
賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
様々な業界のビジネスモデルが変わろうとする時代。
不動産・リノベーション業界も例外ではありません。
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革などの大きな変化が起きている中、全国の不動産会社でも集客減や売上減などの問題が発生しています。
これらの問題を、クラスコが提供する不動産会社向け業務改善ツール不動産テック「TATSUJIN」の利用企業のネットワークによって、解決できないかと考えました。
不動産テック「TATSUJIN」の利用企業から成功事例を集め、参加者に課題解決のためのノウハウを提供し、不動産業界全体の発展を実現します。
今回は、全国の成功事例の中から表彰された事例を皆様に共有します。
不動産テックがいへきんぐを導入
不動産テック「TATSUJIN」を推進し成果を挙げた企業に贈られる「ベストテック活用の達人賞」は、株式会社エスティケイ(山梨県甲府市)様。
オーナーへの計画的な外壁提案を行い、5ヶ月で3億円の売上ストックを確保&年間受注率100%達成しました。
建物を点検した場合、物件に異常があった際、物件の価値をどう維持していくか、何をしなければいけないのか、専門的な視点で提案をする必要があります。
そのために、一級建築士、外壁劣化診断士などの資格を持った方と外壁提案サービス「がいへきんぐ」を作り上げました。
株式会社エスティケイ 志村和也様
室内リフォームはリノベーションサービスRenottaを活用していて、一定の収益を上げることができていたのですが、外壁に関しては提案資料や調査資料が個人バラバラで収拾しており、なかなか収益を上げることができませんでした。
悩んでいた時期に「がいへきんぐ」を紹介していただきました。
調査資料がまとまって簡単に作れることで、作成時間の削減だったり、オーナーに一定の提案をできるようなる期待をもって導入しました。
18棟で約6000万円の売上になりました。
粗利益は2000万弱。
外壁塗装が収益の軸になっているのかなという手応えはあります。
「ここまでやってくれている」ということが目に見えて分かるので、オーナーにもすごく喜ばれています。
こんな資料を持ってきてくれるんだ、あとは分かりやすいという声もいただいています。
グラフにも出て専門的な検査をしているというような見方もできるので、建築会社や個人で経営されている塗装会社と競合したとき、そういう資料を作って提案にくる業者は圧倒的に少ないので、選んでもらえることが多くなりました。
オーナーには他という選択肢がなく任せてもらえることが多くなりました。
【不動産テック外壁提案サービス詳細】https://tatsujin.tech/gaiheking/
空室改善の相談窓口FC「満室の窓口」促進などで成果を出した企業に贈られる「ベスト管理受託の達人賞」は、株式会社アート不動産(愛媛県松山市)様。
パート活用で反響率、成約率UP〜アートレディ導入で効率よく反響を獲得し、受注率70%の管理受託プロセスを構築しました。
株式会社アート不動産は満室の窓口のパートレディ営業を2020年6月より始めました。
訪問件数と案件化率UPの取り組みを始めました。
満室の窓口のトークスプリクトやアプローチブックなどを活用し結果を出しています。
株式会社アート不動産 荒木剛様
元々、管理取得に力を入れないといけないということは承知しておりました。
しかし、管理取得の担当者はオーナー担当と兼任しておりまして、日々の業務に追われて後回しになっていることが現状でした。
その中で、満室の窓口のパートレディ営業を取り入れようと思いました。
アートレディ(パート)が入った当初は、私の方でアタックリストを作成し、アートレディに行ってもらうという流れだったのですが、入社4ヶ月頃になってくると出社した段階で自分でアタックリストを作成、物件を決め、訪問という形が一通りできるようになりました。
オーナーとのアポ取りまでをお任せして、そこから社員に繋ぎ管理取得に繋げるという形をとっています。
私たちも経験のないことでしたので、満室の窓口のトークスプリクトを活用し、2ヶ月間はシュミレーションを行いました。
コロナ禍の中で訪問することに危機感を持っていたのですが、実際に訪問すると、現状をオーナーはなかなかわかっていない状態で不安であるという声もありました。
このまま入居が決まらないのではないか、コロナの中でお客様が来ていないのではないかという不安の声を漏らしてくださいました。
オーナーにとっても僕らの訪問が心強かったのではないかと思います。
アートレディには週2回、4時間、1日4件回ってもらいます。
トータル180件くらいオーナーを訪問し、実際に会えたのは3分の1(60件)くらいです。
その60件の内10件アポを取りました。
実際管理受託に結びついたのは7件の108戸です。
1年間の当社の管理受託は589件、その内アートレディの管理受託が半年間で108件ということで、全体の20%を占めています。
加盟前は月5件ほどの訪問でしたが現在は40件の訪問で来ており、アタック数は7倍から8倍に増えました。
今後の活躍にも期待しています。
【不動産テック管理受託サービス詳細】https://tatsujin.tech/manshitsu/
賃貸リノベーションブランド「Renotta」を推進し成果を挙げた企業に贈られる「ベスト賃貸リノベの達人賞」はジェクト株式会社(神奈川県川崎市)様。
リノベーションの投資効果、節税シミュレーション、キャッシュフロー比較による提案で、一棟まるごとリノベーションにおける融資額を1億円→1.5億円にUPしました。
このままでは借り手がつかないということで、ジェクト株式会社が一棟丸ごとリノベーション提案することになりました。
28室のリノベーション提案ということもあり、多額の工事費用がかかります。ここでネックになってきたのが金融機関からどれだけ融資が受けられるかです。
そこで、リノベーションの投資分析ソフト「リノベー」を活用いただきました。
リノベーはRenottaによる投資効果、キャッシュフロー比較、節税シュミレーションを簡単に分かりやすく行うことができます。
果たして、銀行からの融資は受けることができたのでしょうか。
ジェクト株式会社 島田慎一郎様
銀行からいくら融資を受けることができるかという話は出てきたので、銀行とオーナーには1部屋これくらいのリノベーションで、こんな投資効果がよくて、これを28室すればかなり投資効果がいいという話をしました。
建物は古く、全体的な補修工事も必要でしたので外壁提案サービス「がいへきんぐ」で提案書を作成し、リノベーション工事と一緒に提案させていただきました。
1億円ほどの融資だったのですが、家賃も高めに設定でき、1億5千万円の融資を受けることができました。
オーナーへの説明には融資担当の方にも来ていただいて、口で説明するだけでなく、実際のシュミレーションを見せた方がいいと思い、ipadを使ってリノベーを見せRenottaによる投資効果を説明しました。
それはそれは、驚くほどとんとん拍子で決まり2ヶ月後には融資実行されました。
【リノベーションサービス詳細】https://tatsujin.tech/renotta/
2020年のTATSUJINアワードスイッチはコロナ禍ということもありYoutube内での生配信されました。
配信ということもあり、予想を超える沢山の企業の方に視聴していただくことができました。
様々な業界のビジネスモデルが変わる時代、不動産業界にも変化が求められています。
今回のような不動産テックの事例を共有することで、変化に構えることなく受け入れてもらえることができればいいと考えています。
今後も全国5000店舗を超える不動産会社のTATSUJINネットワークを活用し、全国の不動産会社に不動産業界の最新情報、成功事例の共有、課題解決のためのノウハウを提供し、不動産業界全体の発展を実現していきます。
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