
賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
「案内まではできるけど、なかなか決まらない」「お客様との会話がぎこちなくて自信がない」
新人営業マンなら、誰しも一度はぶつかる壁です。
先輩のようにうまく話せない、成約に繋がらない日々に焦ってしまうこともあるでしょう。
でも大丈夫。最初から完璧な営業なんていません。
大切なのは、"つまずき"の原因を知り、ひとつずつクリアしていくこと。
今回は、現場でよくある悩みに寄り添いながら、成約に繋がる5つのコツをお届けします。
新人営業としてスタートを切ったばかりの頃、誰もが最初にぶつかるのが「なかなか成約が取れない」という壁です。
毎日一生懸命に訪問や電話を重ね、トークを磨き、提案資料も工夫しているのに、思うような結果に結びつかない――
そんな状況が続くと、「自分には向いていないのでは」と落ち込んでしまうこともあります。
ですが、この壁は営業として成長するうえで、誰もが一度は経験する通過点。
むしろ、最初から順調に成約を重ねる人のほうが少数派です。
努力しているのに成果が出ないときこそ、乗り越えた先に大きな学びがある。
そう考えて、まずは焦らず立ち止まってみることが大切です。
「この近くにコンビニってありますか?」「ネット代は無料ですか?」
お客様からよくあるこのような質問に、うまく答えられなかった経験はありませんか?
新人のうちは知識が浅いのは当然ですし、完璧を求める必要はありません。
でも、お客様が知りたい「最低限の情報」だけは、しっかり押さえておくことが大切です。
というのも、物件や周辺環境に関する知識は、そのまま“安心感”へとつながるからです。
具体的には、以下のような情報は事前に予習しておきましょう。
・最寄り駅やバス停からの距離
・近隣のコンビニやスーパー、飲食店
・ネット環境(無料Wi-Fiの有無や回線の種類)
・初期費用の内訳(敷金・礼金・仲介手数料など)
・ゴミ出しルールや駐車場の有無
これらは、お客様が内見時や契約前に気になる「リアルな生活のイメージ」に直結する情報です。
あらかじめ答えられるように準備しておくだけで、お客様の信頼度はグッと上がります。
もちろん、すべての質問に即答できる必要はありません。
わからないことが出たときは、「確認してすぐご連絡しますね」と素直に伝えましょう。
その姿勢も、丁寧さや誠実さとして伝わります。
日々の物件チェックを習慣にして、自分の中に“引き出し”を増やしていくことが、自信を持って接客するための第一歩です。
知識は、営業力の土台。安心感のある提案ができるよう、一つひとつ積み重ねていきましょう。
「ご希望の条件はありますか?」「家賃の上限はどのくらいですか?」
こんな風に形式的な質問ばかりしていませんか?
もちろん、必要な情報をヒアリングするのは大切ですが、それだけだと会話は広がらず、お客様も心を開きにくいものです。
お部屋探しは、多くの人にとって「生活の基盤を決める大事な選択」。
だからこそ、お客様の“気持ち”に寄り添ったコミュニケーションが信頼構築のカギになります。
例えばこんな聞き方をしてみましょう:
「どうしてこのエリアを選ばれたんですか?」
「今のお住まいで、不便に感じていることはありますか?」
「お仕事のご都合もあると思うんですが、通勤時間ってどれくらいまでなら許容できますか?」
こうした“背景を探る質問”をすることで、お客様も「この人はちゃんと自分のことを考えてくれている」と感じやすくなります。
そして、会話のキャッチボールが生まれ、自然と関係性も深まっていくのです。
ポイントは、「話を聞くこと」に意識を向けること。
話し上手になるよりも、聞き上手になることのほうが、営業では何倍も大切です。
お客様の本音やニーズを引き出すのは、スキルではなく“関心”と“姿勢”。
一つひとつの会話を大切にして、信頼される接客を目指しましょう。
せっかく内見までたどり着いたのに、ただ物件の説明を読み上げるだけで終わっていませんか?
