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不動産テック|ローン・保証とは

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不動産テック|ローン・保証とは
不動産テックカオスマップのローン・保証

画像出典元:一般社団法人不動産テック協会HP
 
 
不動産業界は現在、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、時代も変わり、大きな課題を抱えています。

生産性の低さやITリテラシーの不足は顕著で、これから人手不足が進むと、危機的状況に追い込まれる企業も少なくないでしょう。

そこで今注目されているのが不動産とテクノロジーをかけあわせた「不動産テック」という分野です。

今回は、不動産テック協会が定期的に更新している「カオスマップ」のローン・保証を紹介します。

カオスマップによるローン・保証の分野は「不動産取得に関するローン、保証サービスを提供、仲介、比較をしているサービス」と定義付けられています。

他に比べると、ここに分類されているサービスの数は少ないものの注目度は高く、今後の発展が期待される分野です。

不動産テックのTATSUJINでは、主要12分野から各分野ごとの不動産テックの特徴について解説します。

2020年で第6版となるカオスマップでは、ローン・保証の掲載数が10サービスと最も少なくなっています。


〈目次〉

不動産テック|ローン・保証とは
ローン・保証領域で注目のFintech(フィンテック)
ローン保証領域拡大の背景
【4選】Fintech(フィンテック)を活用した不動産テック
ーWhatzMoney
ーアルヒ(ARUHI)
ーMFS
ーiYell(イエール)
Fintech(フィンテック)が不動産テックに与える影響
まとめ


不動産テック|ローン・保証とは


不動産テックにおける、ローン・保証とは主に不動産会社の売買業務をサポートするものです。

「ローン・保証」の不動産テック分野で最も多い事業は、住宅ローンの比較サイト運営ビジネスです。

webサイトを訪れた人は、住宅ローンの借入額、借り換えの場合は借入残額などを入力し、その情報を基に返済シミュレーションを行います。

そしてサイトが用意した各金融機関の住宅ローンの商品から最適な商品を選んで提示する仕組みです。

リース株式会社の賃貸向け与信サービスsmetaのような、賃貸物件の審査の際の与信サービスの不動産テックもあります。

一般的にフリーランスや個人事業主の方々は、会社員のように収入が一定とは限らないため、ローン審査はクリアしにくいと言われています。

しかし、フリーランスのお部屋探しに特化しているsmetaは、金融の仕組みを生かし不動産テックにより、個人の信用価値を生み出しています。

新しいお部屋へ引っ越すときに初期費用を分割で支払うことができるような仕組みを提供する不動産テックもあります。

そもそもなぜ、住宅ローンを借りるのか、それ住み心地のいい「いい家」に住みたいからですよね。

それなのに、従来のようなアナログのやり方では、面倒だし、時間もかかります。

もっと簡単に住宅ローンが組める世界を実現するのに、不動産テックの力は欠かせません。

ローンにテック、AI、ウェブ、と文字にするとにするとややこしく感じますが、身構えずに不動産テックに触れていただきたいと考えています。


ローン・保証領域で注目のFintech(フィンテック)


FinTech(フィンテック)は2015頃年から日本でも注目されるようになりました。

FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。

FinTech(フィンテック)という言葉は広い意味で使われますので、身近な例で言うと、スマートフォンでの電子決済や仮想通貨、送金・割り勘なども当てはまります。

最近聞くことが多い、クラウドファンディングもFinTech(フィンテック)に入ります。

このようなFinTech(フィンテック)の登場によって、これまで金融機関がある種独占的に提供し、変化に乏しかった金融商品・サービスを、ICTを活用することによって、利用者の目線から「安く、早く、便利」に変えていこうとする動きが活発化しています。

近年では個人事業主や中小企業をはじめとしたビジネスの分野でも活用が始まり注目を浴びています。


ローン保証領域拡大の背景

大和ハウス工業株式会社出典:大和ハウス工業株式会社 

金融機関は銀行法という厳格な法律のもとで多くの規制に縛られて業務を展開してきました。

しかし2000年代前半に金融不況が一段落して以降、金融の担い手の拡大という規制緩和の波が押し寄せ、一般企業にも銀行に代わって一部の金融業務を代行することが認められました。

