賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業界は忙しく、休みが取れないというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、不動産業界への転職や就職を検討されている方向けに、「不動産業界の休日」について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
不動産業界の休日は水曜日の場合が多いです。
なぜ水曜日を定休日にする企業が多いのでしょうか?
1つ目の理由は、水曜日の「水」は、契約が「水に流れる」ことを連想させるためです。
縁起が悪いため、不動産業界では水曜日を休みにするようになったと言われています。
不動産業界は取引の金額が大きく、契約まで時間がかかることも多いため、昔からゲンを担ぐことを大切にしてきました。
せっかく契約に向けて時間を掛けてきたものが、契約直前でキャンセルになったり、契約後に解約となればすべてが水の泡となってしまいます。
そうならないためになんとか契約を無事に済ませたいという想いもあって、水曜日を休みにする不動産会社が多いようです。
これは他の業界でも同様のことが言え、調べてみると他にも水曜日が休みの業界が多くあります。
2つ目の理由は、土日に対応するお客様が多いためです。
不動産業界はお客様があってこその商売。
個人のお客様は土日休みの方が多く、必然的に土曜日や日曜日での来店や打ち合わせが多くなります。
とくに繁忙期の1〜3月では常に内見などの接客をしている時間が多くなります。
土曜・日曜に接客をして契約がまとまると、今度はその後の月曜日、火曜日にたまった事務作業を片付けなければなりません。
金融機関へ連絡をとったり役所関係から必要な書類を取得するなどの業務を月曜や火曜に行います。
そして、事務作業も一段落し次の週末までに一息つくのが水曜日。
また、1週間のうち、半分以上が平日になりますので、平日を2日間お休みにしたところで平日対応できる日がなくなるわけではありません。
そういう意味でも、平日に休みを取ることで平日がお休みのお客様、土日がお休みのお客様、両方に対応することができます。
〈参考記事〉TATSUJINジャーナル:不動産営業マンの1日とは?出社から退社までのスケジュールを公開!
ただし、賃貸管理や法人をお客様とした不動産系の会社は土日を休みにしているところもたくさんあります。
3つ目の理由は、「管理会社も水曜日が休みのため」です。
マンションなどの物件を管理している管理会社は、ほとんどが不動産会社ですので、水曜日に休むことが多くなります。
不動産会社は管理会社が休みだと物件の内覧や契約に関しての打ち合わせも行うことができないので、管理会社が休みの日に仕事をしてもスムーズに進めることが難しくなります。
例えばお客さんから気に入った物件の問い合わせが入っても、管理会社が休みであれば、物件の紹介を確認することもできず、内覧のスケジュールを組むことができません。
そのため売買や賃貸を中心に行う不動産会社は管理会社に合わせて水曜を休みにしていることが多いです。
水曜以外の休日はどのようになっていることが多いのでしょうか?
水曜以外の休日だと火曜日か木曜日という会社が多いです。
土日でお客さんと打ち合わせを行っている分、月曜は事務処理や対応に追われ割と忙しい日になりがちですが、火曜には少し落ち着きますので、休みが取りやすくなります。
また金曜日は土日の打ち合わせに向けて準備を行ったり、見学会やオープンハウスの設営に忙しかったりします。
その2つの中でも特に火曜日は「火事になる」という考えもあり、お休みにしている会社が多いようです。
不動産業界は、イメージや縁起を大事にする業界です。
火曜日は「火」を連想させ、物件の火事や、経営が火の車になることを避けるためとも言われています。
そのため、水曜日を中心とし、火曜日、水曜日の連休とすることが多いでしょう。
曜日固定ではなく、シフト制を取り入れているところも多いようです。
水曜日は店舗自体がお休みで、それ以外の日はみんなで交代制でお休みを取る形となります。
シフト制の場合は、土日休みの希望を取り入れてくれる場合と、土日は絶対出勤の上でのシフト制がありますので、注意しましょう。
週休2日の会社が多く、月間休日は6日~8日が平均的です。
毎週火曜と水曜が定休日で、完全に週休2日としている会社であれば月間休日8日程度です。
また毎週水曜が定休日となっており、隔週で週休2日の会社であれば月間休日は6日程度です。
ただし、繁忙期は月の休みが少なくなるのが現状です。
不動産業界は会社により休みの取得方法が様々ですが、福利厚生の充実や残業削減に取り組んでいる会社も多くなってきています。
転職や就職を検討する際には求人票をよく確認しましょう。
休みがなく残業も多いというイメージが強い不動産業界ですが、お盆や年末年始など長期休暇はしっかり休みを取れることが多いです。
なぜなら長期休暇は、お客様が旅行や帰省などお出かけをすることが多く、不動産を検討する方が少ないため。
ただし、ゴールデンウイークは春先で来客も見込めることから通常通り営業する会社が多いので、あらかじめ確認しておきましょう。
平日休みが多い不動産業界ですが、もちろん土日休みのお仕事もあります。
「不動産会社に興味はあるけど、土日は休みがいい」という方はぜひ参考にしてください。
お客様となる法人は土日休みが多いため、法人向けの会社は合わせて土日休みにしている場合が多くあります。
ただし、法人向けの会社にも水曜日がお休みの場合もあります。
また、個人向けの会社にも繁忙期以外は日曜日が定休日の会社もありますので、就職前に確認しましょう。
建築や事務など営業以外の仕事を選ぶという方法もあります。
営業は平日休みでも建築と事務は土日休みという会社もあります。
建築や事務は平日の方が仕事を進めやすい場合もあり、土日休みがとりやすい環境です。
会社によっては営業に建築を同席させる場合もありますので、どのようなスタイルで仕事を進めているのか事前に確認しておきましょう。
水曜日は、契約が「水に流れる」ことを連想させ縁起が悪いため、昔からの名残で水曜休みが多い不動産業界。
土日はお客様対応で忙しく、水曜以外には火曜や木曜の平日が休みになることが多いです。
ただし、法人向けの会社や不動産会社の事務職などは土日休みの場合があるので、自分の求めている条件に当てはまるかしっかり確認しましょう。
不動産業界は会社により休みの取得方法が様々ですが、福利厚生の充実や残業削減に取り組んでいる会社も多くなってきています。
不動産業界への転職や就職をぜひ検討してください。
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