賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産投資はある程度の資金と知識が必要とされ、誰もがすぐにできるものではありませんが、不動産テックにより不動産証券化同様、小口化されたファンドを購入する方法があります。
ライフスタイルが多様化する現在、需要が高まっているクラウドファンディングに役立つ「不動産テック」をご紹介します。
クラウドファンディングとは、インターネットを経由して出資・投資・寄付をするという資金調達の方法です。
別名ソーシャルファンディングとも呼ばれています。
クラウドファンディングは製品やサービスの開発に必要な資金を集めることができるだけでなく、上手く活用することでより多くの人へ向けて自身の製品やサービスを認知してもらうことも可能です。
近年不動産業界においても、このクラウドファンディングは多く利用されるようになっています。
事業者側は、築古物件のリノベーション資金など従来は金融機関から融資を受けることが難しかった案件についても、クラウドファンディングを通して事業に協力してくれる出資者から資金を集めることができます。
一方の出資者は、出資した事業から得られた賃貸利益を配当という形でリターンとして得ることが可能です。
物件の修繕や入居者対応といった不動産管理の手間を全て事業者任せにすることができ、預貯金などの余裕資金の範囲内で始める事ができるという点から、手間が少なくリスクの低い投資商品として事業に参加する人が増えています。
不動産テックの領域では、クラウドファンディングの運営サイトが数多く立ち上げられています。
そこでは、資金を集めて不動産投資を行ったり、資金が必要な不動産事業者と不動産投資を始めたい個人投資家をマッチングさせるサービスなどがあります。
これまで不動産投資にはある程度の資金と知識を求められ、投資を行う人は資金力のある企業や資産家に限られていました。
一方、不動産は大規模物件ばかりでなく、一戸建てのものや小規模のホテル、最近ではシェアハウスなど従来と比較すれば比較的小規模の不動産物件が登場しています。
ここで不動産テックを活用することによって、古民家を改築(リノベーション)してサイトで紹介するなど、一般の個人投資家に親しみやすく物件を案内することができるようになり、不動産投資の小口化が実現したのです。
上記でも述べてきた通り、クラウドファンディングは不動産テックの中でも今後の発展が期待される、注目のサービス領域です。
ここではその中から3つのサービスをご紹介します。
不動産クラウドファンディング・プラットフォーム「FUEL(フエル)オンラインファンド」を開発するFUEL株式会社(旧クラウド・インベストメント株式会社)が今年2月にローンチした、物流系不動産大手CREのクラウドファンディングサイトです。
従来はプロ投資家に限定されていた物流不動産への投資機会を、個人の投資家に1万円からの少額で提供しています。
それぞれの案件には、株式会社CREによるマスターリースや保証、物件の担保などが設定されており、投資家側は元本毀損リスクをおさえて投資を進めることができるというメリットがあります。
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空き家・遊休不動産(モノ)と利活用したい人(ヒト)をつなぎ、みんなが想いのあるお金(カネ)を中心にサポートする、まちづくり参加型クラウドファンディングサービスです。
特徴としては以下の3点が挙げられます。
① 3者マッチング
1. 用途に困っている空き家・遊休不動産を所有している「物件オーナー」の方
2. 事業を行いたい「プロジェクトリーダー」の方
3. 想いのある事業に投資をしたい「投資家」の方
上記の3者をマッチングして、空き家などを再生していくプラットフォームとしての役割があります。
② 参加型クラウドファンディング
このサービスの最大の特徴は参加型であることです。
3者マッチングの当事者「物件オーナー」「プロジェクトリーダー」「投資家」になる以外にも、想いを実現するためのサポート方法として「物件についての意見交換」や「DIYイベント」、「プロフェッショナルのサポート」など様々な機会を用意しています。
③ 投資方法の選択肢
プロジェクトに関する物品やサービスを購入することでサポートを行う「購入型」と、募金と同じ考え方で金銭的価値のあるリターンはなく、プロジェクトに対する純粋な金銭的サポートである「寄付型」を選ぶことができます。
詳細はこちら
▶︎https://hello-renovation.jp/
アジアに一番近い場所にある沖縄県から、地方の案件や全国の案件、そしてアジアの案件を取り扱い、投資家へソーシャルレンディングでの資産運用の機会を提供します。
Pocket Fundingは不動産クラウドファンディングの中でも、沖縄の不動産での軍用地担保ファンドをメインとしています。
投資が初めての方からポートフォリオ拡充のための情報をお探しの方まで、投資に役立つ情報提供を目指し、マネーブログや沖縄の景気動向も掲載している点も特徴です。
詳細はこちら
不動産テックが発展していけば、不動産取引のために必要な重要な情報の共有ができるようになり、不動産取引の可視化が期待できます。
クラウドファンディングを利用した不動産取引の中には、商品である物件の情報が詳細にレポートされているものもあります。
こうした商品の多くは、今回ご紹介したものにもあるように少額から投資することが可能であり、不動産投資の初心者もサイトに訪れるため、必然的に初心者でも分かりやすい情報であることが求められます。
不動産投資は今や玄人だけの投資術ではなくなってきているため、この不動産テックの広がりによってますます便利に、誰でも簡単に不動産投資ができる未来がすぐそこまで来ています。
様々な業界において需要が高まっているクラウドファンディングですが、不動産業界内においてもそのサービスの多様化が進んでいます。
不動産テックそれぞれの特徴を把握し、自社に適切なサービスを選ぶことで売上に繋げていくことができますので、クラウドファンディング領域には今どんなものがあるのか、覗いてみてはいかがでしょうか。
不動産テックのTATSUJIN
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