これにより、銀行代理業契約を結んでいる銀行との間で、住宅ローンなどの金融商品を取り次ぎ販売することが可能になりました。

住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」の取り次ぎで急成長したフィンテック系の会社は、独自の住宅ローンも開発・販売しており、「ローン・保証」のテック領域では抜きん出た存在です。
また、超低金利状況が長期化したことで住宅ローン金利が下がり、超長期の融資といえども利益を確保しにくくなっております。

これには、インターネットの比較サイトでの返済シュミレーションが顧客を誘引しているといえるでしょう。


【4選】Fintech(フィンテック)を活用した不動産テック

ーWhatzMoney

出典:WhatzMoney 

住宅ローン関連サービスを提供するWhatzMoneyは、2015年に住宅ローンの比較・検索サイトを立ち上げ、現在は不動産・リフォーム業者向けの事業を展開しています。

住宅ローンの比較・検索サイトというBtoC(個人向け)事業からスタートしたが、今は不動産業者向けBtoB(法人向け)事業が収益の中心となっています。

リフォーム支援事業を立ち上げ1年たらずで加盟店は200社を越えています。


ーアルヒ(ARUHI)

出典:ARUHI 

住宅ローンの貸し出しや取り次ぎを手掛ける、国内最大手の住宅ローン専門金融機関です。

全期間固定金利住宅ローン「フラット35」は10年連続シェア1位

ARUHIマガジンでは、「住まい」と「お金」のことをもっとわかりやすく、家探しから日々の暮らしに役立つ情報を発信しています。


ーMFS

出典:MFS   ローンの借り換え提案が魅力のMFS。

日本初の、融資確率がわかる住宅ローンマッチングサービス「モゲチェック」や、同じく日本初の住宅ローンクレジットスコア「モゲスコア」、住宅ローンコンサルティングサービス「モゲチェック・プラザ」、そして今後35年先までの住宅ローン金利を予測し、最適な金利タイプを判定する無料Webサービス「モゲチェック金利診断」を提供しています。


ーiYell(イエール)

出典:iYell 

iYellは「家を買いたいすべての人に最適な住宅ローンを提供する社会の実現」をビジョンに掲げ、国内最大級の住宅ローンメディア「住宅ローンの窓口オンライン」や住宅ローン手続き専用スマートフォンアプリ「いえーる ダンドリ」などのサービスを国内市場に展開しています。

2019年には国内で初めて、アメリカの住宅ローンの市場機会を明らかにするため、国内で初めてアメリカの住宅ローンテックの市場構造や独自性を多面的分析した「アメリカ住宅ローンテック業界カオスマップ」を発表しました。

業界外からも高く評価されているベンチャー企業です。


Fintech(フィンテック)が不動産テックに与える影響

最近ではこのFinTech(フィンテック)に続くものとして、不動産テックが注目されています。

その名の通り「不動産」と「Tech(技術)」を合わせた造語で、不動産売買サイトなどはその代表です。

なぜ、不動産テックが注目を浴びているのか。

不動産業界には、ほかの業界と比べて2つの特徴があります。

1つはIT投資が少なく、労働生産性が低いこと。

もう1つは、年齢層が高くITリテラシーが低いことです。

これまでは、ひたすらアポを取る不動産会社や、顔が見える範囲で仕事をしてきたためITが必要なかった小さな不動産会社もやっていくことができました。

しかし、今後はどんどん人が減り、勘や経験だけで業務は行なえません。

データやアルゴリズムを使って市場をわかりやすく見せ、データに基づいて意思決定したりする仕組みづくりが、不動産業の効率化と労働生産性を上げるために必須要件となるのです。

まとめ

時代の変化が進む中で”新しいこと”を受け入れることは簡単ではありません。

しかし、不動産業界も変化のときを迎えています。

テクノロジーやIT化、不動産テックは、不動産会社をサポートする存在です。

アフターコロナの不動産業界におけるIT化、オンライン化、テクノロジー、VRなどが欠かせない時代に突入しています。

知ることから始めまてみませんか。

”知らなくていい”ではなく、知識として身につけ、身近に感じ、利用して頂くために私達は情報を発信し続けます。




不動産テックサービス紹介

不動産テックのTATSUJIN

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