賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
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新型コロナウイルスの感染拡大防止のために緊急事態宣言が発令され、外出自粛・在宅勤務が全国的に広まっています。
学校や幼稚園、保育所等の閉鎖などによりお子様を含む多くの方が外出の自粛を余儀なくされ、通常の生活を送ることが難しい状況です。
5月に入り緊急事態宣言の解除が進みつつありますが、まだまだ外出自粛は続くと思われます。
外出自粛で日々の生活の変化や自由が制限されることにより、皆さま多少なりともストレスが溜まっていることと思います。
その様に在宅時間が増えたことで、全国的に近隣住民との 騒音トラブル が相次いでいます。
そこで今回は、騒音トラブルとその対応についてご紹介します。
騒音トラブルが起こった際、まずは何をすべきかお話します。
そもそも騒音と言っても、同じ音に対して人によって認識の違いがあるため、「生活範囲の音」だと主張する住人と、「騒音」だと感じる住人がいるのが当然です。
明らかな騒音の他に、騒音かどうかの判断の難しいケースもあり、不動産管理会社は管理者として公平な立場で両者の間に入って対応していかなければなりません。
そこでまずは、騒音苦情を受けた場合、クレーム元の入居者様を訪ね、騒音の種類や音が発生する時間帯などの状況を聞くことが必要です。
また騒音クレームでは、騒音を出している本人は音が外に漏れていることに気付いていないことが多いため、まずエントランスに注意勧告文を掲示し、その後居住者全員に騒音に気をつけるよう促し、騒音元にも認識してもらいます。
上記の通り人によって認識の差があり、中には音に過敏すぎる方からの苦情もあるため、騒音トラブルでは、公平な立場で聞き取りをすること、また、全世帯の住人に対して告知することが必要です。
騒音トラブルは放置しておくと周りの住人が退去してしまい、対応を間違えると収益物件の利益の減少に繋がります。
建物に空室が増え、風評被害も起こることで、募集をかけても入居率を上げることが難しくなります。
そうならないように迅速な対応を取るためには、騒音状態を正しく把握することが大切です。
騒音の具体的な内容としては、以下のものが挙げられます。
・飲み会・パーティー・麻雀での大声
・歌・音楽や楽器の演奏による音
・洗濯機や掃除機などの生活音
・子供が走ったり遊んだりする音
・ダンスなどの室内の運動音
・喧嘩などの大声
また、騒音の基準として、日本雑音調査のサイトで表示されている騒音値(単位:デシベル(db))を利用することをおすすめします。
(公式サイト:https://www.skklab.com/standard_value)
このサイトでは一般的な騒音値と騒音の種類がまとめられています。
上図を利用して、環境省は地域ごとに昼間と夜間の騒音レベルの環境基準を設け、さらに都道府県知事が各類型を当てはめる地域を指定します。
昼間(午前6時~午後10時)は50~60デシベル以下、夜間(午後10時〜午前7時)は40~50デシベル以下という基準が定められています。
このような騒音レベルを利用することで、騒音元となっている入居者様に客観的な数字で事実を伝え、具体的な改善策を提案することができます。
いかがでしたか?
新型コロナウイルスの影響で増加し、更には対応が難しい騒音トラブルですが、入居者様に寄り添い、迅速な対応を心がけましょう!
実際に私共の会社でも、新型コロナウイルスの影響を受け、多くの方が在宅されている中で、上下階・隣の部屋の音が気になるといった外出自粛による騒音トラブルの問い合せを多く頂いております。
そこで、弊社では騒音トラブル対策として「緊急事態宣言による外出自粛での生活音への配慮」についてご入居者様に向けた案内文を作成いたしました。
皆様の日々の業務におきまして、少しでもご活用いただけるものとなれば幸いです。
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