検索ボタン
TOP > 不動産業界トレンド  > REAA不動産甲子園2021開催報告

REAA不動産甲子園2021開催報告

このエントリーをはてなブックマークに追加
REAA不動産甲子園2021開催報告

不動産業界は、業務の属人化やDX化の遅れ、不人気就職先の常連になるなど、様々な課題を抱えています。


本コンテストでは、これらの問題を

①個人の知恵を共有し「業界の知恵」に変えること

②優れたプロセスを賞賛し不動産業界従事者の労働意欲を向上すること

③業界全体の業務レベルを底上げすることの3つの実現で解決すること

を目的とし開催しています。


多数の応募者の中から、書類選考に通過した7名のファイナリストがコンテストに出場し、熾烈なプレゼンバトルを繰り広げました。

本年度は下記の方々が見事、受賞されました。


<目次>
第4回REAA 不動産甲子園 受賞者
  グランプリ受賞/株式会社日本エイジェント 橋本健
  準グランプリ受賞/オーナーズエージェント沖縄株式会社 松川あかね
  スマサテ賞/株式会社キュピ 齋藤浩一郎
  GMO賃貸DX賞/株式会社豊後企画集団 成迫繁喜
  いえらぶ賞/株式会社アート不動産 松本陸史
オンライン配信のアーカイブについて
今後の不動産業界


REAA不動産甲子園2021 受賞者

グランプリ受賞/株式会社日本エイジェント 橋本健

REAA不動産甲子園〈賞品:賞金300,000円〉 

〜顧客満足度を向上するコミュニケーション戦略のDX化〜


賃貸管理の未来の話をされた橋本さん。


非対面「仲介」が多く語られる中、非対面「管理」はどうでしょう。


同じ熱量では議論されていないように思います。


特に、入居者対応には多くの課題があり、接触を避ける為の苦し紛れのテレワーク、感染リスクに対し恐る恐るの現場対応、業者に丸投げし無理やりの非対面化、これが現状ではないでしょうか。


こんな時期だからこそ自社開発の入居者アプリを推進していました。


しかし、そこでもダウンロードされない、使われないと言う課題が浮き彫りに。

そこで思いついたのがLINEの活用です。


使い慣れているLINEを活用することで、目に見えて登録数の増加やチャットの利用割合に変化が現れたのです。


入居者からの声にも「LINEでのやりとりが便利」と言う声が多く上がりました。


橋本さんの考える賃貸管理の未来の話は賃貸管理のDXには「顧客志向」が必要だと言うこと。


今後、非対面「管理」の追求がもっと必要なのです。


準グランプリ受賞/オーナーズエージェント沖縄株式会社 松川あかね

REAA不動産甲子園〈賞品:賞金50,000円〉 

〜コロナ禍に急増した入電を解決させたのはITではなくオペレーター。

 社員を変化させた3つの研修〜


入居者対応のコールセンター「プロコール24」を運営するオーナーズエージェント沖縄株式会社。


全国140社以上の管理会社、11万戸以上の管理物件の入居者様からの問い合わせに対応しています。


2020年、コロナ禍の影響で入電は月6,000本増え、前年比133%となりました。


入電が増えた影響で対応率が86%から、77%にダウン、これを変化させたのは社員研修だったのです。


同じ品質の報告書を短時間で作成できるよう要約勉強会を実施、交渉術の強化することで提案の幅が広がり、社員の個性に合わせた面談プログラムを実施することで社員が抱える悩みや問題点をより明確にし、解決へと導きました。


低迷していた対応率も91%に大幅アップし、社員の知識の向上、モチベーションアップにより生産性向上に結びついたのです。


スマサテ賞/株式会社キュピ 齋藤浩一郎

REAA不動産甲子園〈賞品:小型プロジェクター〉 

〜管理物件を魅力的にPR〜


空き家問題に加え、物件の老朽化、社員の高齢化、競争力の低下が賃貸管理会社の問題ではないかと語る齋藤さん。


これらを打破するにはその道のプロに任せて新しい風を取り入れることが必要です。


設計に関しても、新しいニーズを取り入れる必要があります。


物件名もよくある名前ではなく、唯一無二の物件名をつけることがヒントです。


ホームステージングは表面的には素敵に見せれることが魅力的ですが、現実から離れすぎていると共感が得られにくくなります。


大切なのは格好良く演出することではなく「暮らし目線と情報をプレゼントする」こと。


フリーペーパーでも発信している注目施策となりました。


GMO賃貸DX賞/株式会社豊後企画集団 成迫繁喜

REAA不動産甲子園〈賞品:GMO賃貸DXオリジナルグッズ〉 

〜賃貸仲介の成長と戦略〜


賃貸仲介の窓口を統括するようになり立ちはだかったのは、スタッフは頑張っているのに成果が上がらないこと。


その原因は場当たり的で現状把握が出来ていなかったことにありました。


そこで成迫さんが考えたのはFORGAS(フォーガス)戦略。


growth(成長)とstrategy(戦略)を合わせた造語を作り、浸透させました。


簡単に言うと未来を予測する仕組みを作りました。


目標、実績、未来予測を行うことで、スタッフの課題は一目瞭然、店舗のマネジメントも戦略的になる変化が現れたのです。


いえらぶ賞/株式会社アート不動産 松本陸史

REAA不動産甲子園〈賞品:空気清浄機〉 

〜入居者・管理会社も嬉しい!

 Web活用した入居者総合窓口の作成による業務効率向上施策〜


管理戸数が増える中、比例して増加する入居者様からお問い合わせ。


混み合う回線に入居者の不満も溜まり、現状不満での退去も目立っていました。


業務効率を上げるために、電話以外での受付方法もあるのではないか、そこで新システム「TSUNAGU CLOUD」を導入しました。


TSUNAGU CLOUDとは入居者様専用のWeb総合窓口です。


TSUNAGU CLOUDの開発により、入居者との接点が広がり、電話対応を減らすことに成功、入居者のリアルな声を拾うことができ、入居者満足度が上がりました。


さらに、電話に縛られない対応で業務効率アップも実現されました。


オンライン配信のアーカイブについて

REAA不動産甲子園2021、全7名のファイナリストのプレゼンはこちらから視聴できます。

▶︎https://www.reaa-chintaifes.com/ 


また、簡単なアンケートにお答えいただくだけで出場者プレゼンスライドBOOKプレゼント!

お申込はこちらをクリック⇩

▶︎出場者プレゼンスライドBOOKプレゼントアンケート 


今後の不動産業界

コロナ禍での問い合わせの急増、非対面の対応、賃貸のDX化など不動産業界でも大きな変化が求められる時代になりました。


今までとは違う、新しい風を吹かせる時が来たのかもしれません。


弊社クラスコが提供する不動産会社向け業務改善ツール「TATSUJIN」では、利用企業のネットワークを活かしノウハウの共有、不動産業界全体の底上げを行い、不動産業界に立ちはだかる課題解決を目指して行きます。

メルマガ登録

資料請求



おすすめ記事

×