賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
ユーザーに響く企画のつくり方がわかるマーケティングのトークセッションを第二弾を開催しました。
ゲストは大分県のビルダーで「LIFELABEL」「RE住む」などフランチャイズ事業を展開する、ベツダイの取締役COO/CMO・林 哲平氏です。他ブランドとの積極的なコラボで業界内外からそのマーケティングセンスが注目されています。
シリーズ第二弾となる今回は「オススメの本」についてたっぷり語り合っています。
クラスコ 小村社長
「1440分の使い方」という本です。
去年1年間働いていて、とにかく忙しかったんですよ。
なんでこんなに忙しいのかなって思って、時間の使い方を勉強しようと思ったんです。
時間の本を何十冊も買って読んだ中で一番良かった本が「1440分の使い方」です。
この本は、とにかく結果を出すための時間の使い方というやり方をしていまして、シングルタスクという考え方なんですよ。
人は、同時に2つのことが出来ないんですよ。
絶対に出来ないんですって。
自分は、短時間にいろんな事をやって仕事を進めていたせいで何をしているか分からなくなるんですよ、毎日。
時間だけ過ぎていくような感じだったんですけど、例えば20分間はこれに集中しようと決めて、その間は電話も出ないしメールも返さないというやり方がシングルタスクという考え方なんです。
スケジュールをきちんと決めてその通りに動くと目標が達成出来ますということが書かれています。
「1440分」というのは1日の時間なんです。
1日は1440分なのでこれを肝に命じなさいと・・・(笑)
ベツダイ取締役 林氏
なるほど。
先日、小村社長のFacebookかInstagramでそれを見て、言っていることにはっとしました。
こういうことに気づけるってなかなかないんですよ、特に経営者は。
それをあえて、そういう物の見方をしてこういう思考になりなさいって言っていることはすごい気付きだと思います。
人間ってやっているようでやれていないことの連続だと思うんですけど、まさにそれを提唱されてるんでしょうね。
クラスコ 小村社長
結果を出している人、例えばオリンピックに出ていた人の話もいっぱい入っているんですよ。
全部していることは、シングルタスクを徹底的にやるっていうことだけなんです。
どうしても、いろんな仕事があると忙しいじゃないですか。
忙しくしていると、仕事している感じがして、結局はシングルタスクの切り替えでしかないんですよ。
短時間で切り替えて、切り替えてやっていると疲れるだけなんですよ。
それで、毎日終わって結果が出ないことが続くだけなので、1年間を通して見たら何してたのかなって。
結局、1番大事な仕事をしていないことに気がついて今年は時間をちゃんと使おうと思って、働き方を変えました。
会社のグループチャットからも全部抜けました。(笑)
ベツダイ取締役 林氏
会社激震でしたね、社長辞めるのかなって。(笑)
でも、すごいシンプルなことに気づけることって何周もしないと気づけないですよね。
ベツダイ取締役 林氏
飽き性ですし、僕自身がシングルタスクの仕方をあんまりしたことがないので、余計にはっと気づかされる反面、はあ〜・・って僕は向かないなと思いました。
自分の場合は少し諦めが入るんですよね、向かないなって。
簡単に言うとそこまで多く持つなっていうことですね。
よく、自己啓発本とか沢山あるじゃないですか。
自己啓発っていう言い方が僕は大嫌いで、ほとんど読まないんですけど、たぶんこういう事だと思うんです。
誰に気づかされるかというか、どうやれば気づけるかというものが多いと思うんです。
ベツダイ取締役 林氏
沢山あるんですけど、このコンテンツを見ている方は経営者の方が多いと思うので、今回は本田哲也さんの「戦略PR」という本を紹介します。
PRってどうしてもマーケティング用語で広告用語というふうに思われがちなんで、日本はマーケティングの後進国なんですよ。
僕がいろんなところに出させてもらったりしてマーケティングをお話させてもらっているのも、結構当たり前の経営戦略の話をしているにも関わらず、マーケティングっていう文字があるだけでアレルギーが出ちゃったりとか、「新しいね林君」って言われることがあるんですね。
でも、そうではなくてPRって「パブリックリレーション」という言葉の略称なんですけど、簡単に言うと人間関係を良好にさせるための概ねのことだとか、関係値を築くためにそれを良好にさせるための手法のことを言うんですね。
