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いまさら聞けない「不動産テック」【2021年最新】

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いまさら聞けない「不動産テック」【2021年最新】

新型コロナウイルスの影響は長期に渡り、賃貸管理業界にも思わぬ影響があったのではないでしょうか。

非対面での接客、VRを使った物件案内はもはやニューノーマルではなく当たり前の光景になりました。

2021年、更なる成長が期待されているのが不動産テック市場です。

新型コロナウイルスの影響を受け、不動産業界にどのような変化が起きているのでしょうか。


〈目次〉

不動産テックとは
不動産テックを分析した「カオスマップ」
不動産テックを活用する5つのメリット
 ITリテラシーの向上
 双方向性の向上
 業務の効率化
 不動産取引の活性化
 顧客満足度の向上
不動産テックで業務改善|注目テック‼︎
 自動返信の「反響対応と追客」
 非対面でお部屋探しをサポート「非対面賃貸」
 VRで物件を擬似内見「AIプロモーション」
まとめ


不動産テックとは

不動産業界は昔から、機械よりも人の手で業務を進める「労働集約型」のビジネスモデルでした。

ひたすらアポを取ったり、営業をかけたりとITが必要ではありませんでした。

しかし、少子高齢化で人材難が加速しているいま、これまでと同じような業務の進め方では対応しきないのです。

業務の効率化と労働生産性を上げるためのテクノロジー導入は必修条件になります。

このテクノロジーを用いて業務効率化を進めようという動きが不動産テックが広まった背景にあります。

一般社団法人不動産テック協会の定義によると、不動産テックとは、「テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのこと」です。

欧米では、PropTech(プロックテック)という言葉が使用されています。

日本国内では不動産テックを

・ReTech(リテック)・

・Real Estate Tech(リアルエステートテック)

と呼ぶこともあります。

いずれも、不動産×テクノロジーを意味した言葉です。

単にインターネットやITツールを利用するだけではなく、テクノロジーを活用してこれまでの不動産ビジネスを変えようとしているということに焦点が置かれています。

例えば、多くの人にとってなじみ深いのは「SUUMO」や「アットホーム」といった物件探しのポータルサイトです。

不動産や空きスペースをシェアするサービスや、Webプラットホーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス、賃貸管理業務を支援し、業務改善を行うツールも不動産テックの一つです。

ここ2、3年の動きとしては、海外や新興ベンチャー企業を中心に、シェアリングやクラウドファンディング、IoTやVRなど新しいテックが取り沙汰され注目されています。

あまり聴き慣れないIoT(Internet of Things)という言葉は「モノのインターネット」と言われています。

パソコンなどのIT機器だけでなく、道路や衣服、家電など身近にある“もの”をインターネットに接続する事を指します。

例えば遠隔操作でドアの解錠・施錠ができるスマートロックがあります。

後付けもできるこのスマートロックは、賃貸物件にも役立てることができます。

賃貸物件にスマートロックを活用すれば、内見の際のドアの開け閉めに同行する必要がなくなります。

「いつ」「誰が」「どこに」出入りしたかを記録・管理することも可能です。

これはオフィスセキュリティを向上することもでき、勤怠の打刻情報として記録することもできるのです。


このような不動産テックを一覧にした「カオスマップ」を下記で見ていきましょう。


不動産テックを分析した「カオスマップ」

不動産テックカオスマップ第6版不動産テックカオスマップ第6版 

2020年6月15日に最新版である第6版、不動産テックカオスマップが一般社団法人不動産テック協会から発表されました。(2016年初版作成、その後随時更新)


