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不動産業界でおすすめの資格8選

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不動産業界でおすすめの資格8選


不動産業界でおすすめの資格をご紹介!

不動産業は専門的な知識が必要となる難しい仕事です。

そのため一般的な不動産業従事者でもわからない部分は多く、専門性が高い知識・経験を有する人材は重宝されます。

そんな知識や経験があるか一眼でわかるのが資格です。

今回は、不動産業界で必要とされるキャリアアップ、収入アップにおすすめな資格を8つご紹介します。


〈目次〉

不動産関連の資格のメリット
  ー転職や就職がしやすい
  ー独立開業が可能
  ープライベートでも知識を活用
不動産業界で役立つ資格
  ー宅地建物取引士
  ー不動産コンサルティング技能士
  ーFP(ファイナンシャルプランナー)
  ー司法書士
  ー管理業務主任者
  ーマンション管理士
  ー建築士
  ーインテリアコーディネーター
不動産資格人気ランキング
まとめ



不動産関連の資格のメリット

資格をとることはなぜおすすめされるのでしょうか。

資格取得はキャリアアップや収入アップはもちろんですが他にも様々な効果があります。


ー転職や就職がしやすい 

不動産業は不動産の知識だけでなく、法律や金融など様々なものが絡んでくる複雑で難しい仕事です。

一般の人には理解しづらく、不動産関係のスタッフにはかなりの専門性が要求されます。

そのため専門的な知識を有する資格所有者は多くの会社で歓迎されます。

転職の際も即戦力として見られるので有利に働きます。

また、不動産業界だけでなく金融業など他業界でも不動産関係の資格が必要とされているので業界を超えた転職も視野に入れることができます。



ー独立開業が可能

不動産に関する資格を持っていると独立開業をする際に役立ちます。

不動産業界には個人で開業している人も多く存在します。

物件の管理組合と顧問契約を結んだり、個人間の仲介をしたりと組織で仕事をせずとも働くことが可能です。

一つだけでなく複数の資格を持ち専門性を高めることで、よりお客様に求められるようになるのでおすすめです。



ープライベートでも知識を活用

不動産の資格を持つということはつまり多くの専門知識を持つということです。

そうすると自分で家を建てたりするときなどにその知識が役立ちます。

知識のない一般の人であれば適切な判断をすることは難しいですが資格保有者であればそういった心配も少なくなります。


不動産業界で役立つ資格


ここからは具体的にどのような資格が役立つのか紹介していきます。


ー宅地建物取引士 

不動産業界で一番有名と言っても過言ではない資格が「宅地建物取引士」、通称”宅建”です。

不動産業を営む際には事務所に決まった数以上の宅建士を設置する義務があり、重要度は高いです。

不動産の契約をする前に必要な重要事項説明書への記名押印、重要事項の説明は宅建士だけの独占業務なので需要はとても高くおすすめです。


合格率15~17%
目安勉強時間約400時間
独占業務・重要事項説明
・重要事項説明書(35条書面)への記名・押印
・契約書(37条書面)への記名・押印
日程6月 実施告知
7月 申し込み開始
8月 試験会場通知の送付
10月 試験
12月 合格発表
受験資格【受験要件】
特になし
【登録要件】
  • ・宅地建物取引業における2年以上の実務経験
  • ・国土交通大臣の登録を受けた、宅地または建物の取引に関する実務の講習を修了した
  • ・国や地方公共団体や、これらの出資によって設立された法人で、宅地や建物の取得業務または処分業務に通算で2年以上従事していた


