ランキングから紐解く、賃貸物件にお勧めの入居設備2019

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賃貸物件において人気設備がついているかいないかで反響率は大きく変わってきます。

不動産会社のホームページやポータルサイトで物件を検索する時、多くの人が設備の有無で条件を絞ります。

そのため、人気の設備を把握し、物件に取り付けていないとそれだけで検索対象外となってしまいます。

今回は賃貸物件にお住まいの方に人気の設備について、2019年10月21日発行の全国賃貸住宅新聞を参考に解説していきます。

ランキングから学ぶ、人気の入居設備はこれだ！2019年版

賃貸物件における人気の設備ランキングについて、2019年10月21日発行の全国賃貸住宅新聞を参考に解説します。

人気設備ランキング 

ー　単身者

単身者に人気の設備について紹介します。

「エントランスのオートロック」や「ホームセキュリティ」の順位が前回よりも上昇しています。

これはSNSやネットニュースの発達で以前よりも犯罪についての情報が入ってくるようになり、単身者は特に危機意識が強くなっているのではと思われます。

「インターネット無料」は4年連続1位となっているので、ついていなければ入居が決まらない必須設備といえます。

入居者からすると、いつまで住むのかわからない賃貸物件でインターネットを契約し、工事をしてもらわなければならない手間を考えると、すでに設備としてついている方が楽です。

もし管理物件でインターネット無料がついていないところがある場合は、オーナーへ提案することを強くオススメします。

そして意外なのが「24時間利用可能ゴミ置き場」が人気設備TOP１０入りしていることです。

単身者でも不規則な生活であったり、出張や旅行などで決まった時間にゴミを出せない人が増えたことでニーズが高まっているものと思われます。

ー　ファミリー向け

ファミリー向けに関して、「インターネット無料」「追い焚き機能」「エントランスのオートロック」の上位3位は人気変動なしです。

これに続く「ホームセキュリティ」も単身者同様人気が上がっており、賃貸物件においても安心安全な暮らしを求めていることが読み取れます。

ファミリー向けにおいても「24時間利用可能ゴミ置き場」が前回は圏外であったにも関わらず8位にランクインしています。

最近は共働きの家庭が増え、決まった時間にゴミを出すことが難しいのが背景となっています。

全体的に単身者向けよりもランキングの変動が少ないので、ファミリー向けの広い間取りの物件に必要な設備はある程度固定されていると思っていいでしょう。

そのため、設備導入についてのオーナー提案は比較的しやすいのではと思います。

人気設備の特徴

単身者、ファミリー両方に人気な設備の特徴として安全性と利便性がポイントとなっています。

セキュリティ関連設備の需要は年々高まっており、ランキングには入っていませんが「オートロック」や「防犯カメラ」、「テレビモニターインターホン」なども人気のセキュリティ設備なので、空室対策にはオススメとなっています。

ほとんどの人がスマホを持っている情報社会の現代においてインターネット（WiFi）はなくてはならないものです。

通信費を考えると月に家賃が数千円高くなっても通信費無料の方がいいと考える方が多く、設備として需要が高くなっています。

「24時間利用可能ゴミ置き場」の人気も、暮らし方の変化に合わせて利便性が重視されている結果でしょう。

これからIoT化、スマートホーム化が進む際も「利便性」というものがポイントとなるので、入居者目線でそこは意識しておく必要があるかと思います。

まとめ

賃貸物件の空室対策をする上でも、人気設備がついているかいないかはとても重要な要素です。

入居者に人気の設備を理解することでオーナー提案もしやすくなります。

ニーズをしっかり理解し、これからの業務にお役立てください。

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