賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業をテクノロジーで変える「不動産テック」ですが、その中でもWebサイトは一番馴染みのあるテックなのではないでしょうか。
近年は大手ポータルサイトだけでなく今までにない新しい特徴のサイトも増えてきています。
今回は、不動産テックの物件情報・メディアサービスに注目して見ていきます。
不動産情報のメディアサービスとしては一番有名なものが「物件情報ポータルサイト」でしょう。
今、不動産テックが話題ですがその中でも一番馴染みのあるテックでもあります。
「ポータル」という言葉は「入り口」という意味を持っていて、不動産のポータルサイトとはその名の通り、不動産を調べる際の入り口になるWebサイトを指します。
不動産ポータルサイト自体は不動産業者ではなく、様々な不動産業者が管理する物件を掲載している、言わば「総合掲示板」です。
こういった情報サイトができたことにより、日本の不動産業界の問題であった「情報の透明性」「情報の非対称性」の改善が進みました。
物件情報ポータルサイトの歴史で言うと、1990年代にはすでに現在のポータルサイトの原型ができていました。
1996年に今の「SUUMO」の原型となる「住宅On The Net」が主力事業である情報紙の付帯事業として誕生しました。
1997年に「LIFULL HOME'S」の前身である「HOME'S」が誕生、今では賃貸や売買、リフォームなど幅広く情報を扱い、SUUMOと並ぶ国内最大級のサイトとなっています。
当時はインターネットが一般に広がり始めた頃だったので、この2つは情報サイトとしてもかなり先駆け的な存在という事になります。
「at home」のWebサイトがオープンしたのは先の2つより遅れた1999年でしたが、すでに30年近く不動産業者向けの支援サービスを行っていたのでスタートの時点で物件情報はかなりの量でした。
現在主要なサイトは1990年代後半にすでにオープンしており、日本の不動産テックとしては元祖と言えます。
先ほど紹介した一般的な物件情報ポータルサイト「SUUMO」や「LIFULL HOME'S」とは異なった一定のジャンルに特化した情報ポータルサイトも増えてきています。
ここでその一部についてご紹介します。
「Vacation STAY」は、楽天とLIFULLが手がける民泊施設等のホストとお客様を繋ぐ宿泊・民泊予約サイトです。
個人や法人のホストが登録した宿を簡単に予約することが可能で、事前のクレジットカード払い、楽天のポイントも貯まるようになっています。
ホスト側には在庫管理システムを提供しており、予約や在庫売り上げや入金も全て1つのアカウントでできるのでホストの負担が軽減されます。
Vacation STAYのホームページはこちら
投資用の物件はもちろん管理会社やリフォーム会社なども検索することができ、さらには不動産投資の基礎知識や最新のニュースに関するコラムも充実しています。
扱う情報量の多さもさることながら不動産投資をしたことのない初心者にも利用しやすいと幅広い層から支持されています。
楽待のホームページはこちら
「家いちば」は、仲介会社や大手のポータルサイトを間に挟まずに物件の売買を行いたい人向けの掲示板サイトです。
不動産取引の複雑な仕組みをシンプル化しており、間に業者を挟まないため、利用者同士の直接交渉も可能です。
マッチングや内見などの仲介業務を利用者同士で行わせることで手数料を下げており、取引が成立し物件を引き渡すときに手数料を支払う仕組みになっています。
値段がつかないような物件は利益にならないので不動産会社も扱ってくれません。
そういった不動産会社には扱ってもらえない物件も売ったり、譲ったりできるとして。
家いちばのホームページはこちら
65,000件もの物件情報を掲載した不動産ポータルを入り口として日本人向けの海外不動産購入の仲介や管理、外国人向けの国内不動産購入の仲介を行うサイトが「SEKAI PROPERTY」です。
最近、マレーシアやベトナム、タイなどアジアの発展途上国への不動産投資をする人が増えてきています。
物件探しだけでなく契約や管理のサポートまでしてもらえるので「海外への不動産投資に興味はあるけれどどうすれば良いかわからない」と言う人にも利用しやすくなっています。
SEKAI PROPERTYのホームページはこちら
国内に関しては人口減少によって不動産、特に物件の利用が減っており、空室率も年々増加の一途を辿っています。
そこを活用しようと特定のジャンルや需要に特化した新しい不動産テックが続々と生まれており、中には今までの不動産業の仕組みを変えるようなものも誕生しています。
インターネットが急速に普及した今、物件情報ポータルサイトだけでなくブログや記事などに広告やリンクを載せることで集客をする会社も存在しており、Webサイトを効果的に活用することが今後に大きく影響すると考えられます。
不動産テックの元祖である物件情報・メディアサイトは今なお進化をし続けています。
新しいサービスを立ち上げるとまでは行かなくとも、Webサイトを利用し集客率や認知度を上げることは可能です。
情報収集をし、取り入れたり参考にできるものはないか考えてみるのも良いかもしれません。
不動産テックのTATSUJIN
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