内見は、お客様にとって「ここに住むかもしれない」と実際の生活をイメージする大切な瞬間です。だからこそ、案内する側の対応一つで、お部屋の印象は大きく変わります。
例
「この部屋、南向きで朝の光が気持ちいいですよ。カーテン越しに朝日が入ってくるので、自然に目覚められそうですね」
「このキッチン、コンパクトですけど、動線が良くて料理しやすいと思います」
「玄関からリビングまでの距離感が程よくて、プライベート感がありますよ」
このように、単なる設備説明ではなく、「そこでの暮らしが想像できるような言葉」で伝えることが、心に響く案内につながります。
そして、内見が終わった後の“フォロー”も非常に大事です。
「今日見た中で、どのお部屋が一番印象に残りましたか?」
「もう少し違う条件で探すとしたら、どんなポイントを重視したいですか?」
感想を聞き出すことで、お客様の本音が見えてきます。
次の提案もしやすくなり、成約へのステップをスムーズに進めることができます。
また、小さな気配り、たとえば靴をそろえる、階段を歩くスピードを合わせる、気温に応じて「寒くないですか?」と声をかけるなどこうした配慮も、お客様の安心感につながります。
物件自体はどれも魅力的に見える中で、お客様が最後に迷うのは「誰から決めるか」。
つまり、「良い物件だったから」だけでなく、「あなたから紹介されたから決めた」という理由を持ってもらうことが、営業として選ばれる大きなポイントになります。
そのために大切なのが、“提案に自分らしさをプラスすること”です。
「一人暮らしの方だと、洗濯物が乾きづらくて困ることが多いので、この浴室乾燥機は本当に便利です」
「このお部屋、収納が多くないように見えますが、ベッド下収納を活用すれば十分ですよ」
こういった一言には、経験や観察力、そして“お客様の生活に寄り添う姿勢”がにじみ出ます。
単なる物件スペックの説明とは違い、「この人はちゃんと自分のことを考えて提案してくれている」と感じてもらえるのです。
信頼感や安心感を高めるだけでなく、あなたの印象そのものを強く残します。
「この営業さん、話しやすかったな」「細かいところまで気が利いてたな」と思い出してもらえることが、最終的な成約につながります。
他の誰でもない、“あなたにしかできない提案”。それはちょっとした気づきや言葉選びから始まります。
自分の中にある経験や視点を、自信を持って言葉にしていきましょう。
「そろそろ決めませんか?」とお客様に言うのが怖い——
そんな風に感じる営業さんも多いと思います。
特に新人のうちは、「押し売りに聞こえたらどうしよう」「断られたらどうしよう」と不安になりますよね。
でも、クロージングに必要なのは“押すこと”ではありません。
大切なのは、「決断のきっかけ」をつくることです。
そして、それはちょっとした問いかけでも十分です。
例えばこんな声かけがあります。
「この物件、気に入っていただけたようでしたが、何かご不安な点はありますか?」
「ご条件には合っていると思うのですが、迷われているポイントってありますか?」
「他にも気になるお部屋があれば、比較しながら一緒に整理していきましょうか」
こうした質問は、プレッシャーをかけるのではなく、「お客様の立場に立って、一緒に考えていますよ」というメッセージになります。
その姿勢こそが、お客様の信頼を得るクロージングにつながるのです。
また、迷っているお客様には、決断の整理をサポートするのが効果的です。
“比較・整理の手伝い”が、お客様の気持ちを前向きに導きます。
営業の役割は、「決めさせる人」ではなく、「納得して決められるように支える人」。
信頼関係があれば、お客様は自然と「この人に任せていい」と感じてくれます。
無理に押さず、でも確かに背中を押す、そんなクロージングを意識してみてください。
最初からうまくいかなくて当然です。
最初から完璧にできる人なんていませんし、むしろ失敗から学ぶことの方が、はるかに価値があります。
うまく話せなかった日も、内見で手応えを感じられなかった日も、無駄ではありません。
大切なのは、一件一件の接客を「丁寧に、誠実に」積み重ねていくこと。
その姿勢が、少しずつお客様の信頼を育てていきます。
今回ご紹介した5つのコツも、特別なスキルが必要なわけではありません。
日々の業務の中で、ちょっとした“気づき”や“意識の持ち方”を変えるだけで、結果は自然と変わっていきます。
信頼は必ず“成果”に変わります。
これからも自信を持って、お客様と向き合っていきましょう。
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