賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
今回は経営者の条件ドラッカーの書籍の中で特に参考になる部分を紹介します。
このドラッカーの書籍の中で、非常に参考になる点として、8つの習慣(ルーティン)という章があり、こちらをご紹介したいと思います。
出来る経営者のルーティン1. なされるべきことを考える
出来る経営者のルーティン2. 組織のことを考える
出来る経営者のルーティン3. アクションプランをつくる
出来る経営者のルーティン4. 意思決定を行う
出来る経営者のルーティン5. コミュニケーションを行う
出来る経営者のルーティン6. 機会に焦点を合わせる
出来る経営者のルーティン7. 会議の生産性を上げる
出来る経営者のルーティン8. 私はでなく我々はを考える
まとめ
まず1つ目に身につける習慣は、なされるべきを考えるということです。
何をしたいかではないということが非常に大事であります。
これを考えないといかに有能であろうとも、成果を上げることができないということが書いてあります。
なされるべきことは、ほとんどの場合において常に複数である、しかし成果を上げるには手を広げすぎてはいけないということで、 1つのことに集中することが必要です。
若干の気分転換を必要とするのであれば、
2つのことを行っても良い。しかし3つ以上は、同時にこなせる者はいないということで、多くても2つまでということが大事なポイントです。
できれば、1つに集中して、なされるべきことに集中しなさいということがこちらに記載されています。
次に第2の習慣ですが、第1のものに、劣らず大切な習慣があります。
組織にとって、良いことは何なのかということを考えることであります。
特に、同族企業の場合、人事において特に大事だということです。
同族企業が繁栄するには、同族のうち明らかに同族外のものよりも仕事ぶりが勝るものだけを昇格させるということです。
結局同族だからといって、そのものを昇格させてはならないということが書いてあります。
続いて第3の習慣は、アクションプランをつくるということで、エグゼクティブとは行動するものであり、物事をなすものです。
エグゼクティブにとっては、いかなる知識といえども行動に転嫁しないと全く無用のものになるということです。
しかし、行動の前には、計画しなければならないということで、しっかりアクションプランを作って行動することが大事です。
続いて、第4の習慣である行動する、意思決定するということです。
意思決定するには、 4つのことを決めなければならなく、
・実行の責任者
・日程
・影響をうけるがゆえに決定の内容を理解し納得をする人
・影響を受けなくとも決定の内容を知らされるべき人に知らせるということです。
この4つをしっかり意思決定を行ない実行していくということが大事になります。
続いて、 第5の習慣として、コミュニケーションを行うということで成果を上げるためには、
・アクションプランを理解してもらい、情報ニーズを理解してもらわなければならない。
特に、アクションプランについては、
・上司・部下に示し、意見を聞いておかなければならない。
・同時に自分がいかなる情報を必要としているかという情報ニーズについても理解してもらわなければならない。
しっかり、アクションプランを練って行動するには、コミュニケーションをしっかりして、何を求めているかということを理解することが大事になります。
続いて、第6の習慣ですが、機会に焦点を合わせるということで、問題ではなく機会に焦点を合わせることが重要です。
もちろん問題を放っておくわけにはいかない。隠しておこうというわけではない。
しかし、問題の処理では、それがいかに重大なものをであろうとも成果がもたらされるわけではなく損害を防ぐだけであるということです。
成果は機会から生まれるということでとにかく問題よりも機会に焦点を合わせることが大事であると述べられています。
続いて第7の習慣として、会議の生産性を上げるということで、会議の生産性を上げるというのは非常に大事です。
各社で、必ず会議があるかと思いますが、その会議の運営の仕方で大きく結果が違ってくるということが書いてあります。
・会議の生産性を上げるには、かなりの犠牲を必要とするということで、会議の目的を決め、それを守らなければならない。
・目的を達したときには、ただちに閉会する。
・別の問題を持ち出してはならない。
総括すると、が大事であるということです。
どうしても人が集まると、この機会に議題以外のものをついつい出してしまったり、ダラダラと時間を使ってしまいます。
もしくは、時間を超えてまで、どんどん生産性のない話をしてしまい結果として、誰がいつまでに何をするかという宿題を出さずに、終わってしまうと結局だれも動かなったり、前回は何の会議したんだっけ?という状態になってしまうので、会議の生産性を上げていくことが、非常に大事であるということが、書いてあります。
最後に第8の習慣として、私は、でなく、我々はを、考えるということで、最終責任者は自らにあることを知らなければならないとされています。
最終責任とは、だれとも分担できず、誰とも委譲できないものなので、トップが権威をふるうのは自らのニーズと機会ではなく、組織のニーズと機会を考えるからです。
これは簡単なことのように聞こえますが、そうではなく厳格に守らなければならないことです。
トップは、必ず自分だけのものではく、我々はを考えることを習慣にすることが大事であると書いてあります。
以上が成果を上げるために必要な8つの習慣です。
こちらは、ドラッカーがこれまで65年間コンサルタントをしていて出会ったCEOのほとんどが、いわゆるリーダータイプではない人が多かったのですが、この8つの習慣はしっかり行っていたということで、この8つの習慣を身につけることが経営者として大事なポイントであるということが書いてあります。
ぜひ参考にしていただけたらと思っております。