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【賃貸不動産経営管理士】試験の難易度と合格するための勉強法

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【賃貸不動産経営管理士】試験の難易度と合格するための勉強法

賃貸不動産経営管理士の試験は難易度が高いのか、試験に合格するための勉強方法は?

2021年に国家資格となってからは人気が高まっている資格なので、合格率や試験対策について、心配ですよね。

この資格試験を受けるため疑問を解決するための解説をまとめました!

資格試験を受けるためにぜひ参考にしてください。


<目次>
賃貸不動産経営管理士とは
 賃貸不動産経営管理士は国家資格
 賃貸不動産経営管理士には誰がなれるの?
 賃貸不動産経営管理士の資格を持つメリット
令和5年度の試験概要は?
 試験概要の発表時期など
 講習を受ける特典
 試験会場
試験の難易度は?
 合格率の推移
 他の試験との比較
合格に向けての勉強方法は?
 必要となる勉強時間の目安
 独学できるか
 講座を受ける場合
 試験問題の範囲と特徴
まとめ


賃貸不動産経営管理士とは

賃貸不動産経営管理士は、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(2020年6月に成立)」において、賃貸住宅管理業務を行う上で設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた国家資格です。

賃貸住宅管理に関する、知識・技能・倫理観を持った専門家として、その能力を発揮し、賃貸不動産の管理を適切にできることが求められています。

また、賃貸不動産所有者の資産を有効に活用することや、不動産に居住し利用する賃借人等の安全と安心を確保するといった非常に重要な役割を担っています。


不動産賃貸経営管理士は国家資格

賃貸不動産経営管理士の資格は2021年4月21日に、国土交通省令により「国家資格」になりました。

その背景には、

・賃貸不動産経営管理士という資格の需要が社会的に高まってきている

・2020年6月に「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」が成立した

ことがあります。


この資格が育った経緯は

・2007年:「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」により設立された民間資格だった。当初は「講習の受講と修了試験の合格」で取得できた。

・2013年:年に一度の資格試験として実施されるようになった。

・2021年:国家資格として成立した。

となります。


一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会

賃貸不動産業界3団体(公益財団法人 日本賃貸住宅管理協会、公益社団法人 全国宅地建物取引業協会連合会 及び 公益社団法人 全日本不動産協会)で構成されており、現在も引き続き、賃貸不動産経営管理士の資格制度を運営している。

 

賃貸不動産経営管理士には誰がなれるの?

賃貸不動産経営管理士になるために、あらかじめ必要な資格や経歴などはありません。

※2020年度試験以前の合格者が、国家資格としての賃貸不動産経営管理士に移行するためには、2022年6月までに「民間資格としての賃貸不動産経営管理士」に登録したうえで、「業務管理者移行講習」を修了する必要がありました。過去に賃貸不動産経営管理士試験に合格した方に対して、直接、協議会から通知が届いた事になります。 


賃貸不動産経営管理士の資格を持つメリット

不動産系の有力な資格として代表的なものは、賃貸不動産経営管理士の他には以下のものが挙げられます。

・宅建

・マンション管理士

・不動産鑑定士

・一級建築士

・土地家屋調査士

・管理業務主任者


そして、特にこの賃貸不動産経営管理士となる事のメリットは大きく、以下の事が挙げられます。

●「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」の施行にともない、賃貸住宅管理戸数200戸以上の賃貸住宅管理業者は、事務所毎に、1人以上の賃貸住宅管理の知識・経験等を有する者(業務管理者を配置する事が必要となった。この業務管理者の要件に『賃貸不動産経営管理士』が認められたため、この資格を取るメリットが大きくなった。

賃貸不動産経営管理士になることで業務の幅が広がり、オーナーや入居者からの信頼獲得にもつながる。(業務管理者としてではない不動産管理の業務は、特別な資格がなくても可能だが、資格があれば信頼につながる)

●資格の取得によって、専門的な知識を身につける事ができ実務に活かせる。例えば、不動産関連法や、設備の取り扱い、修理点検、修繕計画などに関する知識などに於いてプロ意識が持てるようになる。

