賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
ここで、一つ確認を。
会社や企業やお店が活用するLINEのシステムを、正式には「LINE公式アカウント」といい、ここから先の解説では、企業や店舗からの目線で「LINE公式アカウント」という正式名を使って説明していきます。
・ビジネス向けのLINE
・LINEの企業向けビジネス用アカウント
と説明すればわかりやすいでしょうか。
参考:LINE for Business
※LINE公式アカウントは「LINE for Business」と同様です。
※2020年4月に、それまでの「LINE @」が「LINE公式アカウント」へサービスが移行しています。
※LINE公式アカウント作成の仕方など詳しくは、LINE公式アカウントの公式サイトをご覧ください。
個人アカウントとは違い、法人アカウントとして企業や店舗が登録して導入をし、使用するツールです。
それではどのような理由で活用されやすいのか、4つの理由を見ていきましょう!
またユーザーも近年では様々な場面で、企業や店舗などのLINEにお友達登録をして、LINE公式アカウントのサービスを利用することに慣れてきています。
お客様からの質問に直接答えることもできるため便利ですし、顧客の質問に対して丁寧に対応すれば、お店や会社や営業マンへの信頼度もアップするでし ょう。
自動応答の設定も可能なため、お客様にとって利用しやすいだけではなく、企業側や店舗側が接客にかける時間が省略できるのもマーケティングにおける活用しやすい理由の一つになります。
LINEでの開封率は一般的なメルマガの約6倍と言われており、高い効果を得られる可能性が高いというデータがあります。メルマガは基本的に10%の開封率が見込めれば開封率が高い方だと言われており、それに対して、LINE公式アカウントの開封率は60%だと言われています。
よって、効率よく商材をアピールできることがわかります。
LINEを通して行動を起こすユーザーも多くいるため、集客アップや売上アップにはとても有効なマーケティングツールだと言えます。
さて、それでは実際に不動産会社においてはどのようにLINE公式アカウントを活かしていけるのかを見ていきましょう。
LINE公式アカウントの利用には、不動産営業に活かせる以下のようなメリットがあります。ここでは4つの大きなメリットを見ていきましょう。
1つ目のメリットは、お客様が気軽にコミュニケーションを取りやすいという事が挙げられます。顧客が不動産会社に質問やお問い合わせをしたい場合、一般のお店に電話や連絡をするよりは、敷居が高く感じる方もいるでしょう。
また、電話をするには時間や場所を選ぶ必要もあり、メールでの問い合わせにはすぐに返信があるかなどの心理的障壁を感じる方もいるでしょう。
LINEであれば、好きなタイミング、かつ、チャットで気軽に送信できるため、メールや電話に比べて、気軽に手軽に問い合わせを行えます。これはLINEの利用に国民の大半の人が慣れているということも問い合わせをしやすい一つの理由になります。
また、会社や営業マンにとっても、自動応答の設定などを利用すれば、営業時間内に回答を返す事ができ、電話のようにすれ違いが起こる、ということもありません。
お客様が気になった物件へのお問い合わせや、ちょっとした疑問などに対して、LINEを活用すると素早く応えることができ、営業の機会損失を防ぐことに繋がります。
会社側が感じるLINEのデメリットとして、問い合わせが気軽にできる分問い合わせ対応の量が増え人手が必要になる、というケースもありますが、LINE公式アカウント内の有効な機能を活用をし、会社全体で活用方法を学んで対応の運用体制も考慮すれば、デメリットを大きく上回る、活用のメリットがあると考えられます。
2つ目のメリットとして取り上げましたが、オススメ物件の案内を配信しやすいというのが、LINE公式アカウントを活用する最大のメリットと言うことができるでしょう。
お客様が求めている物件などの案内を、LINE公式アカウントを利用すれば配信がしやすく、またお客様にとっても日頃利用に慣れているLINEから届く案内は、受け取り安い・開きやすいというメリットがあります。
・公式アカウントの主要機能である、友だちに対してメッセージを一斉に配信する「メッセージ配信」の機能を使えば、不特定多数の方への定期的なご案内も可能
・セグメント機能を使えば、絞り込みをした属性のある顧客へのご案内も可能
・1:1チャット機能を使えば、個々のお客様への個人的なご案内も可能
LINE公式アカウントの様々な機能を活用することにより、ご案内方法やマーケティングの世界が広がり、且つ、効率的にご案内配信ができるメリットがあります。
他にも、後に述べますが、リッチメニューやカードタイプメッセージという機能を使うと、新着物件の情報やイベント情報等を一斉配信する際に役立ちます。
3つ目のメリットとして、不動産物件の現地での下見の予約にも繋がりやすいという事が挙げられます。
通常は、インターネットで気になる物件を知っていただいたお客様でも、そこから物件の下見に至るまでには、直接お問い合わせをされたり、不動産会社に訪れてくださる事にハードルを感じられる事は多いです。
それが、お客様とのLINEでの気軽なコミュニケーションの中から、下見までの導線を作りやすくなるというメリットがあります。
4つ目のメリットとして、LINE公式アカウントで契約が決まったお客様には、契約後のお客様フォローにもLINEを活用しやすいというメリットがあります。
既にLINE上でコミュニケーションが取れているお客様ですから、何かとお問い合わせもいただきやすく、また季節のご挨拶やアンケートのお願いなどのフォローをしやすいので、活用していけると良いですね。
見逃しやすいメール送信や、行き違いの多い電話での対応よりは、連絡の取れやすいツールとなり、お客様がリピーターになっていただけるなどの効果も上がるでしょう。
▶︎「リピーターを増やすには?」はこの記事をご覧ください。
LINE法人向けビジネスアカウントには標準装備されている複数の基本機能があります。
・セグメント別メッセージ配信
それでは、特に集客アップに活かしやすい機能を4つ取り上げて見ましょう!
