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有吉ゼミでも大活躍!【書評】誠不動産の気づかい仕事術!

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有吉ゼミでも大活躍!【書評】誠不動産の気づかい仕事術!
数字ではなくお客様の笑顔を追え!必ず結果はついてくる!
ー本書抜粋
不動産会社で働く皆さんにお勧めする今回の書籍はこちら!


『お客様の笑顔をつくる 気づかい仕事術』/ 鈴木 誠 著


著者プロフィール

鈴木 誠

誠不動産株式会社 代表取締役

完全紹介制という形態をとり、ご縁のあったお客様に心を込めて全力で『住んだ後に幸せになっていただける空間』を提供する仕事人。

その、お客様に対する徹底した気づかいが評判を呼び、紹介は途切れることがなく、年間の物件内見数は日本一を誇る。また芸能関係者からの信頼も厚い。

不動産関係に従事する人々が集まる"関東不動産会"という交流会を主催。同時に『不動産営業の学校』も代表として指導させ、不動産業界発展のために尽力している。


♦ 本書はこのような方におすすめ!

・お客様のために何ができるか真剣に思い悩んでいる方
・自分の営業スタイルに何か足りないと感じている方
・お客様との距離感を掴むコツを学びたい方


ライバルはディズニーランド

このプロローグから始まる本書は、著者の不動産営業にかけるマインドそのものだと感じています。


自分はお客様のために真摯に向き合えているか?

数字を追うだけが営業なのか?

誰のために働いているのか?

感動を与え、お客様に笑顔になってらもらうためには何をするべきか?


営業職は列記としたクリエイターであり、お客様を笑顔に出来る業種だということ。

そんな著者のマインドを感じられる一冊となっています。


是非とも本書を手に取り明日からの営業活動にお役立て頂ければと思います。


♦ 本書の内容

・驚きをサービスにする
・3歩以上はとにかくダッシュ
・夏の暑さなんて関係ない!夏でもネクタイ
・スーツは必須!
・昔はお客様のことを「お金」として見ていた
・実際に行ってみないとわからない
・騙されるお客様を減らす
・徹底的なヒアリングを心がける
・理想のライフスタイルを叶えてあげる
・生活レベルは、慎重に、正確に把握する
ほか


今回は、本書のテーマから「騙されるお客様を減らす」を軸に本書の紹介をさせて頂きたいと思います!

 

<目次>
1 不動産会社に騙されているお客様を減らす
・良い不動産会社より、良い営業マンを目指す
・率先して手間をかける
・マイナス面も伝える
・トラブル時は、どんなことでも連絡を頂く

2 さいごに


不動産会社に騙されているお客様を減らす

引っ越しのシーズンになると、人気の芸能人を起用した賃貸系のCMが多くなります。

それと同時にいわゆる【おとり物件】の数も増え始めますよね・・・?


・おとり物件とは?

実際には募集を行っていない物件をネットに『募集中』で掲載する、あるいは店舗の看板やショウウィンドウに魅力的な『おとり物件』を掲示することで反響に繋げる手法です。


えっ!?もしそれで反響があったらどうするの?って思われる方もいるかもしれませんが、基本的にそういう不動産会社にはルールがあります。


例えば・・・

・管理費が3万するのを募集図面に書き忘れていた・・・
・実は人が亡くなっている。
・ちょうどさっきお申し込みが入りました!などなど

上記のようなトークスクリプトが社内で共有されており、これらの内容をお客様にお伝えし『おとり物件』を諦めさせ別の物件を紹介しているのです。


こんなことをしている不動産会社が未だに多いのが難点で、これでは一向に業界イメージがよくなりませんよね・・・?


しかし著者の鈴木社長は違います。


お客様を騙すような悪いことをしながら儲ける行為は嫌い


この不動産業界の悪いイメージを払拭し、騙されているお客様を一人でも多く減らしたいという誠実さが誠不動産の評判に繋がっているんだなとこの一言で感じることが出来ますよね!


良い不動産会社より、良い営業マンを目指す

親しみやすい営業マンを目指す! 

お客様目線で考えた時に、良いお部屋を探すとしたら"良い不動産会社"より"良い営業マン"を見つけることが一番です。


なぜなら、"良い不動産会社"にも、様々な営業マンがいるため、自分に合った提案をしてくれる営業マンに接客してもらえるかどうかは分からないからです。


それではどうすれば理想的な"良い営業マン"になれるのか・・・?


それは、本書をお読みください!(笑)


ただ一つ言えることは、鈴木社長ならではの拘りやマインドは絶対に参考になること間違いなしです!


率先して手間をかける

お客様の要望に応え、室内写真を撮影!お客様の要望に応え、室内写真を撮影! 

この章で取り上げられているのは、お客様のどんな些細な依頼や相談にも真摯に向き合うといったことです。


例えば、お部屋の採寸。


カーテンレールや洗濯パン、冷蔵庫置き場の幅や高さなど、配置したい家具が収まるかどうか、今から入居をしようと考えているお客様にとっては大変気になる情報で良くご相談を頂く内容ではないでしょうか?


そして、多くの営業マンはこれには対応しないと思います。


しかし、鈴木社長は違います!たとえ深夜の時間帯だろうが採寸を行いに行きます。


"採寸という簡単な作業でお客様に喜んでいただいた方が、お互い気持ちいい"


大事なのはお客様のために行動できているかどうか。


そしてその行動は必ずお客様に伝わる。


会社の規定で出来る・出来ないはあるかもしれませんが、出来る範囲で業務に取り入れてみては如何でしょうか?


マイナス面も伝える

たとえマイナスな事でも"思ったことは正直に伝える"


その誠実さはお客様との信頼関係の構築に繋がります。


多くの営業マンは決めたい物件のためにもプラスな情報ばかりを伝え、マイナス面を伝えるといった事はあまりしません。


これはよくないですよね・・・?


この先、お部屋に住み続けるの営業マンではありません。お客様なのだから、そこは真摯にありのままを伝える様心がけてみては如何でしょうか!


トラブル時は、どんなことでも連絡を頂く

お客様との契約が終了すると、通常、仲介会社の仕事は終了です。


しかし!!!鈴木社長は違います!


”何かあった時には私に連絡をして下さい”


契約終了後もお客様のケアは欠かせません。


管理会社によっては対応がよくなかったり、もめてしまったりすることもあるため、一度自分に連絡をするようお客様にお伝えをしているとのこと。


”物件を紹介した以上は全てはこちらに責任がある”


このマインドこそが『気づかい仕事術』の根幹なのかもしれません。


さいごに

一人一人のお客様と誠実に向き合い、お客様に"笑顔"になってもらう。

そんな鈴木社長のマインドと行動力がギュッと詰まった一冊となっておりますので、これから不動産営業を始めようと思っている方や営業成績が伸び悩んでいる営業マンの方に是非とも読んで頂きたいと思います!





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