●資格を持っていない業者との差別化を図ることができ、オーナーや入居者との信頼関係も深まる。

●会社によっては、資格が増える事で給与面の優遇や昇格も期待できるかもしれない。

賃貸アパート・マンションを購入して不動産投資にチャレンジする投資家にとっても有効な資格である。例えば、建物管理や、空室対策、広告活動を行うには一定の知識が必要であり、資産運用のためにも、資格を取る勉強をする事で賃貸経営に関する専門知識と実務スキルを学ぶことができる。

一般企業の総務部に務める社員にとっても、社宅の斡旋や契約手続きを担当する際には、賃貸住宅に関する基本的な知識があると良い。また、入居契約や退去時に関する法的知識をある程度把握しておくことで、トラブルを軽減できる。

就職や転職にも大きな武器となる。賃貸不動産経営管理士の資格は、近年となっては大変実用性が高い資格と認識が広がってきたため、持っているだけで有効な資格となる。実務経験がない人にとっても、資格を持っている事は意欲があるというアピールにもつながる。

誰にとっても、住まいや住居は生きることに密接であるため、この資格を取る勉強ができ知識がついている事で、賃貸契約に関する法的知識をきちんと踏まえて、自身が契約する物件の入居や退去がスムースになる。必ずしも、仕事に生かすだけの資格ということではなく、持っているとメリットの多い資格である。



令和5年度の試験概要は?


試験概要の発表時期など

令和5年度の試験概要はまだ発表されていません。

試験の予定は例年11月中旬です。


発表や手続きに関しては、ここ数年の傾向によりますと以下の通りでした。

・3〜4月に、試験概要発表

・4〜5月に、講習の案内発表

・4月後半〜5月に、講習の申し込み開始

・8月中旬に、試験申し込み受付開始

・11月中旬に試験

・1月に合否の結果発表


※発表や受付の時期については、これまでは、国家資格へ移行した事や、コロナの影響でこの数年は不安定でしたが、今後はほぼ決められた時期に告知があると予想されます。

詳しくは賃貸不動産経営管理士協議会の公式サイト「お知らせ欄」をチェックしてください。

発表があった際には、この「TASTUJINジャーナル」で取り上げさせていただきます(4月頃発表予定)。


講習を受ける特典

賃貸不動産経営管理士の試験には、あらかじめ公式に、受講できる講習が設けられています。

上記の「試験概要の発表時期など」の項目にある通り、試験概要の発表の後に講習の概要発表と、講習の受付申し込みがあります。


この講習を受ける特典は、試験の問題が数問免除されるという事です。  

令和2年度〜令和4年度は、50問中の5問が免除されていました。


このことにもより、講習を受けた人の方が、講習を受けなかった人より合格率が高いというデータも出ています。

ちなみに、令和4年度を見てみると、講習を受けた人の合格率は30.7%、講習を受けなかった人の合格率は25.9%でした(全体の合格率は27.7%)。

講習についての参考として、令和4年度の賃貸不動産経営管理士講習の詳細を公式サイトよりご覧ください。


試験会場

令和4年度の試験では、全国で35都道府県の67会場で試験が開催されました。令和5年度は更に会場が増えるであろうとの予測もあります。

また、開催がなかった県もありますので、日程や移動に余裕を持つよう心がけましょう。

令和5年度の試験概要発表時に掲載があります。


試験の難易度は?


賃貸不動産経営管理士の資格試験は、つい5年前とは全く別物と言われています。

つまり、合格率が極端に低くなってきているという事です。

その背景として、一番大きな理由は、前述した通り令和3年にこの資格が国土交通省令により国家資格となったためと言えます。


賃貸不動産経営管理士という資格が国家資格になったことで、試験に求められる役割がより一層高まりました。

そして今後も更に難易度が上がると予測もされています。


合格率の推移

2018年までは合格率が50%以上ありましたが、資格の人気が出て2019年には一気に36.8%に下がりました。

さらに、2020年度の試験では、それまで40問90分の試験だったのが、他の国家資格(宅建、マンション管理士、管理業務主任者)と同様に50問120分の試験となり、それに伴い合格率も29.8%に下がりました

