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ブランディングの成功事例-企業認知度93%を叶えた手法とは?

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ブランディングの成功事例-企業認知度93%を叶えた手法とは?


ブランディングの成功事例をご紹介!

ブランディング導入で会社認知度アップブランディング導入で会社認知度アップ 

ロゴマークを見ただけでどんな会社かがすぐわかる。そんな有名な会社のほとんどは、戦略的な「ブランディング」に支えられています。


「ブランディング」とは、会社の名称はもちろん、商品や理念など、その会社が市場においてどのようなポジションに位置しているのかを消費者に認知させるための活動のこと。


どの企業でも「ブランディング」が一般化し、最近では、ロゴデザインやCM、パンフレット、Webサイトなどのトーンを統一することの重要性も広く知れ渡っています。


とはいえ、ただロゴマークを作ることや、デザインを統一するだけでは、正しいブランディングをしたとは言えないのではないでしょうか。


わたしたちクラスコがそう考えるのは、一度ブランディングで思うような成果が得られなかった経験があるからなのです。


今回は創業から今まで、クラスコがどのように企業イメージを変化させてきたのか、そのブランディングの歴史とともに、現在のブランディングによる効果をお伝えします。


<目次>
ブランディングとは?
ブランディングの効果
ブランディングの方法
クラスコのブランディングヒストリー
 Before 創業〜「昔ながらの不動産会社」期
 After 2013年〜「地域での認知度93%!」期
事例から学ぶブランディングの重要性
まとめ


ブランディングとは?

ブランディングとはブランディングとは まずブランドとは、デザインやシンボルマーク、名称など様々な要素が組み合わさって形作られます。


そのブランドを確立させるため、消費者に認知させ、市場でのポジションを明確にするのがブランディングです。


簡単に言うと「〇〇といえばあの会社、あの商品」となるよう消費者の意識に擦り込むのがブランディングの目的となります。


ブランディングの効果

ブランディングの効果は以下の通りです。


・売上アップ、利益の増加に繋がる ・価格競争を回避できる ・優秀な人材を確保できる ・社員のモチベーションがアップする

ブランディングに成功すると集客率が大きく変わります。


その会社の、その商品を消費者は求めるようになるので売上アップ、利益の増加につながります。


また、価格を下げなくても集客できるので無駄な価格競争を回避することができます。


他にも、企業イメージが良くなることで意欲のある優秀な人材を確保できたり、ブランド力のある会社に所属していると言うことで社員のモチベーション向上にも効果を発揮します。


ブランディングの方法

ブランディングをする上ではまず、ブランドコンセプトを構築する必要があります。


ブランド化の背景にある会社の考え方やビジョン、どういったことを伝えたいのかなどを考え、言語化し、それをビジュアル化します。


その後に様々なブランディング手法の中から自社に合ったものを選び、実行します。


一般的なもので言うとCMや看板などが挙げられますが、見やすい自社ホームページを作成したり、伝わる商品コンセプトを考えることもブランディング手法の一つです。


消費者に自社であったり商品のブランドイメージを浸透させられるようなことであれば全てブランディングです。


どういったことを実行するのが自社の認知度アップやイメージアップにつながるのか常に考えることが大事です。


クラスコのブランディングヒストリー

Before 創業〜「昔ながらの不動産会社」期

クラスコの前身である「タカラ不動産株式会社」は、1963年、今(2018年)から55年前に創業しました。


七宝町という町に事務所があったので、そこから一文字を取って「タカラ不動産」。
地元に根ざした不動産会社として、信頼関係を築いていった時期です。


創業からよく使われたのが宝船のロゴマーク。


七宝町からスタートしたという会社の起源を大事にしていたのがわかります。

タカラ不動産株式会社ロゴタカラ不動産株式会社ロゴ 

「タカラ不動産」という名称とこのロゴマークから、古風な老舗感が漂いますが、実は創業時から新しいことにチャレンジしていました。


地域ではじめて車での物件案内や、窓に物件情報を貼るという今では当たり前のスタイルをいち早く取り入れたり、単身者向け食事付きマンションを提供したり、コインランドリー、コインパーキング事業を始めたり…


そんなチャレンジスピリットがありつつも、ブランドイメージとは噛み合わず、認知度もあまり高くなかった時期です。


2000年代に入り、グループ会社も増え、事業も広がったことから、さらなる認知度向上のためにブランディングによりイメージの刷新を図りました。


役員陣で議論を重ねた結果、社名は「タカラ不動産」を引き継ぎながら、ロゴマークやキャッチコピーを一新することとなりました。


「お客様に感動を与えたい」という会社の想いから、「あなたに、うれしい、びっくりを」というキャッチコピーで、ビックリマークが3つ並んだスタイリッシュなロゴマークに。