カオスマップの掲載要件は以下の通りです。

・AI(人工知能)、IoT、ブロックチェーン、VR/AR、ロボットなど現時点において先進的なテクノロジーを活用しているビジネスまたはサービス

・一般的なITやビッグデータを活用することで、従来(インターネット普及以前)には無かった新しい価値や顧客体験をつくりだしているビジネスまたはサービス

・一般的なITやビッグデータを活用することで、従来(インターネット普及以前)には無かった新しいビジネスモデルや収益モデルを実現しているビジネスまたはサービス

・一般的なITやビッグデータを活用することで、既存の業界課題の解決や商習慣・慣例を打破しているビジネスまたはサービス

・一般的なITやビッグデータを活用することで、オンラインプラットフォームを実現しているビジネスまたはサービス


そして下記が、日本の不動産テックカオスマップにおける各カテゴリーの定義です。

12のカテゴリーに分類されています。

カテゴリ名
定義
VR・ARVR・ARの機器を活用したサービス、VR・AR化するためのデータ加工に関連したサービス
IoTネットワークに接続される何らかのデバイスで、不動産に設置、内蔵されるもの。また、その機器から得られたデータ等を分析するサービス
スペースシェアリング短期〜中長期で不動産や空きスペースをシェアするサービス、もしくはそのマッチングを行うサービス
リフォーム・リノベーションリフォーム・リノベーションの企画設計施工、Webプラットホーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス
不動産情報物件情報を除く、不動産に関連するデータを提供・分析するサービス
仲介業務支援不動産売買・賃貸の仲介業務の支援サービス、ツール
管理業務支援不動産管理会社等の主にPM業務の効率化のための支援サービス、ツール
ローン・保証不動産取得に関するローン、保証サービスを提供、仲介、比較をしているサービス
クラウドファンディング個人を中心とした複数投資者から、webプラットホームで資金を集め、不動産へ投融資を行う、もしくは不動産事業を目的とした資金需要者と提供者をマッチングさせるサービス
価格可視化・査定様々なデータ等を用いて、不動産価格、賃料の査定、その将来見通しなどを行うサービス、ツール
マッチング物件所有者と利用者、労働力と業務などをマッチングさせるサービス(シェアリング、リフォームリノベーション関連は除くマッチング)
物件情報メディア物件情報を集約して掲載するサービスやプラットフォーム、もしくは不動産に関連するメディア全般


