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不動産テックのIoT領域活用でオフィス環境を改善!

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不動産テックのIoT領域活用でオフィス環境を改善!

金融分野では「フィンテック」教育では「エドテック」などITテクノロジーによって業務の効率化を図る動きが広がっています。

不動産の分野では「不動産テック」と呼ばれていますが、その中でも特に高い効果と需要が見込まれているのがIoT分野です。

今回は、不動産テックのIoT領域を活用することでどういった効果が見込めるのか、オフィス環境に注目して説明します。


〈目次〉
IoTとは
IoTの不動産テックとしての活用
IoTをオフィスに導入するメリット
ーオフィスの利用状況の可視化
ークリエイティビティの向上
ー従業員の心身管理
ー設備機器のコントロール
IoT領域の不動産テックの今後の課題
まとめ


IoTとは

IoTとは「Internet of Things」の略で「モノのインターネット」と訳されます。

これまでインターネットに接続されていなかったモノ、センサーや住宅、オフィスや車、家電などがネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続されることで相互に情報をやり取りできる仕組みを指します。

モノがインターネットと接続されることで、これまで使用できなかったデータを処理、分析、連携させることができるようになります。

IoT技術を活用することでサービスの質やモノの利便性が向上します。

IoTは現在不動産テックの一領域として注目されてきています。


IoTの不動産テックとしての活用

各種のセンサーやカメラなどのIT機器を不動産と結びつけることで常に状態を確認できたり、遠隔で動かすことが可能になります。

そのほかスマートロックなど自由度と安全性が高い管理システムも存在します。

不動産テックのIoT領域では利用者の利便性や快適性を高めるサービスが多いです。

自動でカーテンが閉まったり、遠隔でお風呂を沸かしたりできるものもあり、導入することでこれまでの生活が一変します。

少子高齢化や地方過疎化が進む現代では高齢者の生活をサポートし、また見守る方法としても活用が進んでいます。

オフィスでも利用されるケースが増えてきており、応用がかなりきく分野と言えます。


IoTをオフィスに導入するメリット

不動産テックのIoT領域はオフィスでの導入例も多くなってきています。

その導入によるメリットとして以下のものが挙げられます。


ーオフィスの利用状況の可視化

オフィスの座席が現在どのくらい使われているのかをセンサーで計測し、使用頻度の高い席と低い席を可視化することが可能となります。

予約されているのに会議室が使われていない、長時間の予約がされているが短時間しか使われていないといった空予約が把握できるので効率的に会議室を利用できるようになります。

外部の人間が入り込んでいたり、使用できない部屋が使われている場合もそれを把握できるので防犯の面でも有用です。

また、従業員の動きやオフィス機器の稼働状況が観察できるので、最も効率の良い動き方を導き出せます。

人の勘に頼っていた作業が見える化され、改善されていくことでオフィスの生産性がアップします。


ークリエイティビティの向上

大きな画面に直接書き込みことが可能なデジタルホワイトボードも近年導入が進んでいますが、これについても様々なデバイスとつなげられるようになることで使用場面の幅が広がります。

各自がそれぞれ手元のデバイスでホワイトボードの画面を見たりそこに書き込んだりできるようになると、遠隔でもブレインストーミングなどクリエイティブな活動ができるようになります。


ー従業員の心身管理

IoTによるセンサーを使用することで従業員の体温や心拍数だけでなくストレス値も把握できます。

これによって身体的、精神的なリスクを事前にケアすることが可能となります。

さらに同僚との距離や声のトーン、スピード、発言回数などのデータを収集することでミーティングへの参加度合いだけでなく、オフィス内で適切な人間関係が形成されているかどうかを分析できます。


ー設備機器のコントロール

センサーが感知し、人のいる部屋には照明や空調をつけ、人のいないところは消すことでスイッチのオンオフの手間が削減されたり、省エネにもつながります。

データ入力や集計などのオフィスにおける事務作業もロボットに業務内容を設定することで自動化することができます。

浮いた人員は他の業務に回すことができるので、人手が不足している企業にとってはかなりの効果が見込めます。


IoT領域の不動産テックの今後の課題

不動産テックのIoTを導入する場合には、導入費だけでなく維持費やメンテナンス費がかかることを考慮しなければいけません。

確かに利便性は向上しますが、定期的に費用がかかるのでコストとしてはかなりの額になります。

短期的に見ると費用対効果としてはあまり期待できないかもしれません。

IoT機器はIT製品でもあるので、陳腐化がとても速いのも課題の一つです。

社員だけしか入らないオフィスならそこまでではないかもしれませんが、お客さまがいらっしゃるスペースや店、賃貸物件などでは3年たっただけで古めかしさをアピールしてしまうことになります。

そのため頻繁に更新することが必要なのでそこでも費用がかかってしまいます。

しかし、生産性の向上やイメージアップにもつながりますし、長期的な投資と考えれば導入を検討するのも悪くはありません

不動産テック先進国のアメリカでは物件やオフィス、店舗など様々なところで活用が進んでいるので、今後日本においても普及していくことは必至です。

先行的に取り入れてデータを収集・分析したり、ノウハウを持っておくのも良いのではないでしょうか。


まとめ

IoTは日本での普及はまだまだですが、住宅やオフィスなどにも活用されたりと今後私たちの仕事・生活の中に確実に浸透してきます。

不動産テックはIoTだけではありませんが、特に進化が進んでいるのがこの分野です。

今後の動向を探りながら、どうやったら効果的に導入できるのかを今のうちに考えておくと良いかもしれません。




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