルコンテンツ化する必要があります。

デジタルデータとして扱うことで、いろんなチャンネルをミックスしたマーケティングが可能となります。

さらに過去の勉強会も含めて、好きな時にコンテンツを選んで視聴できるので、自分の習熟度に合わせた学習が可能です。

学習側とのマッチング度も高くなり、講師による差が生まれないメリットがあります。

勉強会もeラーニングで参加することができ、テストもWeb上で行うことが可能です。

将来的には不動産経営診断士が増え、FCの活性化、新規加盟店獲得の促進にも繋がります。


まとめ

過去のクラスコンペでは、新しいものを生み出さなければいけないというところがフューチャリングされ、なかなか実行ができないままでした。

今回は、現場ならではのアイデアばかりで、是非実行に移して欲しいと考えています。

ですので、グランプリは決めずに、全アイデアに1万円、さらに実行したアイデアにはプラス2万円を贈呈します。

これからもアイデア実行企業として、全社員で取り組んで行きたいですね。

クラスコンペ【前編】はこちら!

▶︎https://retech-network.com/posts/detail/549




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