賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
厚生労働省が発表した「労働経済の分析-労働生産性と雇用・労働問題への対応- (平成27年度版) 」によると、不動産業界のIT資本投入の量は、14業種中最下位です。
不動産業界のIT投資が、他業界に比べて極めて低いのです。
賃貸管理会社にとって入居者対応は重要な業務の一つです。
問い合わせは多岐にわたり、内容によってはすぐに現地へ向かわなければいけない状況も多々あります。
そこで、効率よくすぐに入居者対応をするためには、不動産テックの導入が効果的です。
今回は、この入居者対応に取り入れるべき不動産テックをご紹介します。
賃貸住宅や店舗用の賃貸物件、また売買を扱う不動産業界。
ユーザーが利用するシーンで不動産テックはどのくらい活用されているのでしょうか。
数年前から、不動産業界にもIT・AIを取り入れた業務や接客が勧められてきましたが地方の不動産屋さんでは嫌厭されてきました。
しかし、昨今のコロナ禍が不動産テックの推奨に拍車をかけたのです。
2020年、人と会わない、密を避けるような働き方、暮らし方が不動産業界を動かしました。
とはいっても現状では、店舗に行って賃貸や売買の相談をしたり対面での重要事項説明や郵送での書類のやりとりを必要とするケースがまだまだ多いと言えます。
よって不動産テックによって取引を効率化できる余地がまだ多いと言えるのです。
不動産業界は顧客と接する機会がとても多い業種です。
お部屋探し、店舗探し、お困りごとなど業務は様々ですが長時間待たせてしまったり、現場対応が遅れると、顧客からの不満から更に大きなクレーム、問題へと発展する恐れもあります。
今までのアナログなやり方では、顧客のスピードについていくことさえも不可能になってくるでしょう。
不動産テックを活用することは、ITツールやインターネット、テクノロジーの力によって、不動産売買や賃貸、投資に関わる新しい仕組みを生み出すことになります。
不動産会社と顧客の取引のあり方に変化が生み出されるのです。
不動産テックは、物件情報ポータルサイトといったWEBサービスだけではありません。
一般社団法人日本不動産テック協会が発表した最新の「カオスマップ」に掲載されている情報としては、
・マッチングサービス
・VR、AR
・価格の可視化、査定
・スペースシェアリング
・ローン保証
・IoT
・クラウドファウンディング
・管理業務支援
・仲介業務支援
などの新しい取り組みが含まれます。
そんな不動産テックの中から、今回は直接、顧客満足度に繋がる「管理業務支援」と「仲介業務支援」のツールをご紹介します。
管理業務支援とは、主にPM業務の効率化のための支援サービス、ツールです。
不動産情報や顧客情報の管理・運営を支援するシステムなども含まれています。
この分野はtoBとtoCで大きく様相が異なり、またプレーヤーによって非常に多種多様です。
まだまだ、BtoCのサービスが多く、BtoBのサービスは発展途上中です。
これは、不動産テック企業にBtoB不動産事業に精通した人材が少ないことも原因の一つです。
さらに不動産業界が独特の商習慣等を持っていることから生じるミスマッチが原因です。
この管理業務支援の不動産テックの1つである「crasco ReTech」は弊社が開発したサービスです。
「crasco ReTech」は非効率な不動産業界をITの力で変える、画期的なアプリ・システムです。
マンパワーに頼りがちで、非効率的な従来の不動産業界を変えるべく生み出しました。
提案資料を自動で生成したり、来店アンケートの集計を自動化したりなど、業務効率化を図ります。
現在全6種の商品を自社で開発・導入し、業界全体を良くするため、全国へのリリースを開始しています。
今回はこのサービスの中から不動産テック「ちんたいちょう」について簡単にご紹介させて頂きます。
賃貸管理業務において急ぎで現地へ向かう必要がある案件の場合、どの様な対応をしているでしょうか?
賃貸管理会社の多くは、現場付近にいるスタッフへ対応依頼をすることと思います。
では、案内文の投函も必要になった場合はどうでしょうか?
会社で案内文を作成し、現場へ向かいますよね。
この場合、現場付近にいるスタッフが対応できれば無駄な時間が削減できます。
合わせて顧客対応もスピードアップすることができ、顧客満足度アップに繋がります。
上記の場合に活用するべきなのがGPS(Google Map)と不動産テック「ちんたいちょう」です。
現場へ向かうロスを少なくするため、オンライン上のGPSで、複数のスタッフの現在地の共有を行います。
既に何らかのシステムを使ってスタッフの行動予定管理をしている賃貸管理会社様は多いと思いますが、実際は突発的な案件対応で行動予定通りにいかない事がほとんどです。
そのため当社(株式会社クラスコ)では、Google Mapでスタッフの現在地を共有し、案件対応が必要な時に誰が近くにいるか把握しています。
また同時に役立つ不動産テックが、トラブル対応、サンプル書式(帳票)、不動産用語のノウハウを凝縮したWebマニュアル「ちんたいちょう」です。
サンプル書式は、現地での案内文作成に役立ちます。
現地では一から案内文を作成する時間は無駄ですし、初めて対応する案件でどう案内文を作成すればいいのか悩む時間もありません。
ちんたいちょうにはあらかじめ案件毎でサンプル書式が格納させているので、案件毎に物件名など一部を記入し、車載のプリンターで印刷・配布・掲示を行うだけです。
この不動産テックを導入することで、大幅な時間削減に繋がるのです。
仲介業務支援とは不動産売買・賃貸の仲介業務の支援サービス、ツールです。
賃貸仲介系へのテックの活用が近年増えていますが、賃貸仲介は利益幅が小さく労働集約的なビジネスでもあるため、不動産テックサービスによる業務効率改善に期待が持てる領域です。
これまで仲介業務では、モノとヒトを一元管理しなければいけませんでした。
単純に既存のCRMを適用すれば効率化するというわけではありませんでした。
そこでエクセルと記憶に頼っていたのです。
しかし、この分野の不動産テックサービスによってCRMと物件管理を結びつけることが可能になるのです。
今回追加されたサービスは、不動産会社間の業務を効率化するものが多く、BtoBサービスが増加傾向にあります。
そこで今回は、この分野で弊社が取り組んでいるサービス「#非対面賃貸」をご紹介します。
このサービスでは、お客様のご要望に応じて、ご自宅からでもご来店時と変わらずスタッフに相談しながら非対面でお部屋探しができます。
またIT重説や郵送契約で、来店せずに契約手続きまでサポートすることができます。
※入居時の鍵のお渡しについてはご来店が必要です。
具体的には下記のサービスをご提供しています。
詳しくは、画像からウェブサイトをご覧頂けると幸いです。
▶︎非対面賃貸
現場対応が遅れると、顧客からの不満から更に大きなクレームへと発展する恐れもあります。
逆に、可能な限り早く対応する事で信頼へと繋がります。
不動産テックを活用して無駄な時間を削減することで、顧客満足度を向上しましょう。
ちんたいちょう公式ウェブサイトはこちら
▶︎https://tatsujin.tech/chintaichou/
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