だから、PRって広告用語でもなんでもないんです。
要は、対人、対物、対市場ってなったときにその戦略を組む際に、組む戦略手法全てがPRが乗ってくることによって、よりその物が円滑に推進力を持って進むのか、それとも良い物を作っても推進力が無いが故に(PRという概念が無いが故に)全く進まないという結果に陥る全てのことを言うんです、PRとは。
パブリックリレーション(PR)という物の中で、僕が大切にしているのは、これも絶対読んでほしいんですけど、USJをV字回復させた森岡毅さんの本なのですが、読んだことある方は多いと思います。
すごく分かりやすいです。
僕が思うに、セミナーをされたりする人の中で1番ややこしいのは、難しいことを言って「何か凄いな」で終わるのは1番ダメ。
僕は、ローIQに発信をして誰にでも「あ、そうなんだ」って納得させて帰って頂くことが第1ミッションにしているんです。
だから、僕はセミナー中は早口で喋らないですし、理解しやすいように喋りのリテラシーを下げながら喋ることが多いです。
戦略PRという本のヒントっていうのが、例えばですけどアメリカってPRの生まれた国と言われているんですが、何故かというと戦後の政治戦略の中で、いかに政治業界を勝ち抜くかの手法がPRの発祥と言われているんです。
アメリカ諸国と日本諸国の違う所っていうのが、ハイテクノロジーとローテクノロジーなんです。
日本は高度成長期の後、ハイテクノロジーで日本国をどんどん回復させていった国なんですね。
アメリカはローテクノロジーなんだけど、いかに競合他社に勝つかというマーケティングを駆使して、PRを駆使して他の海外諸国に勝っていったんですよ。
その違いがあるんです。
今日、僕が細かく言うよりも実際に「戦略PR」を読むことをオススメします。
PRやマーケティングがいかに経営戦略なのかっていうのを理解してほしいです。
だぶん、近い将来、クリエイティブっていう業界も広告から良質なPRの方がより有益だという方向に変わると思います。
今はCtoCと言って、消費者から消費者へ伝えるような面白い事案だったり、いい商品が出ていかないと、全く情報がキャッチされない時代になってきているので、その部分は学ぶべきだと思います。
ベツダイ取締役 林氏
僕は映画マニアなので、オススメは沢山あります。
僕自身も、チームスタッフもそうなんですが、モチベーションを大切にしているんですね。
仕事やプロジェクトの中で1日のモチベーションの持っていき方がすごく大切なんですね、そういう中でいうんだったら、キアヌ・リーブス主演の「リプレイスメント」です。
アメリカンフットボールの映画なんですけど、僕が凄く映画好きだって言ったらみんな、お洒落な映画とか持っくるんでしょって思われるんですけど、真逆なんです。
分かりやすくて、気持ちが躍動して感動したり興奮したりする映画が大好きなんです。
「リプレイスメント」も、がちゃがちゃのチームがまとまっていくっていう凄く分かりやすい映画なんだけど、やっぱり大切なのはチームみんなが今自分たちに何が足りないか、どこを向かなきゃいけないか、どうすればこの試合に対してモチベーションを持っていくかを理解した瞬間だったり、チームのモチベーションが高いと、個々は強いわけじゃないんですけど、チームになると強くなるんですよね。
熱くなるんです、カッコイイわって。
アメフトって試合に出る前に、選手がモチベーションを上げる儀式があるんですよ、円陣組んで。
全員が盛り上がっていて、最後みんながワーって出ていく瞬間なんかは、もう気持ちが上がるんですよ。
クラスコ 小村社長
僕も結構映画は観ますが、どの映画がではなく、どういうふうに観ているかっていうと、例えばアクション映画だと、なんでこんなにドキドキするのかなとか考えたりするのが好きなんです。
法則とかを考えることが好きですね。
後は、スター・ウォーズなどの未来映画っていうんですか、未来は作れないので未来を映画で観ることは好きです。
ベツダイ取締役 林氏
わかりきっている構成なんだけど、このタイミングで面白くさせていくっていう、あおりがあったりとか。
あおりで終わるとかね、「24」はそれだと思います。
そこを観たいんじゃんって毎回なりますね。
普段は、なかなか聞けない話題に楽しいトーク内容でした。
映画好きというところもお二人の共通点ですね。
今回のトークセッションの全容はこちらから視聴いただけます▼
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