賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業は人の入れ替わりが激しいと言われており、4月に新入社員が入ってくるだけでなく、通年通して中途社員を採用しているところも多いです。
新入社員は当たり前ですが中途においても必ずしも不動産知識があるわけではありません。
そういった知識や経験のない新人をどうやって教育すれば良いのかわからないという人も多いのではないかと思います。
今回は、「賃貸営業」の新人社員の教育法について、よくある疑問に対するQ&A形式でご紹介します。
A.当社クラスコでは、まず新人に「きょういくん」というeラーニングシステムで動画を見てもらい、ある程度の不動産知識をつけることから始まります。
必須の動画を見てもらった後に実践に入り、そこでわからないものについては先輩や上司に聞いて教えてもらうような流れになっています。
基本的にはまず自分で調べたり考えて、それでもわからない部分に関しては他の人に聞くということを徹底させます。
自分で考える癖をつけさせることが重要なのです。
調べればわかりそうなことでも聞く癖がついてしまうと自分で考えなくなりますし、他の人の時間を奪ってしまうことにもなるのでそこは徹底させましょう。
ただし、賃貸営業における契約の仕方など重要なものについては不備があるといけないので、一から細かく教育する必要があります。
A.賃貸営業をする上で必ず覚えなければならない物件名に関しては、何かしらオーナー名や周辺環境・地域の名前がついているのでそれらと関連づけると覚えやすいです。
しかしこれに関しては地道に覚えるしかありません。
優先的にまず店舗管轄の物件を、その次に他の店舗の物件も覚えるようにします。
店舗管轄の物件は当たり前ですが、他の店舗の物件についての問い合わせもあったりしますし、店舗移動になることもあるので覚えておいた方がいいです。
当社では新人で配属になってから2ヶ月間はひたすら物件確認をさせて教育しています。
物件確認をすることで不動産や物件の知識だけでなく、オーナー情報や周辺環境など様々な知識・情報を得ることができます。
A.最近の物件資料は細かく情報が載っているので物件の基本情報に関してはわからないことは少ないと思います。
資料を見てわからないこと、例えば周辺環境や部屋設備の使い方などについて細かく見るように教育しましょう。
実際に現地に行ってみないとわからないことを事前に物件確認しておくことで資料に書かれてないことを聞かれたときでも答えられます。
最初は全部理解するのは難しいのでそういった優先部分から気をつけて見ることで次第に他のことにも気を配ることができる賃貸営業マンになっていきます。
近くのスーパーやコンビニ、駐車場の停めやすさ、駅までの行きやすさなどは基本的に聞かれるので必ず事前に調べておかなければいけません。
A.賃貸営業ではお客様と接する機会がとても多いです。
最初のうちは緊張してしまいミスをしてしまったり慌ててしまうこともしばしばあります。
一番怖いのは間違えた情報をお客様に伝えて後々トラブルに発展してしまうことです。
「わからなければまず調べて確認する」ことは徹底させましょう。
接客中に調べてもお客様も新人と思ってくれているので安心して確認できます。
大切なのは「完璧にこなそうとしない」こと。
まずは、お客様に間違った情報を与えないようにすることを意識しましょう。
新人には上手さを求めていません。
ミスしてもいいですし、接客中に調べてもいいのですが、その分元気さだけは絶やさないように教育・指導しましょう。
A.なぜそれをする必要があるのか理由まで教えましょう。
単純に業務の内容だけでなく、その背景や理由がわかると理解が早まり覚えやすいですし、何かあっても臨機応変に対応できるようになります。
注意や指導をする際も頭ごなしに感情的に怒るのではなく、教育するという意識を持って、背景や理由を伝え冷静に叱ることで成長につながりやすくなりますし、新人の方も不満を感じずに済みます。
A.先ほども述べたように賃貸営業マンはお客様と接する機会が多いので、接遇は基本中の基本となります。
しかし、初めの方はメールの送り方や言葉遣いなどビジネスマンとして基本的な部分が危ういことがあります。
そういった時は先ほども言ったようにすぐに調べることが重要です。
あとは元気があれば大抵のことは多めに見てくれるので、そこは意識するよう教育すると良いでしょう。
A.仕方のないことですが新人社員は初めのうちはできることが少ないです。
そのため、当たり前にできることは自分から率先して行うべきです。
そういったところから仕事を任せられるか、頼れるかがみられるので、まずは自分にできる範囲のことを精一杯することを心がけさせると良いかと思います。
多くを教えるのではなく、周りをみて自分にできることを探させることも新人を教育する上では大切になってきます。
新人社員は入ったばかりで何もわからず不安なことが多いです。
そのため新人を教育、指導する立場になった上司や先輩は責任重大です。
自分たちも一度通った道なのでその経験も踏まえてコミュニケーションをとり、新人が良い賃貸営業マンになれるように教育していきましょう。
お客様や上司との信頼関係は大切ですよね。
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