
賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
当社で行っているサブスク革命についてセミナーを開催させていただきました。
今年、コロナショックにより世界全体が打撃を受けており、厳しい時代がやってきております。
そしてこのコロナショックはまだ続くと思われます。
今回は、セミナーの一部を共有させていただきます。
コロナ禍での当社の3つの対策
コロナ禍で生き残る会社とは
サブスクリプションとは
サブスクリプションモデルの重要性
賃貸管理におけるサブスクリプションモデル構築のポイント
ーサブスクリプションで収益化
ーサブスクリプションの顧客サービス
ーサブスクモデル構築後のスタッフの労力
まとめ
まずは、このコロナショックの中での当社の対策についてご紹介します。
①社内向け緊急事態宣言の発令
社員の危機意識が低かったため、まず意識することが大切であるとして、社内に向けて緊急事態宣言を発令しました。
社内向け緊急事態宣言
②飛沫感染防止
飛沫感染を防止するため、接客スペースにビニールでカーテンを作り、スタッフが多い事務スペースには鳥取型オフィスを採用して段ボールで仕切りを作りました。
また、多いところでは60人が同じスペースで仕事をしていたので、オフィスをいくつかに分散させたりできる人にはテレワークをさせたりすることで、スタッフが隣り合わないように配置換えをしました。
飛沫感染防止策
③3密回避
3密を回避するということでテレワークを積極的に行い、テレワークをしているスタッフにテレワーク用の勤怠管理ツールを入れてもらうようにしました。
利用したツールは「F-Chair+」というもので、管理者が部下の仕事を管理できるように5分に1回パソコンの画面のスクリーンショットを撮影してくれます。
テレワーク勤怠管理ツール「F-Chair+」
また、使っている方も多いであろう「zoom」も朝礼・終礼・打合せなどの際に毎日活用しています。
不動産業界では新型コロナウイルスの影響を受け、来店数が減少しました。
よってもちろんのこと、売り上げも減少しています。
そこで、ビジネスモデルを変えていき、強い会社作りをすることが求められております。
強い会社作りをするためには収益性が高く、且つ効率も高い事業を行うことが非常に重要です。
当社では「クラスコンシェルジュ」というサブスクリプション型の入居者会員制度をスタートしており、現在では90%の入居者様に会員となっていただいております。
今ではこのクラスコンシェルジュにおいて、管理業と同じくらいの利益をお客様からいただいている状況です。
クラスコンシェルジュの詳細はこちら
▶︎https://www.crasco.jp/conciergePlus/
そもそもサブスクリプションとは月額でお金をいただく制度ですが、当社では顧客満足を向上させ、サービスを更新し続けることで収益化することだと考えております。
近年、どの分野においても顧客満足が問われる時代になってきています。
そこで会社としては、レビューの評価を重要視して力を入れることが重要です。
最近ではSEOではなくMEO(Map Engine Optimization:マップエンジン最適化)への注目が集まっています。
つまり、現在の会社経営においては、顧客満足の上に成り立つビジネスモデルが主流となっているのです。
サブスクリプションと従来の営業販売を比べてみましょう。
サブスクリプションと営業販売のモデル比較
サブスクリプションモデルでは顧客満足が最も必要とされますが、営業完売モデルでは売る為の営業が最も必要とされてきました。
コストの面でみてみると、営業販売モデルでは営業コストや営業のトレーニングコストが必要でしたが、サブスクリプションモデルにおいては常に顧客満足を更新するためにコストをかけていきます。
不動産業界だけではなく他の分野においても、サブスクリプションの導入が増加しています。
MicrosoftやApple、自動車業界ではTOYOTAもサブスクリプションを導入したサービスを始めています。
サブスクシフトできるかどうかが今後会社が残っていくためのポイントとなってくるのです。
現在当社で行っているサブスクリプションサービスは以下の通りです。
当社で行っているサブスクリプションサービス
当社では入居者会員化を行ったことで、1億円を超える利益を得ることができました。
そして同時にこのサブスクリプションモデルの導入で、このような売上アップだけではなく業務の効率化も実現しました。
当社がサブスク化において考えたポイントは下記の3点です。
以下で詳しくご説明します。
入居者会員「クラスコンシェルジュ」での収益は年間売上1億5千万円となり、管理料と同等の売上を実現しております。
当社では元々付帯商品として2年契約の駆けつけサービスを販売しておりその付帯率は35%でしたが、2013年に月額化し、サービスパッケージとしました。
その結果として、付帯率は53%まで上がり、2015年には売上が175万円にまで増加しました。
少しでも会員に入りたいと思ってくれるお客様を増やすために、2015年にプライム会員(既存サービス+少額短期・保証)、そして2019年にミドル会員(既存サービス+保証)を追加しました。
セット率はそれぞれ79.4%と87.2%となり、多くの方にご利用いただいております。
また、お客様に対してサービス内容や月額支払いのメリットを丁寧に伝えることも意識して行いました。
お客様へ提供しているサービスの向上も行っております。
サービスに入っているコールサービスを委託する会社を変更し、応答率を上げて待ち時間を減らすようにスタッフの意識改革にも取り組みました。
サービスを良くしていくと、それに比例してスタッフのやるべき仕事がどんどん多くなっていくものです。
そこでスタッフの労力を減らすため、初期対応に関するオーナー連絡や業者の手配等をアウトソース先のコールセンターにて実施するよう手配しました。
また、委託会社に自社の管理システムに直接情報を入力してもらうように要請することで、手間の削減を実現しました。
その結果、スタッフの労力を150時間削減することができました。
今後不動産会社が生き残っていくためには、顧客満足を実現する、つまりサブスクリプションモデルの導入が不可欠となってきます。
お客様やオーナー様にとっては費用が増えるだけだと思われがちですが、実際は続けていくことでお得になっていきます。
そこをいかに丁寧に説明するかが鍵となってきます。
お客様・オーナー様にとっても不動産会社にとっても利益を生むサブスクリプションモデルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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