賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
賃貸仲介営業マンの繁忙期がとても忙しいというのは聞いた事があると思います。
しかしその繁忙期にも段階があり、それぞれに特徴が存在します。
今回は、賃貸仲介営業マンの繁忙期とその月ごとの特徴について解説します。
賃貸仲介営業の繁忙期は一般的には1〜3月と言われています。
繁忙期とそれ以外の時期ではかなりの差があり、客数・売上ともに2〜3倍ほど違ってきます。
それゆえ、繁忙期にいかに客付できるかが年間の収益を左右する言っても過言ではありません。
繁忙期とは言ってもそれぞれの月で特徴が異なりますので、みていきましょう。
1月は繁忙期が始まる月で、年内で1番反響数が多くなる月でもあります。
12月の下旬ごろから徐々に反響は増えだしますが、年末年始を挟むので1月から本格的に部屋探しを行う人が多いです。
このときに問い合わせしてくるお客様の多くはすぐに引越しをしようとしているわけではありません。
新生活が始まる4月の直前、3月の中旬から下旬にかけて引越しを目指しており、良い部屋がなくならないように、入居が間に合うように早めに問い合わせしてくるというわけです。
この月のお客様は引越しが先になるので、すぐには決まりません。
3月ごろに退去予定の物件や新築予定の物件がメインとなることが多いです。
この時期に決めたいと焦らずに、長い目でみていくことが必要となります。
1月に反響があったお客様が3月に入居できるよう調整をする時期です。
1月に決まらなかったお客様に紹介していた退去予定物件の退去が終わるのもこの時期となります。
そのため、お客様の入居を2月中にすべきかそれとも3月に延ばすべきか判断が必要です。
また、この時期にはキャンセルの件数も多くなり、その振り替えもしなければいけません。
申し込みを入れた物件に関して他社は介入できません。
自社で申し込みをもらっている物について把握すると同時に、お客様の希望条件も覚えておくことでキャンセル物件をすぐに紹介することができます。
3月が賃貸仲介業で一番売上が高くなる時期です。
1月にあった反響を2月に調整し、実際に入居するのが3月だからです。
そのため、3月に売上がなかったのであれば、1.2月の使い方が悪かったということになります。
また、3月は最も契約に関する事務作業が多くなる時期でもあります。
閑散期の2〜3倍の業務量となるので、タスク管理をしっかり行い、効率よく作業をこなしていかなければいけません。
忙しいとミスも多くなりますが、ミスが起こるとその対処にプラスでクレーム対応もしなければならなくなるので、できる限り注意しましょう。
この繁忙期の反響数は閑散期の使い方によって全く変わってきます。
忙しいのは繁忙期ですが、その繁忙期を作るのは閑散期の取り組みというわけです。
以下で閑散期のうちに行っておきたい施策をご紹介します。
この時期に入居が決まりやすそうな物件を見つけ仕入れておかなければいけません。
賃貸仲介の会社が紹介物件を増やすには方法がいくつかあり、一つがレインズや管理会社のホームページを閲覧して良さそうな物件を見つけることです。
閑散期には一日中他社の物件をホームページなどで見て回っている営業マンもいるようです。
二つ目が物件確認の際に管理会社に対して空室になった物件の情報をもらえるよう頼んでおくことです。
管理会社とコネクションを作っておくことで優先的に情報をもらえることもあるので、人脈というのは重要ですね。
閑散期のうちに物件写真の取り直しを行うようにしましょう。
案外写真をうまく取り直せている会社は少ないので、分かる人は写真を見るだけで会社の良し悪しが判断できます。
多くの人がインターネットで物件を探す時代ですので、物件写真が古かったり、暗かったりするといくら物件自体が良くても客付はできません。
物によっては周辺環境の写真しかない物件や同じ部屋の写真ばかり何枚もある物件もあります。
お客様目線でどんな写真なら見て住みたいと思うか考えて取り直すことをおすすめします。
繁忙期を迎える前に物件写真を新しくしておくだけで集客率は大きく変わります。
しかし、物件撮影は一眼レフを使うことが多いのですが、それだと使えるスタッフが限られる上、撮影できても窓の外が白飛びしてしまうということも多いのではないでしょうか。
そんな時に活用して欲しいのが物件撮影と今話題のVR内見作成の両方が行えるスマートフォンアプリ「NODAL VIEW」 です。
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賃貸仲介業の繁忙期は1〜3月で、この時期の売上が年間の売上を決めます。
そして、その繁忙期を迎えるためにも閑散期の取り組みも重要となります。
繁忙期は忙しいですが、これを楽しめてこその賃貸営業マンです。
ゆとりを持ちつつ、繁忙期を意識して業務に取り組みましょう。
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