費用7,000円
資格の種類国家資格


ー不動産コンサルティング技能士

不動産コンサルティング技能士は不動産業に関するコンサルティングの知識を持つ資格です。

合格率は45%程と高いですが、受験資格が難しく、

・宅地建物取引士 

・不動産鑑定士 

・一級建築士

のそれぞれの業務に従事、もしくは従事しようとする人を対象としています。

受験自体は実務経験を必要としませんが、合格後5年の実務経験が必要となります。


合格率40%台
目安勉強時間約300時間
独占業務特になし
日程8〜9月 試験申込
11月 試験
1月 合格発表
受験資格
  • ・宅地建物取引士資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している、または今後従事しようとする方
  • ・不動産鑑定士で、現に不動産鑑定業に従事している、または今後従事しようとする方
  • ・一級建築士で、現に建築設計業・工事監理業等に従事している、または今後従事しようとする方

費用31,000円
資格の種類民間資格


ーFP(ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーはお客様の資金計画をサポートする資格です。

そのため相続や税金など幅広い知識が必要となります。

金融関係で必須とされている知識ですが、不動産においても住宅ローンなど必要となる場面が多いです。

実務レベルで役立てたいのであれば2級以上を目標にしましょう。


合格率【FP1級】
10%
【FP2級】
40%
【FP3級】
45%
目安勉強時間約600時間150~300時間
80〜150時間
独占業務特になし
日程7月 受験申込
9月 試験
11月 合格発表
試験は年に三回試験は年に三回
受験資格
  • ・2級技能検定合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
  • ・FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
  • ・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者

・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
・3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
・FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者

特になし
費用学科:8,900円
実技:25,000円(きんざい)
   20,000円(日本FP協会)
学科:4,200円
実技:4,500円
学科:3,000円
実技:3,000円
資格の種類国家資格


ー司法書士

司法書士はお客様の財産や権利を法律面で守ることができる資格です。

不動産業でいうと主に不動産登記をする際に力を発揮します。

権利関係はトラブルに発展しやすい部分なのでそこに対応できる司法書士は重宝されます。

その分難易度はかなり高いので受験を検討している方は相当の覚悟が必要となります。


合格率3〜4%
目安勉強時間約3,000時間
独占業務官公署に提出する書類および事実証明・権利義務に関する書類の作成代理
日程4月〜 受験案内・申請書配布
7〜8月 受験申込
9月 筆記試験
12月 筆記試験結果発表
1月 口述試験
2月 最終合格発表
受験資格特になし
費用6,600円
資格の種類国家資格


ー管理業務主任者

管理業務主任者は、マンション管理会社がマンション管理組合に対して指導や重要事項説明を行う時に必要となる国家資格です。

これまではマンションの建設が盛んでしたがそのマンションも老朽化してきており、今は新しく建てるのではなくこれまでのものをいかに管理していくかにシフトしてきています。

そのため不動産業界の管理分野の専門である管理業務主任者は需要が高まってきておりおすすめの資格となっています。

宅建と試験範囲が似ているのも特徴で、宅建を取った後にダブルライセンスとして資格取得を目指す人も多いです。


合格率20%
目安勉強時間300時間
独占業務・管理受託契約前の重要事項説明
・重要事項に関する書面への記名・押印
・管理受託契約にかかる契約書への記名・押印
・管理事務に関する報告
日程9月 受験申込
12月 試験
1月 合格発表
受験資格特になし
費用8,900円
資格の種類国家資格


ーマンション管理士

マンション管理士は管理業務主任者と同じくマンション管理を専門とする資格ですが、立ち位置が異なります。

簡単にいうと、管理業務主任者はマンション管理のマネジメント、マンション管理士は入居者の利益になるようマンション運営のコンサルを行うものです。

入居者のトラブル防止やマンションの維持や補修に関するアドバイスをし、入居環境をよくするのが主な業務です。

マンション管理士は他の資格と比べると受験する年齢層が高く、退職後に資格取得を目指す方が多いですが、需要は高まりつつあり若いうちから受験する人も増え始めています。


合格率8%前後
目安勉強時間500時間
独占業務特になし
日程8月 受験案内・申請書配布
9月 受験申込
11月 試験
1月 合格発表
受験資格特になし
費用9,400円
資格の種類国家資格