各サービスを紹介した記事はコチラをご覧ください


不動産テックを活用するメリット

ITリテラシーの向上

まず、1つは不動産業界はIT投資が少なく、労働生産性が低いことが挙げられます。

これまでは、人と人との繋がりを重視していた不動産会社や、顔が見える範囲で仕事をしておりITの導入が不必要であった「街の不動産屋」もやっていくことができました。

しかし、昔ながらのやり方にこだわりを持つが故に、最新の技術を拒絶してしまうのです。

現在、あらゆる企業において、パソコン・インターネット・セキュリティといった「IT」と業務の間には密接な関係が築かれています。

ITリテラシーとは、簡単に言えば通信・ネットワーク・セキュリティなど、ITにひも付く要素を理解する能力、操作する能力という意味です。

社員の間でこうした要素への理解が不足していると、業務効率の低下や思わぬ重大なトラブルが招かれるかもしれません。


双方向性の向上

不動産情報の取り扱いにテクノロジーを利用することは、双方向性を向上させるメリットがあります。

日本の不動産情報は、不動産会社が占有しているために、どうしても不透明な点が多くありました。

しかし、現在はインターネットから誰でも物件情報を得ることが可能です。

不動産テックを活用することにより、不動産会社を介さない場合でも賃料や間取りなどの情報は簡単に取得できます。

そのため、より効率的に物件を選ぶことが可能となり、物件情報の透明性も高まります。


業務の効率化

不動産業界、賃貸管理業界でも人手不足は深刻な問題です。

少ない従業員数で店舗を回さなければ行けないのではないでしょうか。

日々の反響対応に追われ、膨大な数の物件登録を行い、追客メール送り、気づけば残業が増えてしまっている店舗が多いのが実情でしょう。

不動産の繁忙期ともなると、その残業時間は倍になる恐れがあります。

不動産テックで、その問題が改善できるのです。

例えば、反響メール・追客メールの自動化や、物件清掃、登録がより簡単になれば業務効率が格段に上がります。

削減できた時間を、接客やオーナーへの対応にあてることもでき、利益率向上をはかることも可能です。


不動産取引の活性化

様々な不動産テックの取り組みは、不動産取引を活性化する動きがあります。

例えば、VR内見により疑似体験してもらうことで、不動産に対する購入意欲を促進したり、リノベーション事業の普及により、中古物件の売れ行きが良くなることもあります。


顧客満足度の向上

例えば、反響メールを不動産テックで自動化することで、簡単な質問をお客様に投げかけ、急いでいるお部屋を決めたいお客様を判断することも可能です。

コロナウイルスの影響で外出が制限される中、遠方のお部屋を内見に行くのは難しいお客様でも、お家にいながら出来る非対面での接客や、VR内見を活用することで制限の壁を越えることができます。

また、重要事項説明をオンライン化することでそのためだけに来店する必要がなくなり、お客様の利便性は上がります。

このように不動産テックには、お客様の満足度を高めるメリットもあります。



不動産テックで業務改善|注目テック‼︎

自動返信の「反響対応と追客」

賃貸管理業務の大部分を占めるのが「反響対応」と「追客」です。

この部分が不動産テックで効率化出来ると、業務の効率化大幅に上がり生産性もアップするのではないでしょうか。

例えば、お客様からの反響メールに自動で返信する、お客様の希望に合う物件を自動で選定して追客メールを送るなどは手間を大きく削減できます。

反響の費用対効果やスタッフの業務をグラフにし見える化したりすることで、手間を削減しつつもより手厚い追客を行うこともできます。


非対面でお部屋探しをサポート「非対面接客」

仲介業務支援の不動産テックは不動産売買・賃貸の仲介業務の支援サービス、ツールです。

賃貸仲介業務への活用が増えていますが、その他にも不動産テックサービスによる業務効率改善に期待が持てる領域です。

この分野で注目されているのが、お客様と対面せずにお部屋探しを行える非対面での接客です。

このサービスでは、お客様のご要望に応じて、ご自宅からでもご来店時と変わらずスタッフに相談しながら非対面でお部屋探しができます。

またIT重説や郵送契約で、来店せずに契約手続きまでサポートすることができます。

※入居時の鍵のお渡しについてはご来店が必要です。


VRで物件を擬似内見「AIプロモーション」

VR・ARの不動産テックはVR・ARの機器を活用したサービスや、VR・AR化するためのデータ加工に関連したサービスです。

VR・ARの不動産テックの中には、VR技術を活用して物件を疑似内見できるシステムや、AR(拡張現実)技術で家具配置や色・材質等のシミュレーションを提供するものもあります。

これらのサービスの中で弊社が導入しているものが「AIプロモーション」「フォトステ」です。

ひと目で分かる通り、鮮明な室内画像によりお部屋の良さを最大限引き出すことができます。

またCGで家具の合成も行うことができるため「住んだ後のイメージが付きやすい」「インテリアの参考になる」とご好評を頂いています。

住む前から暮らしをイメージできるため、お客様の「住みたい気持ち」を高められ、成約率の向上にもつながるサービスだといえます。

\詳しくは画像をクリック/

AIプロモーションAIプロモーション 

フォトステフォトステ 

まとめ

他の業界に比べて、IT化の遅れが指摘されてきた不動産業界。

人と人との信頼が支えている部分も大きいため、今すぐに何もかもを自動化・無人化する、というのは現実的ではないかもしれません。

しかし、全てを拒絶するのではなく、まずはスモールスタートでやってみてはいかがでしょうか。

今後はさらに、大手不動産会社で時代に合った新しい不動産事業が創出されていくでしょう。

年々進化していく不動産業界やその他の業界の動向に注目です。





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