
賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
「不動産業界従事者が日本一輝く場所」
今年で7回目となる「ちんたいグランプリ」。
全国の不動産業界の中で最も優れたプロセス・取組みを共有&表彰することで個人の知を業界の知に広げ、業界全体をより良くすることを目的としています。
激動の時代へと変わり、業界を取り巻く環境の変化もさらにスピードを増していく。
そんな時代に立ち向かうべく、日々工夫を凝らし続けるスタッフ達がいます。
日本の不動産業界を変えるアイデアが集結しました。
日本財託管理サービス 井上貴幸
管理戸数の増加、これは経営陣にとって大変喜ばしい話です。
しかし、これに比例して解約件数も増え、管理部門の方は大変な思いをしています。
皆様の会社でも同じような経験があるかと思います。
特に、繁忙期での解約件数は1347件もあり、データ処理が追いつかない状況が続きました。
WEB申請の導入で入居者様の手間は省けたものの、データ入力はしなければならず、社員の負担は増える一方‥この状況をどうにかしなければならない!と「RPA」を導入しました。
RPAとは「Robotic Process Automation」の略語で、パソコンで行っている事務作業を自動化できるソフトウェアロボット技術のことです。
RPAはパソコン上で人が日常的に行っているマウス操作やキーボード入力などの操作手順を記録し、それを高速で正確に実行することができます。
RPAの導入により、不動産管理業務はどれほど効率化されたのでしょうか。
また、退去をビジネスチャンスとした方法とは⁉️
株式会社ファースト・コラボレーション 徳廣睦
レスQセンターという部署は入居者の快適な生活を支援する専門部署です。
レスQセンターには設備の不具合、電気不具合、駐車場トラブル、ゴミドラブルといったお困りごとの相談が日々あります。
今までは問題の対応後に、オーナー様・入居者様に報告し、終了でした。
しかし、不満を持つお客様のうち言ってくるのはわずか4%に過ぎません。
残りの96%は不満を抱えたままなのです。
もっと能動的に動くことはできないのだろうかと考え、入居者様に対してLINEや電話を通じて「お困りごとはありませんか?」と確認の連絡を入れる「フォローコール」をスタートさせました。
フォローコールの導入により入居者様との信頼関係にも変化があらわれたのです。
潜在的なお困りごとの解決につながるフォローコールのメリットとは⁉️
シティハウジング株式会社 富永翔司
当社は創業当時より「人との繋がり」を大切にしてきました。
当社が新たに着目したことは「留学生との繋がり」です。
留学生との繋がりで実現できたことは2つあります。
1つは賃貸顧客の獲得、そして事務業務の改善です。
徳島県の各大学は外国人留学生を増やす施策を積極的に行っています。
しかし、外国人留学生からのお部屋探しの反響はありません。
なぜでしょうか。反響獲得のために行った施策とは--。
また、外国人留学生との繋がりで生まれた効果とは⁉️
株式会社ジェイエーアメニティハウス 須藤基宏
共用部の階段や廊下がコケだらけになっている、外回りは雑草だらけで放置されている物件はありませんか?
入居者に「友達を家に呼びたくないんです。」と言われたことがあります。
玄関を開ければコケだらけ、外は雑草だらけ--。
そもそも、なぜコケだらけなのか。それは散水栓がないからなのです。
私は、職人と共に一から仕組みを作り上げることにしました。
どのように水を確保し、高圧洗浄システムを作り上げることができたのでしょうか。
信頼できる職人さんと共に、ビルメンテナンス業界に革命を起こします!
株式会社日本エイジェント グエンティチュックマイ
歴史的背景や現代政治から親日度が高く、ベトナム人には日本が大好きな方が多いです。
また、ベトナムには日本企業が多く進出しており、身近に感じているベトナム人も多くいます。
しかし、日本でベトナム人がお部屋を借りることは難しいのです。
外国人不可、ベトナム人は不可、敷金が2ヶ月分かかるといった条件があり、いつも頭を抱えます。
なぜ、こんなにもベトナム人は嫌われているのだろう‥多くの要因は国の文化の違いにありました。
【マイの挑戦!】と題しまして、私はベトナム人の印象を変えるために3つの挑戦をしました。
1.ベトナム人の入居トラブルを減らしたい!
2.外国人OKの管理会社を増やしたい!
3.私がベトナム語で重要事項説明をしたい!
果たして【マイの挑戦!】の成果とは‥⁉️
オーナーズエージェント株式会社 太田拓郎
人手不足による企業の倒産は2023年上半期だけで110社、史上最悪のペースで更新中です。
私共の会社でも、2017年は離職率が75%を超えていました。
離職してしまう主な原因は
・明確な指標がないので根性論が横行
・クレーム対応がつらい
・頑張っても評価されない曖昧な評価制度
難しいことも、面倒なことも正直ありますがこのままにするわけにはいきません。
「評価制度を改革しよう」と決めました。
業務をリスト化、フォロー体制の強化、定期的なフィードバック面談、評価項目をポイント化、これらを行った結果、どのように変わったのでしょうか⁉️
落合不動産株式会社 落合健
賃貸仲介で成功するには、まず独自戦略から考えました。
1.独自の集客戦略を考え実行
2.独自の接客戦略を考え実行
3.お客様ターゲットを決める
4.ターゲットに合わせた戦略を考え実行
1つ1つの作戦の具体的な方法とは⁉️信頼関係構築のメソッドとは。
月間反響率110%、年間成約率90%の極意、教えます。
株式会社クラスコ 山本奈々
毎日繰り返し行っている作業はありませんか。
週に一度、月に一度必ず行う業務はありませんか。
確認作業が必要なため、RPA化できないと諦めていませんか。
RPAはルールを指定することでイレギュラー対応が可能になります。
まず、事務作業の多い賃貸管理部に自動化したい作業の案を募集、ロボットとの相性も考えながら、勉強会にも参加し、できそうなものから順番に取り掛かってみることにしました。
1.ライフで請求の水道代の請求日を1日へ変更
2.退去が出た際に敷金をオーナー様の収支から控除する
3.業者から帰ってきた見積もりを登録→発注をかける
4.修繕後の完了登録
5.施工完了後、業者への支払を確定させる
6.保険会社サイトの満期更新管理
7.電気、水道料金の請求日変更、請求書印刷(〇〇アパート)
8.電気、水道料金の請求日変更、請求書印刷(△△アパート)
当初の予定よりも大幅に増え、合計8台のロボットが完成しました。
皆様の会社でも「こんなことが出来るのなら業務にも取り入れられるかもしれない!」と感じていただけると嬉しいです!
個性溢れるプレゼンターが揃いました。
従業員や、職人の声をきちんと取り込み、形にする取り組みが素晴らしいですね。
グランプリは誰の手に渡ったのでしょうか。
「ちんたいグランプリ2023」各プレゼンの詳細は動画にてご覧ください。
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