そして2022年度の試験に於いては、合格率は27.7%でした。国家資格となり更に難易度が高まったと言えるでしょう。

今後は更に難易度が高まると言われています。

試験を受けるのは早めに越したことはないと言えるかもしれません。

参考:令和4年度 賃貸不動産経営管理士試験の概要


アガルートアカデミーより引用 

他の試験との比較

前述の通り、年々合格率が下がっている賃貸不動産経営管理士の資格ですが、1つ言えるのは、他の国家資格である不動産系の資格試験と比較すれば、まだ合格率は高いということになります。

アガルートアカデミーより引用  

合格に向けての勉強方法は?

もはや「合格しやすい資格試験」とは言えなくなってしまった、賃貸不動産経営管理士の試験。

以前は「1ヶ月程度の勉強で合格できる」と言われていた事もありましたが、今はそのようには考えられません。

早め早めの試験対策を取る必要があると言えるでしょう。


必要となる勉強時間の目安

賃貸不動産経営管理士の試験に合格するための勉強時間は、一般的に100〜150時間と言われています。

これは、賃貸不動産経営管理士の資格試験のための、講習やセミナーを行っている会社の統計です。 

また、これまで不動産関係の試験を受験した事がない方や、宅建の試験にもなかなか合格できないと言った方は、200時間は必要とも考えられます。 

独学か、セミナーや講習を受けるか、によっても必要な勉強時間の目安は変わるでしょう。 


独学できるか

人にもよりますが、独学でも勉強が可能であると言えます。

最近では、各ブログやYouTubeでもとてもわかりやすく、勉強方法や試験対策について解説されている記事はたくさんあります。

書籍も多数発行されています。

▶︎おすすめの問題集やテキストを紹介しているサイト「【賃貸不動産経営管理士】おすすめテキスト・問題集・過去問集6選


講座を受ける場合

時間がなくて効率を求める方や、何から勉強したら良いかわからない、何度も試験に落ちている、という方には、講座やセミナーの受講もお勧めです。

▶︎おすすめの講座を紹介しているサイト「グッドスクール」


令和4年度の賃貸不動産経営管理士の試験合格者の平均年齢は42.9歳だったというデータがあります。

つまり、大半の方は日中は働きながら資格を取ってると言えるでしょう。

・仕事から帰って疲れている

・休日はほぼ試験対策に追われる

そのように仕事と試験対策の両立が難しいと感じるケースが多いと思うので、効率を上げるためにも講座を受けるのも良いでしょう。


または、もちろん、独学では自信がない方や、何から勉強したら良いかわからない方、何度か不合格を繰り返している方は、講座を受けられる事をお勧めします。

コロナウイルス蔓延以降は、オンライン講座も充実しています。


試験問題の範囲と特徴

試験問題の内容は、公式テキストが発売されるようになり、出題範囲がはっきりとしています。

ただし公式テキストは1,000ページほどあるので、網羅するにはそれなりの勉強時間が必要です(それが100〜200時間と言われています)。

賃貸不動産管理の知識と実務(大成出版社)」
賃貸不動産経営管理士協議会が出版している公式テキスト
 
 

試験問題は、賃貸不動産管理業務を実際行うにあたっての、基本的な内容が中心です。

試験問題は、マークシート形式で回答する問題が出題され、筆記で記述式の問題ではありません。

しかし、過去のように明らかに答えが明確である択一式ではなく、回答にかなり迷いが生じる問題が多くなっているようです。


<ポイント>

・様々な専門用語は、意味を理解しながら記憶する

・過去問をしっかり解く勉強法をとる

・ケアレスミスも合否を分けると言われる合格率のため慎重に見返しをする


まとめ

▶︎賃貸不動産経営管理士の公式サイトはこちら

賃貸不動産経営管理士の資格について、

・資格や試験について

・試験の難易度

・合格するための勉強法

を解説させていただきました。

今年度の試験合格に向けてぜひ参考にしてください。


▶︎不動産賃貸経営のオススメYouTube「不動産テックのTATSUJIN」


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