タカラ不動産株式会社&Life Design Groupロゴ 

コーポレートカラーも清潔感と誠実さが溢れる青色にし、物件看板やロードサイド看板も全て新しくしました。


しかし…なかなか認知度は上がらないまま。


グループ会社もバラバラの名称で統一感がなく、タカラ不動産の事業の一部だということもあまり知られていませんでした。


そんな中、かねてより空室対策のために行なっていたリノベーションで効果が出始め、全国の不動産会社からその手法を求める声が挙がっていました。


これまでの「地方の不動産会社」の枠を超え、全国にノウハウを提供する企業として、まったく新しいブランドイメージが必要になっていきます。


After 2013年〜「地域での認知度93%!」期

そこで、思い切って親しんできた「タカラ不動産」の名前を変え、新社名を考えることになりました。


前回のブランド刷新では、役員陣だけでブランドイメージを考えていたので、外側だけが新しくなり、社内のイメージはほとんど変わらないまま。


これではブランディングとして失敗です。


新しい社名にするにあたり、今度は社員全員が会社の目指すビジョンを話し合い、これからどのようなブランドイメージを創っていく必要があるのかを一人ひとりが考えたのです。


今の会社が持つイメージや、社会に与えられる価値とはなんなのか。 


そして、これから与えていくことができる価値と、それを知ってもらうにはどのような会社のイメージを作ればいいのか。グループディスカッションで意見を出し合っていきました。

ブランディングのための新社名開発ブランディングのための新社名開発 すると、今の会社の持つイメージは?という問いに対し、「真面目」、「中年」、「メガネ」といったキーワードが飛び出したのです。


スタッフですら、会社のチャレンジ精神をほとんど感じていないことがわかります。


その一方で、目指す会社像では、「親しみがある」、「女性的」、「明るい」、「先進的」というキーワードが強く浮かび上がりました。


こうして社員から出たイメージを踏まえながら生まれたのが、現在の社名「クラスコ」なのです。


ブランディングにより生まれた新社名クラスコブランディングにより生まれた新社名クラスコ 「暮らす」と、実験で使う「フラスコ」を組み合わせた造語で、新しいくらしのアイデアを次々と生み出していくという、創業から変わらず根付いているチャレンジ精神が伝わる社名になりました。


ロゴマークも、「あたたかさ」や「親しみ」、「太陽」をイメージさせるオレンジ色に。


グループ会社も全て「クラスコ」を携えた社名になり、ブランドの統一性が図られました。

クラスコグループのブランド統一クラスコグループのブランド統一 

ブランディングアイテム:ラッピングカーブランディングアイテム:ラッピングカー 

ブランディングアイテム:紙袋ブランディングアイテム:紙袋 

ブランディングアイテム:封筒ブランディングアイテム:封筒 

こうして再度CMや看板を全て一新したところ、今度は急激に認知度が向上!


特に、「ク、ク、ク、ク、クラスコ♪」というリズミカルなCMの効果は抜群。


社名変更から1年後には、フジテレビ系列「めざましテレビ」の取材も。


クラスコの認知度を街頭調査していただいたところ、なんと地元の93%の方がクラスコを知っていると答えてくださいました。


さらに、驚いたのは「看板」の効果。


オーナーから「社名変更して看板が増えたね」と声をかけられることが増えました。


ブランディングアイテム:ロードサイド看板ブランディングアイテム:ロードサイド看板 

ブランディングアイテム:看板ブランディングアイテム:看板 しかし、実は看板の数は減っていたんです。


目立つオレンジ色に統一したことで、看板が増えたと思わせることができました。


広告の費用対効果が格段にアップした証拠です。


また、「クラスコ」という業種の隔たりが無い社名にしたことで、事業規模の拡大と先進的な企業イメージが知れ渡り、現在では「常に新しいことに取り組んでいる会社」として全国に名前を知ってもらいつつあります。


その結果、会社のコンセプトや理念も伝わりやすくなり、合同会社説明会、単独会社説明会に参加してくださる方も増加。


人材採用でも大きな効果が得られています。


ブランディング効果による合同企業説明会での人気ブランディング効果による合同企業説明会での人気 

ブランディング効果による単独企業説明会の人気ブランディング効果による単独企業説明会の人気 

 

事例から学ぶブランディングの重要性

これらの失敗と成功から学べるのは、「ブランディングは表面だけ行なっても意味がない」ということ。


次の2つの要素が重要になってくると考えます。


1、ただ社名やロゴを変えるのではなく、「与えられる価値」「ビジョン」が伝わるものにすること


ロゴやデザイン周りをカッコよくするだけでは効果は得られません。


社会において会社が今どのようなポジションに位置しているのか、そしてこれからどのような価値を提供できるのかを考えて、会社のビジョンを形にする必要があります。


土台には常に企業理念があります。


まずは企業理念からしっかり開発していくことが重要です。


2、社員一人ひとりが会社の目指す姿を考え、自分たちに落とし込んでいくこと 


社外だけでなく社内にもブランドイメージを強く定着させなくては、表面上でどれだけ先進的だと謳っても、顧客と対面した時に期待はずれの印象を与えてしまいます。


社員みんなが「わたしたちの会社は…」と同じようにプレゼンテーションできるように、目指す方向を一致させることも大切な「ブランディング」なのです。


関連記事▶︎ブランディング実例からデザインの狙いを解説‼︎


まとめ

本当に効果のある「ブランディング」とは、会社の認知度を上げることはもちろん、組織そのものを強くするものなのではないでしょうか。


クラスコでは、これからもより強い企業を目指して、継続してブランディングを行なってまいります。



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