ユーザーからの問い合わせに対して、LINEのトークと同じように直接コミュニケーションができます。自動応答の設定も可能です。
LINE公式アカウントには、チャットができる友だち一人ひとりに、顧客情報を入力していくメモ機能とタグ機能が用意されています。
LINE公式アカウントの機能の中で、顧客情報の蓄積ができるため、情報を確認しながらチャットのやり取りを行うことができます。「要対応」「対応済み」といったラベルを付与することもでき、対応が必要な顧客の識別が容易です。
「セグメント」とはマーケティングで使われる用語で、お客さまの属性ごとに仕分けをする事です。
例えば、お客様を「関西在住」「20代」「女性」などの集団に仕分けることを指します。
仕分けたセグメントごとに、メッセージなどを配信することを「セグメント配信」と呼びます。セグメントを分けない場合は、関西の店舗のセール情報を関東の方に送ってしまうかもしれません。また、家族向けの物件を一人暮らし希望の女性に案内してしまうかもしれません。
「メッセージの受け取り手の興味」と「配信内容」のギャップを減らすためにも、セグメントして、適切なメッセージ配信を行うことが重要です。
セグメントのための入力や設定には根気や時間を要するかもしれませんが、一人一人にご案内をお送りする手間と比較すれば、セグメントを利用する方が効率はグッと上がるでしょう。
ただし、LINE公式アカウントからセグメント配信を利用することができますが、「セグメント配信」という機能があるわけではなく、メッセージの配信先を「絞り込む」ことで、事実上のセグメント配信を行うことになります。ここはご注意ください。
LINE公式アカウントに即し「絞り込み配信」という言葉を使用しますが、セグメント配信と同じだと考えてください。
さてここで、絞り込み配信の方法を細かくお伝えするにはかなりの説明のボリュームになってしまいますので、わかりやすいページをご紹介させていただきます。
▶︎【公式】LINE公式アカウントより「絞り込み配信について」
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/broadcast-demographic/
リッチメニューとは、LINEのトーク画面下部に固定で表示されるメニュー機能です。どこかのお店のLINEとお友達になっている方は、見た事があるでしょう。
画面を大きく占有するためユーザーの注意を引きやすく、このメニュー画像をタップすると、クーポンを送信したり、自社サイトに誘導することが出来ます。
外部サイトや予約ページなどにユーザーを誘導することができます。
※PC版LINEでは表示されません
詳しい作成方法は以下のサイトからご確認ください。
▶︎【公式】LINE公式アカウントより「リッチメニューを作成する」
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/rich-menus/
「カードタイプメッセージ」とは、カルーセル形式で複数枚のカードを配信できるメッセージフォーマットです。4種類のカードタイプを元に情報を入力することで、整理されたレイアウトのメッセージを簡単に作成できます。1つの吹き出しで最大9枚のカードを設定することが可能です。
●カードタイプメッセージの詳しい説明はこちらをご覧ください。カードタイプメッセージは以下4種類を用意しています。用途に合わせて元にするカードタイプを選択する事ができます。
▶︎【公式】LINE公式アカウントより
新メッセージフォーマット「カードタイプメッセージ」の活用で、より多くの情報訴求が可能に!
●カードタイプメッセージの作り方はこちらを参考にしてください。カードタイプメッセージのマニュアルです。設定方法や機能の使い方が詳しく紹介されています。
▶︎【公式】LINE公式アカウントより
●カードタイプメッセージの様々な活用方法が紹介されているページです。中には不動産営業で活かせる例も掲載されているので、是非ご覧ください。
▶︎【公式】LINE公式アカウントより
LINE公式アカウントの活用は、不動産の営業にも活用できる!
・LINEのユーザーが多いためメッセージを見てもらいやすい!
・お客様はLINEを使うことに慣れているから反応がいい!
・気軽なツールで、お客様は問い合わせや申し込みをしやすい!
・契約後のフォローにもLINEは活用しやすい!
・LINE公式アプリ内の様々な機能をマーケティングに活用できる!
是非、あなたの会社にもLINE活用を営業に活用してください。
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