賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
大阪府に拠点を置く大阪宅建協会が2020年9月に「TAKTAS.」と呼ばれる中小不動産会社のためのボランタリーチェーンを設立しました。
(弊社クラスコですが、実はこの「TAKTAS.」というネーミングやロゴ・店舗のデザインなどブランディングに関するお手伝いをさせていただきました!)
今回は「TAKTAS.」とはどういう団体なのか、加盟するとどのようなメリットがあるのかを設立の背景等も交えながらご紹介します。
まず、大阪宅建協会とは「宅地建物取引業務の適正な運営と公正な取引を確保し、品位の保持および資質の向上に努め、宅建業の健全な発展を図る」ことを目的に発足された、大阪府下の中小不動産会社が多く加盟する団体です。
大阪宅建協会は中小の不動産業者が大企業に負けず、不動産取引量を増やせるよう試行錯誤しており、その中で不動産業者同士の横のつながりをより強くすることが必須と考え、その解決のためにボランタリーチェーン「TAKTAS.」を設立しました。
ボランタリー・チェーンの運営を行なう宅建協会の「宅」に、プラスという意味の「足す」を組み合わせた名称です。
「TAKTAS.」とは、また、困っている不動産オーナーや、加盟店を互いに「たく」さん「たす」けるという意味も込められています。
TAKTAS.の目的は仲介、売買など業態に関わらず不動産業者が悩みや情報を共有し、統一されたブランドで価値を生み出して行くことです。
そのために不動産業者同士を結びつけるプラットフォームの役割を果たすことが使命となります。
一般的なFC(フランチャイズ)のような本部を上とした縦のつながりではなく、本部も含めた加盟店間のフラットな横のつながりを意識しています。
本部である大阪宅建協会自体が非営利団体なので、加盟料は安価で必要なサービスだけを的確に使用することができます。
今後は加盟店同士の連携だけでなく行政や他業界の企業、消費者ともつながり、より強固なネットワーク構築を目指しています。
TAKTAS.に加盟することでどういったメリットが得られるのかを紹介します。
TAKTAS.に加盟することで、統一されたブランドを活用し認知度を上げることができます。
コーポレートカラーには街頭看板で目立つオレンジ色を採用し、看板や幟旗などツール類も認知拡大に向けデザインを統一しています。
目につくので認知されやすく、また今までの古いイメージの不動産会社とは一転した明るい印象を与えることができます。
TAKTAS.に加盟すると利用できるメンバーサイトでは業務に関するWEBマニュアルを確認したり、物件情報の登録もできます。
登録した物件ごとに作成される二次元コードやURLをHP等に貼ることで不動産を探しているお客様にも見てもらえるようになっています。
また、物件の情報として360°パノラマのバーチャルツアーも見ることができます。
これは弊社クラスコが日本唯一の代理店をしているサービス「NODAL VIEW」を利用したもので、実際に物件に行かなくても360°自由に部屋の中を見て回ることができ、画質の良さとも相まってオンラインでの内見に大きく貢献します。
最大の強みは、やはり設立の目的でもある不動産業者同士のネットワーク、横のつながりが強くなることです。
メンバーサイトには加盟店同士が欲しい情報を交換しあえたり、物件の相場を把握できる取引情報リクエストや困りごとについて質問できる掲示板という機能があります。
お互いの情報を共有し中小の不動産会社同士が協力することで、大手不動産会社にない魅力を作り出すことが可能となります。
TAKTAS.に加盟するには、まず大阪宅建協会のWEBページから申し込みをする必要があります。
その後審査や口座振替、研修動画の視聴などを経て加盟・サービス利用が開始できます。
また、加盟する際には守らなければいけないルールもあるので、一度目を通しておきましょう。
TAKTAS.加盟店募集WEBページ
https://www.osaka-takken.or.jp/taktas/
不動産業界は、数としては街の不動産屋と呼ばれるような小さな不動産会社が多いのに反し、売り上げを見ると一部の大手企業が圧倒的な取引量、売上を持っているのが現状です。
中小の不動産会社同士が連携を強くし、大手にない価値を提供できるようになることで不動産業界全体の底上げが期待されます。
ぜひご興味のある方は一度サイトを訪れてみてください。
大阪宅建協会HP
https://www.osaka-takken.or.jp/