ー建築士

建築士は不動産の設計・監修を行う資格です。

新しく建築物を建てる際に専門的な観点からアドバイスすることができます。

特に一級建築士は難易度が高い上にクリアしなければならない受験資格も多く有資格者が少ないので、需要が圧倒的に高いです。

年収1000万を超えるのも夢ではなく、資格取得が難しい分リターンが大きいものとなっています。


合格率【一級建築士】
12%前後
【二級建築士】
20%前後
目安勉強時間1000〜1500時間700〜1000時間
独占業務一級建築士でなければ以下の建築物等の設計・工事監理はできません
・ 学校、病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、集会場、百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500m2を超えるもの
・木造建築物または建築物の部分で、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの
・鉄筋コンクリート造、鉄骨造等の建築物で、延べ面積が300m2、高さが13mまたは軒の高さが9mを超えるもの
・用途・構造にかかわらず、延べ面積が1,000m2を超え、かつ、階数2以上の建築物
以下の建築物を設計工事監理するには少なくとも二級建築士の資格が必要です
・鉄筋コンクリート造、鉄骨造等の建築物で、延べ面積が30m2を超えるもの
・延べ面積が100m2(木造建築物は300m2)を超え、または階数が3以上の建築物
日程4月 受験申込
7月 学科試験
8月 学科合格発表
9月 設計製図の試験
12月 最終合格発表
4月 受験申込
7月 学科試験
8月 学科合格発表
9月 設計製図の試験
12月 最終合格発表
受験資格【受験要件】
・大学で指定科目を卒業
・3年生短大で指定科目を卒業
・2年生短大・高等専門学校で指定科目を卒業
・二級建築士


【登録要件】
・実務2年以上

・実務3年以上

・実務4年以上


・二級建築士として実務4年以上
【受験要件】
・大学・短大・高等専門学校で指定科目を卒業
・高校・中学で指定科目を卒業
・建築に関する学歴なし(実務経験7年)

【登録要件】
・実務経験不要


・実務2年以上

・実務7年以上
費用17,000円
18,500円
資格の種類国家資格


ーインテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターはその名の通り、住宅や店舗、オフィスのインテリアをコーディネートする資格です。

見た目だけでなく、素材や設備などの幅広い知識が必要となります。

流行に敏感でトレンドに興味を持っている人に向いているので、特に女性におすすめの資格となっています。


合格率20%超
目安勉強時間200時間
独占業務特になし
日程7〜8月 受験申込
10月 一次試験
11月 一次試験合格発表
12月 二次試験
2月 最終合格発表
受験資格特になし
費用一般受験:14,850円
一次試験先取りタイプ:11,550円
二次試験(一次免除タイプ):11,550円
資格の種類民間資格


不動産資格おすすめランキング

紹介した不動産に関わる資格をおすすめ順に並べると以下のようになります。

☆☆☆☆☆宅地建物取引士
☆☆☆☆
FP(ファイナンシャルプランナー)
☆☆☆
司法書士
☆☆☆
管理業務主任者
☆☆
建築士
☆☆
マンション管理士
☆☆
インテリアコーディネーター

不動産コンサルティング技能士

やはり宅建士は不動産資格の中ではダントツで需要があります。

そのため不動産業に従事する方に一番最初におすすめしたいのが宅建士です。

また、全体的に業務に従事する人数の多さからかやはり不動産営業で使える資格が人気のためおすすめ度は高いです。

しかし順位の低い資格は保有者が会社に数人いれば良いというものなので人気としては低いですが、需要はありますし、むしろ保有者が少ないからこそ保有者個人のニーズは高まるでしょう。


まとめ

資格を保有することは必要とされるビジネスパーソンになる一番の近道です。

独占業務があるだけでなく専門的な知識を有することで意見に説得力が出ますし、何より資格を持っているのといないのとでは信頼感が違います。

ぜひこの記事を参考に自分に適した資格の取得を目指して欲しいと思います。




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