賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
「集客力の向上」これは賃貸管理会社の永遠の課題です。
少子高齢化の影響もあり、何もせず待っているだけで入居希望者が集まる時代は終わりました。
そんな時代の中、今動画で物件を紹介する会社が増えてきています。
その理由は一体何なのか。
物件紹介を動画で行うメリットと集客力を上げる動画の作成方法について解説していきます。
現在、賃貸のお部屋探しはネットで行うのが一般的で、室内の状況を判断する材料となる物件写真はお部屋を選ぶ上で大きな役割を担っています。
2018年のとある調査によれば、お部屋を決めるのに平均1.4店舗の不動産会社に足を運んでいることになり、ほとんどのお客様がネットで物件を選択した上で来店しているようです。
つまり、どれだけネット上で情報を伝えるかが重要となるわけです。
ただ、各種お部屋紹介のサイトは、写真の掲載枚数に限りがあったり、写真のとり方によっては実際よりも広く見えたり、逆に狭くみえたりもして空間認識がしにくいという難点があります。
そこで集客方法としてお勧めしたいのが動画媒体の活用です。
では具体的に動画で物件を紹介するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
動画は写真に比べて約5000倍の情報量があるとされています。
動画では様々な角度でお部屋を見ることができるので居住イメージが湧きやすく、空間認識がしやすいのも特徴です。
また、動画を取る際にはスタッフのおすすめコメントを入れることで、実際に賃貸物件を内見しているような感覚になり、静止画にくらべ圧倒的に分かりやすくなります。
動きがあると言うのもそうですが、声で説明が入ることで理解が容易で、物件の魅力が伝わりやすくなり集客力が上がります。
動画は静止画とは違い動きや音がある分興味を引きやすく、手軽に見れるので「少し見てみようかな」となりやすいです。
また、動画自体の魅力としてもそうですが、賃貸物件の紹介動画を作成できている会社が少ないので、他社と比べて印象に残りやすいです。
少しづつ増えているとはいえまだ一般に普及しているわけではないので、お客様に対する印象づけとしてはかなり有効です。
動画をYoutubeやFacebookで公開することで多くの人の目に触れさせることができます。
特に若い世代はYoutubeで情報収集することも多く、動画であるだけでターゲットに訴求しやすくなります。
また、不動産会社のサイトから動画を視聴する以外にも、SNSで流れてきたり、Youtube上で偶然見つけることもあるので、集客の範囲を広げる方法としても有効です。
まず大事なのが事前準備です。
これができていないとその後の撮影、編集に影響が出てくるので、確実に行いましょう。
事前準備として必要なものは以下の通りです。
・送電中か確認
・空き駐車場、鍵・アンロックを確認
・清掃が完了しているか確認
・スタビライザー(カメラ)をしっかり充電
・広角レンズを用意
撮影の手順をフローにまとめました。
手順に沿って撮影をすることで効率的よくスムーズに進めることができます。
1.撮影を始める前に部屋の電気を全て点け、部屋の中を片付ける
↓
撮影者の荷物や靴は映らないよう外に出しておく
↓
キッチンや洗面台の電気は忘れやすいので注意
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トイレの蓋を閉め、浴槽の蓋も注意
2.撮影する前に撮影する順番をシュミレーションする
↓
撮影すべき設備を把握する
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鏡などがある場所を把握して自分が映りこまないように注意する
3.撮影開始
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撮影時の歩き方は少し膝を曲げて、忍び足で
↓
玄関からお部屋までのアプローチやLDKから洗面等への動線を意識して撮影
↓
お客様を案内しているつもりで
↓
バルコニーからのロケーションや収納の奥行等もわかるように撮影する
↓
賃貸物件周辺の施設も写真撮影する
最後に編集です。
以下のポイントを押さえることでより集客力を上げることができるので、心がけてみましょう。
・お客様を案内しているつもりで時間はあまり気にせずに
・動線がわかるように
・できるだけ動画は切らずに作成する
・タイトル 【○○市○○町 賃貸】物件名.号数.間取り だと分かりやすい
・コメント・音楽を付ける
※「間取りやデザインが現状と異なる場合は現状を優先します」のコメントを部屋の最後の画像に入れておく
※コメントを入れる際は、不当景品類および不当表示防止法に当たらないか上司に確認してもらう
賃貸物件の紹介動画には普通の物件写真や紹介文にはない魅力を持っています。
動画を有効に使って物件の魅力を引き出し、集客力アップを目指していきましょう。